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家庭教師受講者の声
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家庭教師受講者の声

2015-07-30 12:00

    ※麻雀家庭教師の新受講生募集は10月頃を予定しております。

    今日は趣向を変えてブロマガ会員の方に記事を書いていただきました。
    「何だよ!手抜き更新かよ!」ってそうじゃないですよ(汗)まあ聞いてください。

    麻雀が強くなってきた過程、きっかけは人それぞれあると思うのです。
    今日紹介する
    reo_BBさんは、麻雀家庭教師を熱心に受けてくださった方で――

    「何だよ!営業かよ!」ってそうじゃなくって(汗)まあ聞いてください。

    特上卓で長いこと苦戦してきた
    reo_BBさんだからこそ
    同じように苦戦している人たちにも共感できる部分があるのではないかと

    そう思いまして、ここに紹介させていただきます。



    1.    はじめに

    現役麻雀プロがガチで「天鳳位」を目指すブログマガジン読者の皆様。
    こんにちは、reo_BBと申します。

    木原プロが家庭教師について説明するよりも、受講者がレポートを書いた方が今後の受講者にも分かりやすいという事で、木原プロからレポートの依頼を受けました。

    木原プロの麻雀家庭教師を受講致しましたので、レポートさせて頂きます。
    お付き合いいただければ幸いです。まず、下の表をご覧下さい

     

    1 特南500ごとの成績

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    表1は、7段に昇段するまでの500戦ごとの成績です。

    4~5段エレベーターだった私が、今のままではダメだと思い
    500戦ごとの成績をExcelに入力した成績の推移になります。時系列は

    ・2014  4月 6段昇段
    ・2014  9月 家庭教師受講開始
    ・2015  5月 7段昇段

    となります。約1年間かけて6→7段に昇段しました。
    トップ率、安定段位など複数の項目で改善が見られます。

    現状の成績を変えようとすると、新しい試みを取り入れ成功・失敗体験を経験し
    自分の考えをUpdateしていく事が必要だと思います。

    受講する前と受講後の考え方の変化を中心に書かせて頂きます。


      1.    受講する前

    受講する前の成績は、表15段の列から6段に上がって少し経ったところ。
    雀風は悪い言い方をすれば、現代麻雀の盲信者でした。

    ・テンパイ即リー
    ・役牌は1鳴き、役牌がトイツであればバックで仕掛ける
    ・リーチにはベタオリ
    ・チートイよりトイトイ

    どこかで聞いたことがあるようなフレーズを当たり前として天鳳をしていました。結果として、先手を取れても打点は安い、鳴くので手牌が短くなり放銃率は高い成績となっていました。

     

    2.    受講後 戦術編

    結論から言いますと、自分には天鳳らしいスピードが早く、低打点、鉄壁の守備はあっていませんでした。今気をつけていることは下記の通りです。

    6巡目まではストレートに

    そこそこの配牌だったら、変に字牌を抱えるのではなく、字牌を切って7巡目ぐらいに1シャンテンになるよう真っ直ぐ打ちます。愚形が埋まって良形立直が打てればベストですね。愚形立直でも点棒状況や打点、場況によっては曲げます。

    ・テンションが上がらない配牌のとき

    しかし、いつでも真っ直ぐ打つわけではありません。例えば、配牌でメンゼン進行が厳しく役牌3メンチャンあるときは残します。

    役牌は、アガリ・守備双方の面から残す方がいいと思います。重なれば鳴いてかわし手になりますし、トイツであれば守備力はグッと上がります。

    ※役牌
    3メンチャンとは、自風・場風・白発中などポンして1翻つく牌が3
    種類あるとき

    ノーメンツで3トイツみたいな手牌もテンション上がらないですよね。そんな時は、他家の安牌を抱えつつチートイツ、字牌を抱えて他家の立直が来たらベタオリ安心パック。

    別にチートイツではなくても、字牌を残しスリムに構え上手くテンパイしたときだけ攻めるといった後攻めもできると手組の幅が広がります。

    ・決定打を決める

    1000点、2000点軽く先手でアガったからと言って勝てるといえば麻雀そんな簡単にできてはいません。特に、鳳凰卓は本当にしぶといです。

    また、ラスには厳しく打ってくるので、ラスになってから頑張ってマンガン級をアガろうとしても3人に協力されアガらせてくれません。

    そのため、点棒状況が平たい時から、あるいはちょっとリードの時から勝負手の前倒しをします。感覚としては、チャンス手の時、放銃したら嫌だなと思うのではなく、アガれなかったら嫌だなと思うことです。

    戦術としては、東場は、打点を狙い。南場は、局消化をする。決定打としては、

    ・メンタンピン(赤・ドラ):東場なら鳴いて2000点で終わらせず狙ってみては?

    ・チンイツ:10枚あればいっとこーなー、意外と成功しますよ。

    ・ホンイツ:役牌トイツがあると打点・スピードが上がり成功しやすいです。ホンイツは字牌抱えながら進めるので攻守一体で便利です。

    文字ばっかりだったので例を1

    bbe92adbcc23ae54506e6bf8e71f8c17a17a4e04
    [東3局 西家 28000点持ち トップ目]

    ラス目のモギリー見えていました。ドラを切ってるので愚形?いずれにせよ気に入らなかったのでしょう。ただ自分の手はタンピン三色ドラ赤も見える手。これはアガりたい。

    “自分トップ目、ラス目の立直にはオリ”

    を盲信すれば、オリですが時と場合によります。
    ドラを切ってるモギリーとあらば当分プッシュです。

    2a17b2a8899105b5eb627b29a65309179bff84b2

    これで三色が現実的になってきました。
    8sは安全牌ですが三色に必要な牌。ここは1s→3sと勝負です。

    c5900add017600efab116a26874d2b6a44399192

    5sキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

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    東場は打点を見て、興奮する手牌ならチャレンジしても見合うんじゃないでしょうか。


    1.    受講後 精神面

    戦術に関しては、木原さんのブロマガで毎日紹介されていますので、ここまで。
    ここからは精神面に関して書かせて頂きます。

    ・嫌だなぁと思う牌を切りたくない病

    自分が鳴いて先手を取る雀風をしていたので、他家が鳴き、通ってない牌を持ってくると早めの撤退をしていました。他家の手、鳴きを高く評価しすぎていました。

    しかし、立直は明確な攻撃なのでオリですが
    高いか分からない鳴きに対しては中盤まではラフに切ってみてはどうでしょう。

    もちろん、染め手や役牌ドラ
    3など
    鳴きでもひと目で高いと分かるような鳴きにはオリです。

    ・ラス目でも慌てない

    早くラス目から抜けだそうと見合わない鳴き・押しやマンガン一発でまくろうと手作りをしていました。心理的焦りが原因で、正確な打牌ができていませんでした。

    例えば、南1でラス目なら後3局でまくりに行く。
    そういった心の余裕がありませんでした。

    慌てないようにするためにも、成功体験を通して自信をつけることが大切だと思います。

    ・ラスったら止める

    6段になるといよいよ鳳凰卓が見えてきて早く昇段したくなります。私の場合、鳳凰卓の憧れが強くラスっても気にしない、冷静にと考え段位戦を続けて打っていました。

    しかし、木原さんに牌譜を見ていただくと、ラスった後の牌譜は押し気味になっていることが多いと指摘されました。

    自分では冷静に打っているつもりでも、打牌は
    ptを取り戻そうと押し気味の選択をしていることに気付かされました。

    ラスったらムキにならず、別の趣味でもして時間を置きましょう。

    今期の日常系アニメでなら、のんのんびよりの田舎の風景でも見つつ心を落ち着かせましょう。WORKING!!!のファミレスバイト系日常もボケ・ツッコミが巧みで面白いです。

    がっこうぐらし!・・・。


    2.    計画された偶発性理論

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%88%E7%94%BB%E7%9A%84%E5%81%B6%E7%99%BA%E6%80%A7%E7%90%86%E8%AB%96

    「計画された偶発性理論」という理論をご存知でしょうか。クランボルツ教授が提唱した仕事人生に関する考え方です。麻雀にも似た考え方ができると思うので少し紹介します。

    「個人の仕事人生の8割は、予測しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分の仕事人生を良いものにしていこう。」という考え方です。

    食わず嫌いにならず、あれこれチャレンジしてみる。
    実践を通じて自分に合っているなと思うことは取り入れてみる。

    これは合ってないなと思うものでも
    先入観で判断するのではなく、まずは行動してみてから考える。

    試行錯誤する中で、自分の適正や進むべき方向が見えてくるので
    適正ややりたいことがはっきりしていない若い人には特に有効な考え方です。

    これを実践するために必要な行動指針として、クランボルツ教授は次の五つを掲げています。

    1)「好奇心」 ―― たえず新しい学習の機会を模索し続けること

    2)「持続性」 ―― 失敗に屈せず、努力し続けること

    3)「楽観性」 ―― 実現可能であるポジティブに考えること

    4)「柔軟性」 ―― こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること

    5)「冒険心」 ―― 結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと

    ちょっと難しいですが、オススメの考え方ですのでお時間があるときにでも読んでみて下さい。

    <参照> http://allabout.co.jp/gm/gc/441716/



    ここからは僕の感想をひとつ。家庭教師をやっていると声のトーンで何となく分かることがあります。初めて受講した時の
    reo_BBさんの印象は完全に「半信半疑」

    ああ、これはもう2回目の申し込みは来ないだろうな~。
    と思っていましたが、まさかこんなに長く続けていただけるとは・・・・

    本人の言葉を借りれば受講前
    reo_BBさんの麻雀は「現代麻雀の盲信者」その精度を上げることによって勝つルートもあることはある思うのですが、どうも気になっていたことが

    自分の麻雀にこだわりを持っていた

    そう感じたんですよね。最初の頃は僕の提案に再三反論していましたもの(笑)
    別にこだわりを持つことが悪いことではないのです。ただ少し厳しいことを言いますと

    成果の上がらない人のこだわりは、成果を上げるための妨げにしかならない

    何かを変えようと思ったら、今までやってきた何かを捨てる覚悟も大事ということ。

    食わず嫌いにならず、あれこれチャレンジしてみる。
    実践を通じて自分に合っているなと思うことは取り入れてみる。

    これは合ってないなと思うものでも
    先入観で判断するのではなく、まずは行動してみてから考える。

    その過程で失敗したっていいじゃないですか。現状に不満なら変わってしまう不安や、変えようとして失敗するリスクよりも、変わらずにいるリスクを恐れること。

    6巡目まではストレートに
    ・嫌だなぁと思う牌を切りたくない病

    特にこの2つに関しては、特上で長く苦戦している人に多い傾向ではないかと思います。

    僕もここまで来るのに、きっかけとなる出来事は色々ありました。
    このブログマガジンが皆さんの良いきっかけになれば幸いに思います。




    そんな
    reo_BBさんですが、8月2日三鷹の遊図にゲスト来店するそうです。
    僕も夕方くらいに行こうと思っています。お時間のある方は是非行ってやってください。

     

     



     

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