【三浦宏文　みうら・ひろふみ】長崎市生まれ。東洋大学文学部印度哲学科卒業。同大学院文学研究科仏教学専攻博士後期課程修了。博士（文学）。東洋大学東洋学研究所研究員を経て、現在、桜美林大学オープンカレッジ講師、実践女子短期大学講師、神奈川県立衛生看護専門学校講師。その他、複数の予備校や高校でも講師を務める。専攻分野はインド哲学だが、教育問題や映画、テレビドラマやアニメーション等も考察の範囲に置く。著書に『インド実在論思想の研究-プラシャスタパーダの体系』ノンブル社、『絶対弱者-孤立する若者たち-』長崎出版（渋井哲也との共著）がある。COEという短期プロジェクト
　私が予備校講師になった前後に、大学院重点化による院生の大量生産とCOEと称する短期の資金を利用した暫定的研究機関が乱立した。COEとは、文部科学省の外郭団体である日本学術振興会の特別推進研究のことで、期間は3〜5年程度で1つの研究課題

　スタートダッシュに見事に失敗、まさかまさかの熱い最下位争いを繰り広げている我らが中日ドラゴンズ。しかも相手がケガ人続出の東京ヤクルトスワローズだというのだから情けないことこの上ありません。WBCでの井端フィーバーがまるか遠い昔のことのようです。
　……と、これを書いている間にも、横浜DeNAベイスターズに奪われたブランコに痛恨のサヨナラホームランを打たれてしまいました。恋人をヨソの男に奪われたと思ったら、その恋人が預金をごっそり下ろして持っていってしまったような感覚に陥ります。11年続いたAクラスも風前の灯、これで黄金時代も終焉してしまうのでしょうか……。ちなみに同じ日に阪神タイガースの福留もサヨナラ満塁ホームランを打っています。あれ？　ドラゴンズ打線、絶好調じゃないですか……（錯乱）。
　と、ネガティブなことばかり言っていても仕方ありません。絶不調のドラゴンズにも明るい兆しはあります。そう、獲得した新外国人選手たちの活躍ぶりです！　新外国人全員が（そこそこ）使えるなんて、落合監督時代にもありませんでしたよ！
　

　私が大学生の頃、80年代の後半から90年代の前半、「歌舞伎町は怖い」と思っていた。恋人との夜のデートで歌舞伎町を選択はしなかった。というのも、私の当時のホームグラインド的な遊び場は池袋だったからだ。今にして思えば、池袋が安全だったわけではない。ヤンキーも多かったし、石田衣良氏による小説「池袋ウェストゲートパーク」でもわかるように、カラーギャングが出始めていた頃だった。もちろん、ヤンキーやギャングが多くても必ずしも犯罪が多いわけではない。一般人になにか絡むわけでもない。その意味では、池袋は安全だった印象がある。

　大学生の頃、歌舞伎町に行くのは緊張したものだ。友人がクラブに行こうとなると、身構えていた自分を思い出す。歌舞伎町に行くまでにも誘惑が多く、当時の私としては、はやく歌舞伎町から抜け出して帰りたいと思っていた。それが今では、歌舞伎町のほうが遊んでいる。当時からすれば、まったく違っ

　池袋のデリバリーヘルス店に行くと、受付の男性が複数の店名を示したカードを持っていた。
　「どのお店ですか？」
　６つの名前があり、そのうち４つが熟女、つまりは３０代以上の風俗嬢がいる店だ。残りの２つは２０代が中心だと言う。筆者は熟女店の中でも、「おかあさん」がコンセプトの店を選択した。
　受付に行くと指名ができるが、並んでいる写真を見て見ると、下は３０歳、上は７０歳までいた。７０歳を指名しようとすると、「こちらは人気で予約でいっぱいなんです。もし彼女を指名するとなると、数日前に予約しないとだめです」と言われてしまった。稼働時間を見てみると、午前中だけになっている。サービス提供時間も短く、急な対応ができないのだろう。
　そこで、次に年上の「５９歳」のSさんを選択し、近くのレンタルホテルへ行く。しばらくすると、インターフォンが鳴った。ドアを開けると、女性が立っていたが、見た目は５０代そこそこ