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2014年4月の記事 11件

漫画を読むと、漫画を描く練習にもなります

詳細ヘッダー 漫画を読むと、漫画を描く練習にもなります   こんにちは、大井昌和です。 腰から解放されたら風邪を引いて、単行本作業に追われながら原稿して、打ち合わせしてます。それでもいいことはありました。 例のラーメン屋さんが復活しました!きれいな内装に変わり、数ヶ月休んだおかげでラーメンを作るご夫妻の顔色もてかてか。これで自分の不名誉なファイアースターター的な呪いも消えてくれるでしょう。 そんな中、今やってる単行本の作業は、「おくさん」7巻の作業ですが、今さっき終えたところです。今回は、冒頭4pがカラーページになっておりますよ。来月にはもう発売です。その翌月には「オービタリア」3巻、毎月30p描いてると刊行ペースも早い早い。 今回も連続刊行なので、なにかしら連動企画があるようです。新しい担当のW氏も頑張っておりますのでどうぞよろしく。 さて今回は漫画の読み方(?)の話。 クエスチョンマークをつけているのは、相も変わらず、漫画家志望の方などに向けてなので、おすすめの読み方という訳ではないからです。 むしろこんな読み方はおススメしない・・・が、漫画を描くならばしたほうがいい、というお話です。 そこでまずはある漫画のシーンから入っていこうと思います。 羽海野チカ先生の名作「ハチミツとクローバー」。この作品の中でヒロインのはぐ、美大生で絵の天才、が動物園に行ってキリンを見るシーンがあります。 はぐの友達はキリンを「見て」次の場所に行こうとします。ところがはぐはずうっとキリンを見つめています。そしてある瞬間、満足そうに息を吐きます。 そこで友達は理解します。  

アインシュタイン連載開始+タブレットペン換芯(大古p)

こんにちわ、大古Pです。 ついに大井昌和原作の新連載が始まりした! 11日!本日発売のヤングアニマルNo.8にて「アインシュタイン1904」 よろしくお願いいたします! スタジオにも編集部からゲラ刷りが届き、始まったんだなぁという事を実感しております。 第1話のネームは自分も読んだことがなかったのでまっさらな気持ちで純粋に楽しめました。 面白かったです。 大井節と出店節(敬称略)が見事にマッチしている感じがしました。 ビジュアル化するのは大変そうだなと思っていたアインシュタインの思考シーンも見事に描かれていました。 個人的お気に入りのシーンは「○群の○梁する地○なのだ!!」というシーンです。 (注:ネタバレを含むため伏字にしております) なんともすごく懐かしくもあり熱くさせるフレーズでした。 この感覚は一周して今の子達には新しく映るといいですね。 そしてラストの「私の○○○は○○にある!」かっこいいですねぇ~ ウハ(*ノω<*)ハァ 是非みてくださいネ。 さて、今回の大古pはちょっとだけ貧乏絵描きのタメになるワコムのタブレット用の換芯のお話をしようと思います。 たぶん作家だったら知ってたり知り合いがやってたりする人もいるかもしれないと思う既出のネタではありますが図解で説明しようかと思っております。 (注: 現在、過去記事のまとめが掲載されているため記事単体の値段が高めに設定されています。ご購入するかたは注意してください。) 

映画の手法は漫画には使えない10の理由と後、昨日の放送でいただいた質問、「キャラのライン(デフォルメ)について」

 こんにちは、大井昌和です。  あっという間に4月であります。一年の4分の1が既に終了したという悲しい現実。そんななか大井は新連載をはじめたり、ブロマガを頑張ろうとしておりますので、新年度もよろしくお願いいたします!  この記事も毎回漫画に関連した技術論や批評などを語ってきたのですが、一応記事の内容が時勢に合うように考えて書いております。  が、今日の記事は特に時勢とは関連がないように見えます。ですが、実は漫画について語るにおいて大前提の部分の一つになります。  それは、漫画は映画とは違う、という字面では自明に見えることが世間ではそう思われていないという残念な事実があります。  今日はそれについて、わかりやすく箇条書きであげておきます。  あと、昨日の放送でいただいた質問「キャラのライン(デフォルメ)について」書いておきます 映画の手法は漫画には使えない10の理由 1・映画は秒間24フレーム(最近は30も)の絵を鑑賞するものだが、漫画は一コマを数秒間鑑賞する絵である。つまり、漫画の一コマを眺める間に、映画は100近い絵を眺めるのであって、絵に対する概念が全く違うので、絵に持たせる意味性が全く違う。 2・連載漫画のストーリーは終わらない。映画のストーリーは2時間で終わる。ゆえに、ストーリーの使い方が全く違う。  

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大井昌和とスタジオひまわり

大井昌和:現在原作含め連載7本の漫画家。代表作おくさん、ちいちゃんのおしながき。 スタジオひまわり:大井昌和創設の漫画製作事務所。

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