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2015年3月の記事 1件

新宿署痴漢冤罪憤死事件の証人尋問(主尋問)

 2009年12月11日、東西線早稲田駅で大学職員の原田信助さん(当時25)がホームから転落死した。自殺したとみられるが、その一因には前日に新宿署で行われていた痴漢容疑(迷惑防止条例違反)での取り調べが違法であったとして、遺族の母親、尚美さんが東京都を相手取り、損害賠償を求めている裁判(新宿署痴漢冤罪憤死事件)で、証人尋問が行われた。新宿署痴漢冤罪憤死事件の証人尋問 原告原田尚美 被告東京都 H23(ワ13866  裁判長 小海隆則 右陪席 作原れい子 左陪席 村井佳奈 証人:H(当時、新宿駅西口交番勤務) 被告代理人 当日の駅構内での喧嘩があるとどうやって知ったか H 駅員からの訴え。直接、西口交番へやってきて、「喧嘩です。すぐに来てください」。宿利と一緒に現場へ。 代理人 現場に到着すると? H 原田さんは駅員二人に向かい合って、携帯電話を持って「駅員に囲まれている」と。囲まれているのではない。向かい合っていた。女性たちは近くに立っていた。 代理人 誰から事情を聞いた H 駅員から。階段の下で、女性の友人甲に原田さんが馬乗りになっていた。興奮してなかなか離れないので、剥がそうとしていたときに名札を取られた、と。原田さんは「俺は名前を見ようとした」と言っていた。原田さんは興奮をしており、「一方的に暴行を受けた」と。Sと仲裁に入り、抑えた。原田さんは「甲と駅員から暴行を受けた」と。  

渋井哲也の「生きづらさオンライン」

子ども・若者の生きづらさ・自殺・自傷・ネット心中・家出などをメインに取材してきたフリーライター渋井哲也のメールマガジンです。インタビューや事件取材、裁判傍聴を通じて、生きづらさの背景を探ります。テーマは主に子ども・若者たちの生きづらさですが、大人たちの「子ども・若者時代」も関連するものは取り上げて行きます。歌舞伎町やキャバクラの話もしていくつもりです。*ブロマガでは、相談や質問を受け付けています。宛先はメールで。hampen1017@gmail.com 回答はQ&Aなどで答えていきますが、プライバシーの問題や個別性が高いと判断できるときには個別にメールを差し上げます。

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渋井哲也

フリーライター。1969年10月、栃木県生まれ。1998年8月、長野日報社退社。以後フリーに。若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、援助交際、家出、少年犯罪、ネットコミュニケーション、ネット犯罪などを取材しています。2011年3月11日の東日本大震災、それに伴う東京電力・福島第一原発の事故も取材している。

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