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2014年1月の記事 3件

「自殺」を読んで、身の回りには「死」が多かったことを思い出した!

 末井昭さんの「自殺」(朝日出版社)をようやく読み始めました。ネットでは随分前から話題になっていたのですが、まとめて読みたいと思い、チェックしていませんでした。母親が、10歳下の隣の家の青年とダイナマイトを使って心中をしたという話が冒頭から書かれています。母親について、または自殺に関することについて、特に自殺念慮を抱いたことのない立場からのものです。  この「自殺」についての書評を書きたいと思ったのですが、私も自殺をテーマに取材する以前の、「自殺」に関心が出たことへの原点のようなものを書きたいと思いました。  私の家は、栃木県北部の那須町にあります。旧国道4号線沿いにあり、那須塩原市(旧黒磯市)側から那須町に入ると最初の交差点のところですが、その交差点を左折して那須高原の方向へ行けば、那須御用邸があったりします。那須御用邸にはよく昭和天皇が通っていました。そのため、昭和天皇が那須へ来ることが多く、そのたびに通行止めになっていたのを記憶しています。  その交差点ですが、実は、交通死亡事故多発地帯です。家からは100メートルも離れていません。今では、新国道4号バイパスが出来ているので、交通量は多くありません。しかし、私が中学の頃まではバイパスがなかったため、昼夜間ともに交通量が多かったのです。そして、当時から高速道路の通行料金を浮かせるために、大型車がよく走っていました。さすがに昼間は交通事故が少なかったのですが、夜間になると、その交差点付近で事故が起きていました。  

渋井哲也の「生きづらさオンライン」

子ども・若者の生きづらさ・自殺・自傷・ネット心中・家出などをメインに取材してきたフリーライター渋井哲也のメールマガジンです。インタビューや事件取材、裁判傍聴を通じて、生きづらさの背景を探ります。テーマは主に子ども・若者たちの生きづらさですが、大人たちの「子ども・若者時代」も関連するものは取り上げて行きます。歌舞伎町やキャバクラの話もしていくつもりです。*ブロマガでは、相談や質問を受け付けています。宛先はメールで。hampen1017@gmail.com 回答はQ&Aなどで答えていきますが、プライバシーの問題や個別性が高いと判断できるときには個別にメールを差し上げます。

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渋井哲也

フリーライター。1969年10月、栃木県生まれ。1998年8月、長野日報社退社。以後フリーに。若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、援助交際、家出、少年犯罪、ネットコミュニケーション、ネット犯罪などを取材しています。2011年3月11日の東日本大震災、それに伴う東京電力・福島第一原発の事故も取材している。

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