熊本県人吉市は、熊本市からは南に約70キロで、宮崎県や鹿児島県に接する県境の市だ。市内の高塚山山中で県立高校三年生の荒川真侑子さん（当時17）の遺体が６月７日、発見された。10日、DNA鑑定の結果で確認された。荒川さんは５月中旬から行方不明となていた。荒川さんを殺害したと自供している静岡県浜松市の無職赤石弥容疑者（47）は、別の強制わいせつ容疑で逮捕されていた。
　赤石容疑者は荒川さんとインターネットのコミュニティサイトで知り合った。当初、「出会い系サイト」という報道もあったが、同種のサイトではないとの報道がなされている。毎日新聞や熊本日日新聞は「自殺系サイト」ではないかと伝えてもいるが、どんなサイトだったのかははっきりしない。ただ、悩みの相談相手になっていた。
　報道等によると、赤石容疑者は4月に荒川さんと人吉市内で初めて会った。以後も連絡を取り合っていたことが通信記録から確認された。

　６月１８日の東京都議会本会議の一般質問で、妊娠や出産に関連した東京都のサポートについて塩村あやか都議（みんな）が取り上げている最中に、「早く結婚したほうがいいんじゃないか？」とのヤジが飛んだ。このヤジは「セクハラ発言だ」と指摘があり、声の聞こえた位置から「自民党の都議ではないか？」などと犯人探しがなされている。

　ヤジがあったのは、妊娠や出産を都がどのようにサポートするのか？と、塩村都議が問い質し、「周囲に相談ができる人がいない妊婦さんを支える仕組みはとても重要であり...」と述べた後だった。このほかにも「産めないのかよ」「あいつ不倫してるんだぜ」などがあったとも言われている．塩村都議にとっては初めての一般質問だっただけに、試練ともなった。

　こうした不快なヤジは都議会では常にあったとも言われていますが、今回ほど話題にはならなかった。それだけ都議会が注目されていないとも言えなくもない

　警察庁は6月11日に月別の自殺者数を発表しました。これは警察庁が毎月発表しているものだが、それによると、5月は2255人（男性1563人、女性692人）。今年に入ってから10684人（男性7399人、女性3285人）となりました。単純に一ヶ月の平均を考えると2100人ほど。このペースで行くと2万5000人程度になる。１０万人あたりの自殺者数（自殺率）も２０台を割る可能性も出て来きている。
　警察庁の発表によると、自殺者は５月は2255人。３月の2293人より下回り、4月の2211人より上回った。男女別で考えると、男性の場合は、５月が最も多く1563人。次いで3月が1555人。4月が1493人。1月が1468人。2月は1320人。女性の場合は3月が最も多く738人。次いで4月が718人。５月が692人。1月が596人。2月は541人。男女で5月が多いのか、3月が多いのかで違いがあった。