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2014年5月の記事 2件

日本精神神経学会がDSM−5の「病名・用語翻訳ガイドライン」を公表

 日本精神神経学会は5月28日記者会見し、アメリカの精神医学会の「精神疾患の診断と統計のためのマニュアル」(DSM)の第5版、DSMー5の「病名・用語翻訳ガイドライン」を公表しました。同学会内が設置した「精神科病名検討委員会」が、関連15学会、委員会の代表者と「日本精神神経学会精神科病名検討連絡会」を組織し、検討を重ねてきました。これにより、「パニック障害」が「パニック症」になるなど、「disorder」が「障害」ではなく、「症」をあてることが多くなる。しかし、過剰診断につながるとの意見もあり、すべてを「症」にすることは見送られました。  「連絡会」は、日本精神神経学会精神科用語検討委員会のほか、日本トラウマティック・ストレス学会、日本睡眠学会、日本うつ病学会、日本精神科診断学会、日本心身医学会、日本児童青年精神医学会、日本不安障害学会、日本老年精神医学会、日本精神神経学会性同一性障害に関する委員会、日本精神神経学会ICD-11委員会、日本アルコール・薬物医学会、日本依存神経精神科学会、日本統合失調症学会、日本摂食障害学会の15団体・委員会で構成されている。  ガイドライン作成に関して考慮したのは、1)患者中心の医療が行なわれる中で、病名・用語はよりわかりやすいもの、患者の理解と納得が得られやすいものであること、2)差別意識や不安感を生まない名称であること、3)国民の病気への認知度を高めやすいものであること、4)直訳がふさわしくない場合には意訳を考え、アルファベット略語はなるべく使わないこと、の4点。  

【東日本大震災】共著ですが、新刊「震災以降」を出しました。

 2011年3月11日の東日本大震災について、21人の執筆者が書いた本です。東日本大震災といっても、津波や原発、液状化など、問題は多岐に渡りますし、地域も東北地方から関東地方まで広範囲にわたっています。地域を限っていたり、問題を限っている本はありますが、一冊にまとめた本は、新聞社のまとめ本以外は、ほとんどありません。その意味では、いったい何が起きていたのかがわかる本になっています。  この本では40本の記事が掲載されています。このうち、私は以下の項目について書いています。  ●第1章 いまも続く大震災を見つめ直す  地域を守る防災センターで起きた悲劇  震災で助かった命が失われていく  ●第3章 暮らしの中で見えた光と影  南相馬で暮らす市民を支えた医師達  儚くも消えた国分町のバブル    ●写真で伝える三年間  表扉  震災の中の子ども達  ●第4章 災害の中で過ごした子ども達  大川小事故検証委員会は検証できない!?  震災遺児としての思いを伝えたい    ●第6章 被災地を風化させないために  東北復興へ向けて待ったなし!  医療費の窓口免除が命を左右する     ●おわりに  避けられない「風化」のなかで  

渋井哲也の「生きづらさオンライン」

子ども・若者の生きづらさ・自殺・自傷・ネット心中・家出などをメインに取材してきたフリーライター渋井哲也のメールマガジンです。インタビューや事件取材、裁判傍聴を通じて、生きづらさの背景を探ります。テーマは主に子ども・若者たちの生きづらさですが、大人たちの「子ども・若者時代」も関連するものは取り上げて行きます。歌舞伎町やキャバクラの話もしていくつもりです。*ブロマガでは、相談や質問を受け付けています。宛先はメールで。hampen1017@gmail.com 回答はQ&Aなどで答えていきますが、プライバシーの問題や個別性が高いと判断できるときには個別にメールを差し上げます。

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渋井哲也

フリーライター。1969年10月、栃木県生まれ。1998年8月、長野日報社退社。以後フリーに。若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、援助交際、家出、少年犯罪、ネットコミュニケーション、ネット犯罪などを取材しています。2011年3月11日の東日本大震災、それに伴う東京電力・福島第一原発の事故も取材している。

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