• このエントリーをはてなブックマークに追加

今なら、継続入会で月額会員費が1ヶ月分無料!

  • なぜ、大人は子供にサンタクロースの存在を信じさせたがるのか。

    2017-03-23 23:05
    50pt

    電子書籍の機能を使用するには、記事を購入してください

     植島啓司『君と地球を幸せにする方法』を読み上げた。この本のテーマのひとつは「贈与」の問題で、なかなか面白い論考が展開されている。ぼくはいままでずっと贈与について考えていた。

     宮沢賢治や金子みすずの作品に興味を持ったのも、贈与について考えていたからである。なぜ、贈与について興味を持つのか。それは、人は人に何かを与えることができたとき、最も幸福を感じるのではないかと思うからだ。

     ぼくは幸せになりたい。だから、どうしても贈与の問題を考えないわけにはいかないのだ。思うに、人はひとりではなかなか幸せにはなれない。もちろん孤独を好み、ひとりを愛する人もいないわけではないだろうが、大半の人は生涯ひとりぼっちでだれともコミュニケーションを取れなかったら辛いと思うだろう。

     また、どれほど孤高を好む人にしても、最初からひとりであったわけではない。アドラー心理学について書かれたベストセラーの『嫌われる勇
  • 「オタク」は死んだし、これからその残像も薄れていく。

    2017-03-20 06:56
    50pt

    電子書籍の機能を使用するには、記事を購入してください

     以前にも取り上げたことがありますが、佐々木俊尚さんに『そして、暮らしは共同体になる。』という本があります。これは、ぼくが「暮らし」について考えていたこと(に近いこと)を「まさに!」というような絶妙な表現でまとめあげてくれた一冊です。

     この本のなかでは、「上へ、上へ」とか「外へ、外へ」といった志向性がしだいに「横へ、横へ」といった方向に変わってきていると記されています。

     つまり、わけのわからない上昇志向や反逆志向に捉われることなく、自分と外界を区別せず、都市やコミュニティをうまく活用してオープンでミニマムに暮らしていく、それが現代の理想的な生活だというわけです。

     この考え方は実によくわかります。じっさい、ぼくもそういうふうに暮らしていきたいと考えているからです。

     Phaさんが提唱しているような「もたない幸福」に近いものがありますが、じっさいにまったくお金を稼がないで生きていける人は
  • 『ベイビーステップ』と『灰と幻想のグリムガル』に共通する感性を見た。

    2017-03-17 11:571
    50pt

    電子書籍の機能を使用するには、記事を購入してください

     ペトロニウスさんの最新記事が面白かったので触発されてぼくも何か書いてみようと思います。


    別に書こうと思っているのですがラジオでしゃべったのですが、鶴巻和哉監督の『龍の歯医者』の男の子も女の子も、旧世代の宮崎駿や庵野秀明に比較すると、自意識の在り方が、凄い弱い。というか、「運命を受け入れている状態」であることに疑問を持たないという言い方になるんですが、それを「弱い」というかは微妙なところで、強い目的意識を持つ宮崎駿の主人公に対して、それでいいのか?と疑問を持ち悩み続けてすくんで動けなくなっていくのが、押井守、庵野秀明という後続のクリエイターの系譜なんですが、その後になると、そういった「疑問自体」を持たないで、あっけらかんと世界に対する姿勢を持つようになるんですね。僕は、『フリクリ』とかの話