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記事 84件
  • 阿川佐和子のこの人に会いたい 第1220回 安野光雅〈画家〉

    2018-07-19 05:00  
     御年九十二歳を迎えて、なお創作への情熱を持ち続ける安野さん。十年前に発見された肺がんはなんと生存率五パーセントだった!? 大病を患った中で考えた死生観に加え、安野流・絵の味わい方、楽しみ方もうかがいました。  
  • 夜ふけのなわとび 第1563回 林真理子「銀座の夜」

    2018-07-19 05:00  
     銀座は私にとって、いつまでも敷居の高いところである。あそこに行く時は、衿を正さずにはいられない。必ずよそゆきに着替える……。
     などと書くと、まるで「銀座百点」の依頼原稿のようだ。事実私は、「銀座と私」とかいうタイトルで、何度かこの小冊子に書かせていただいたことがある。
    「銀座百点」は、全国にあまたあるタウン誌の中でも、文句なくトップの地位にある。歴史はもちろん、なにしろ執筆陣がすごい。名作向田邦子さんの「父の詫び状」、池波正太郎先生の「銀座日記」も、連載はこの雑誌である。 
  • 伊集院静の「悩むが花」 第363回「そんなにAIのことを心配する必要はないよ」

    2018-07-19 05:00  
    Q 男、四十にもなって大人気ない悩みなのですが、夫婦喧嘩に一度、勝ちたいのです。いつも喧嘩になると、こちらに理があるはずなのに長期戦に持ち込まれ、仕事に専念するためには家庭が平和でなければと思い、こちらから謝るか、折れてしまいます。でも、いつも負けてばかりでは、くやしいのです。一度でいいから妻をギャフンと言わせる方法はないでしょうか。(43歳・男・会社員) 
  • ツチヤの口車 第1056回 土屋賢二「モーゼの苦悩」

    2018-07-19 05:00  
     最近、旅行するときは妻と弟をお供に引きつれている。ちょうど桃太郎がサル、キジ、犬を従え、サメがコバンザメを随伴させ、ブタがインフルエンザ・ウイルスを宿しているように。
     妻と弟は有名な史跡にも荘厳な神社にも関心がない。トランプをするのが彼らの旅行の目的だ。わたし一人ならもっと格調高く、過去に思いを馳せ、人類の行く末に思索をめぐらせる旅行になるところだが、あいにく一人旅は嫌いだ。なぜ嫌いかというと、一人だとトランプができないからだ。 
  • いまなんつった? 第497回 宮藤官九郎「パンクは死んだ?」

    2018-07-19 05:00  
     48歳になった記念に、というのも変ですが、初めて自身のバンド、グループ魂のミュージックビデオを監督しました。
    『もうすっかりNO Future!』
     7年振り(!)のシングルはパンクの高齢化という深刻な社会問題に切り込んだ問題作です。
    「パンクは死んだ? いやいや、パンクの前に俺が死んじゃうよ!」 
  • 近田春夫の考えるヒット 第1056回 「大ベテランのゴスペラーズ その攻めの姿勢は頼もしき哉」

    2018-07-19 05:00  
     自分の聴いている新譜の範囲など高が知れているとは思うが、洋の東西を問わず、和声を魅力の中心に据えた、俗にいう“コーラスもの”が、昔ほどリリースされていないのはたしかだろう。
     そういえば、いっときお茶の間のTVでよく見かけたアカペラの人たちも、みんな何処へ行ってしまったのか……。 
  • 人生エロエロ 第296回 みうらじゅん「昭和のエロはセピア色」

    2018-07-19 05:00  
     人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
     明治・大正・昭和を生き抜いたタバコ屋の婆さん。
     店を娘に任せて朝一からパチンコ屋通い。両切りのショートピースを口に咥(くわ)え、パチンコ打つ手に力が入る。「本当、元気だね、あのバァさん。本当は死んでんだけどすっかり忘れてんじゃないの?(笑)」
     などと流石に三つの年号を股に掛けると天然記念物扱いを受けたものだ。 
  • 川柳のらりくらり 第716回 選・柳家喬太郎 お題「海の家」

    2018-07-19 05:00  
     夏ですなぁ。海の季節ですなぁ。海なんか何年も行ってないなぁ。縁がないなぁ。海の家もだなぁ。なんでこんなお題出しちゃったんだろ。魔が差したんだなぁ。
     皆さん、この夏はどのように過ごされますか。もう計画は立てられましたか。
     あたしゃ寄席です。七月中席は池袋演芸場で夜の部のトリ。七月下席は昼の部で、浅草演芸ホールの十四時半の出番から、鈴本演芸場の昼トリ。八月中席は鈴本から浅草、夜の部の掛け持ちです。あ、そうだ。ウルトラマンフェスティバルもいかなきゃ。夏だからね、少しは楽しまないとね。
     では今週も、のらりくらりと。 
  • 町山智浩の言霊USA 第440回 「Pore over(じっくり読む、調査する)」

    2018-07-19 05:00  
     6月28日午後2時過ぎ、首都ワシントンから東に車で50分ほど走った海沿いの街アナポリスのローカル新聞社キャピタル・ガゼットのガラス製ドアが散弾銃で撃ち破られた。長髪にあごひげを伸ばした男が入ってきて、ポンプ式ショットガンで記者を次々に撃ち始めた。裏口はあらかじめ外側からバリケードで塞がれていた。記者たちは机の下に隠れて震えた。
     撃ち殺された5人のうち、レベッカ・スミスさん(34歳)は転職してから1年目だったが、彼女以外はベテランで、銃撃犯を知っていた。彼は6年以上、キャピタル・ガゼットを憎み続けてきた男だったから。 
  • ヘンキョウ探検家 高野秀行のヘンな食べもの 第96回 「時空を超える幻覚剤ヤヘイ」

    2018-07-19 05:00  
     南米のアマゾンにヤヘイ(またの名をアヤウアスカ)と呼ばれる幻覚ドリンクがある。先住民の呪術師が用い、これを飲むと、何十キロも離れた人とテレパシーで交信したり、未来を見ることも可能だとされる。