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家庭教師受講者の声 その2
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家庭教師受講者の声 その2

2015-08-03 12:00

    前回に引き続き、麻雀家庭教師受講者のレポートです。

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    麻雀伝道師 さんが受講を始めたのは2015年4月。
    このIDは2つ目で、前IDは1000回程度打って5段止まりだったという。

    受講後短期間で初6段達成、そのまま一気に7段にまで昇段しました。
    ただの確変?まあ少し話を聞いてみて下さい。




    Q1、受講前の段位と成績を教えて下さい。

    A1、麻雀家庭教師を受講する前、私は5段の特上民でした。厳密に覚えているわけではありませんが、家庭教師を受講する直前の成績はトップ率が約2割5分と低く、それに比べてラス率は2割2分近くもあったと思います。

    1〜4着のバランスが悪く、2着が突出していました。
    このような成績のため、およそ1年間も6段に昇段する気配が皆無でした。

    Q2、受講前に参考にしていたことはありますか?

    A2、麻雀本はいろいろ読みました。
    それらを列挙すると、福地本・小倉本・堀内本・渋川本といったところです。

    他にもネット上に投稿されている動画を参考にしていました。鳳卓民の実況動画を視聴することが多かったですね。私が特によく見ていた動画の配信者は、統計データ重視のいわゆるデジタル派で、最高段位が9段の人でした。

    その人は仕掛けが多く、打点よりも先制テンパイ重視で、リーチや仕掛けに対しては降りることが多かったと記憶しています。私はこの人の打ち方を主に模範としていたのですが、今思うと自分には合ってなかったのかもしれません。

    というのも、本音を言えば速度最優先の打ち方が好きではないので、徹底できていなかったからです。自分の好みと違う打ち方を真似しても大成しないのではないか、と今では思っています。   

    Q3、受講に至った理由は何ですか?

    A3、 麻雀を独学することに対して、限界を感じていました。1年も6段になれないということは、打ち方に欠陥があるはずです。しかし何を改善すればいいか、自分自身では全くわからなかったのです。

    特にトップ率の低さが悩みの種でした。トップ率が上がれば昇段できるはずなのですが、そのための解決策が自分では皆目見当がつきませんでした。

    それゆえ、鳳凰卓で抜群のトップ率を誇る木原さんが受講生を新規に募集したとき、チャンスだと思ってこの話に飛びつきました。

    結果は6段どころか7段にまで昇段できたので、万々歳です。

    Q4、受講後に以前と変えたことは何ですか?

    A4、木原さんから頂戴したアドバイスを愚直に実行しました。アドバイスは大別すると二つあり、一つ目は東場においては打点重視で手牌を組むこと、二つ目はリーチや派手な仕掛けに対して手牌の価値が押すに値するときに降りないことです。

    これらは私の考えになかった、むしろ真逆の戦略でした。というのも当時私が採用していた戦法は、効率重視で手を進め、仕掛けが効く手は打点が安くとも片端から鳴いていく、そしてリーチや派手な仕掛けに対しては即降りる、といったものでしたから。

    180度違う考えを実践するのは最初苦労しましたが、100戦近く打つと次第に慣れ始めました。木原さんのアドバイスを試してみて実感したことは、打点重視で手組をすると自然に押したくなる機会が増えることです。

    押し引きに関しては当然、待ちの良さや通っている筋の本数や点数状況や安牌の枚数も考慮に入れるのですが、それでも押し引きで迷うことは格段に減りました

    ちなみに打点作りに関しては、10枚チンイツドンジャラ理論や2ハン役コンビネーションを実践しています。特にトイトイをやる機会が以前に比べて多くなりました。

    Q5、打ち方を変えるために、どのように工夫しましたか?

    A5、工夫した記憶がありません。とにかくトライ&エラーを繰り返しました。

    押し引きに関して言えば、最初の一ヶ月は全く勝手が掴めませんでした。ですので、麻雀を始めて以来歴代最悪の平均順位をマークし、残り200ptと降段寸前にまで追込まれてしまいました。

    「これは自分の打点と通っている筋の本数を考慮すればもっと押せたか」

    「親リー相手にこの待ちで押すのはさすがにやりすぎだったか」

    「打点は不十分だけれども、安牌が少ないし筋の本数もあまり見えてないのだから、テンパイしている以上ちょっとだけおせばよかったか」

    などと考えながら試行錯誤しているうちに
    何となく押し引きバランスが取れるようになっていきました。

    工夫したことがあるとすれば、めげなかったことでしょうか。
    ちなみに、私は講義内で木原さんに教わったことは記録に残すようにしています

    意味があるのかわかりませんが、何もやらないよりはいいと思っています。  



    自分の好みと違う打ち方を真似しても大成しないのではないか

    という部分には共感できます。昔は当時強い人の打ち方を参考にしていた時期もありました。具体的に言うとsideさん、もう少し最近ですと(≧▽≦)さんですね。

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    結果が出ずに迷走していた鳳南最初の1000半荘の成績がこう。
    鳳南2000半荘

    僕もいろいろ試行錯誤を重ねて今の打ち方に落ち着いたということです。

    仕掛けが効く手は打点が安くとも片端から鳴いていく
    そしてリーチや派手な仕掛けに対しては即降りる


    初心者に麻雀を教えているわけではないのです。たとえば――

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    「リーチを受けてリャンシャンテンなら現物の4pを抜きます」
    そんな教え方はむしろ相手に失礼でしょう?  この場合だと――

    黒ひげ危機一髪、海賊が飛び出したら1万円払い。
    飛び出さなかったら3千円もらえます。あなたは残り何本までナイフを刺しますか?

    という話。残り16本なら喜んで刺しますよね?
    そしてこの手牌の価値、この巡目であればかなり高く見積もって良いと思います。

    最初の一ヶ月は全く勝手が掴めませんでした

    打ち方を変えようとすると、今まで良かった部分も変わってしまう恐れがあります。
    最初は変になってしまっても普通です。それでもトライ&エラーを繰り返し

    工夫とか努力とか、あまり苦にならないタイプの人は伸びるのが早いような気がします。
    「こういう風にしてみたらどうだろうか?ワクワク」楽しんで打つことも大事かと。


    私は講義内で木原さんに教わったことは記録に残すようにしています

    僕は昭和の人間ですので暗記系の勉強はノートに直筆で書いていました。
    試験前の一夜漬けです。何度も何度も書いていると自然に覚えるものなんですよね。

    一部の天才は簡単に記憶できるのでしょうけど、自分は凡人です。凡人の凡人による凡人のための知恵、記録することによって覚えるというのも手段のひとつです。



    あとは勝つことによって得る自信も大事です。長いこと雀荘メンバーをやってきた経験上の話なのですが、突然覚醒するメンバーっているんですよ。そのきっかけというのが

    バカヅキによる勝利

    です。1半荘とか1日とかではないですよ?1ヶ月通して働いて、これだけ給料をもらえたという自信。その自信が成長の糧のなることもあるのです。

    勝てないから苦労しているんじゃねぇか!
    そうですね。じゃあ勝つまでやりましょう!って話です。

    工夫したことがあるとすれば、めげなかったこと――
    バカヅクまでぶん回す覚悟、みなさんにはありますか?

    麻雀家庭教師の新規受講生の募集は10月に予定しています。
    興味が湧いたら一度試してみてはいかがでしょう?



    新企画 特南の歩き方



    昨日の生放送でも紹介しましたが
    配信専用ID ロッソ で特上卓東南戦を打って記事にします。内容は――

    九段坂奮闘記がアドリブ重視の選択の紹介なら
    特南の歩き方はマニュアル重視の選択の紹介です。

    週に1~2半荘打ってじっくり記事にします。
    こちらのほうも乞うご期待ください!

     

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