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記事 5件
  • 人生エロエロ 第264回 みうらじゅん「燃え尽きたドラゴン」

    2017-11-16 05:00  
     人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
    “英雄色を好む”と聞いても今ひとつ、ピンとこなかった中学生時代、映画『燃えよドラゴン』('73)が劇場公開された。主演はブルース・リーという東洋人だと当時、購読してた映画雑誌の小さな記事に載っていた。
     モテる要素のカケラもなかった僕は毎週、日曜日になるとオカンの「あんた、デートとかないんかいな」という辛いセリフを聞きたくないために早朝から映画館に避難していた。そのせいもあって、映画のジャンルは問うことなく観る癖がついたのだが、初見のカンフー映画には少し戸惑いがあった。 
  • 人生エロエロ 第263回 みうらじゅん「飛び出すマイ・エロシアター」

    2017-11-09 05:00  
     人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
    「VRってあるじゃないですか? アイマスクみたいな機械を付けてエロ動画見るやつ」
    「噂には聞いてるけどスゴイんだって?」
    「やってみたくないですか?」
    「そりゃ、やってみたいけど、なかなか手を出す勇気がなくて」
    「ですよね、だから雑誌企画ということで試してみるってのはどうです?」
    「いいね。それなら取材という大義名分も立つしね」 
  • 人生エロエロ 第262回 みうらじゅん「お別れシミュレーション」

    2017-11-01 05:00  
     人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
     愛してるから勃つわけではなく、勃つから愛してると思っていたわけである。
     僕は彼女の部屋にいて、如何にこれから別れ話を切り出そうかと考えていた。
     最後になるだろうエッチは不発。途中、中折れし始めたこちらも悪いが、気が付いた時にはすっかり寝入ってしまってた君。よほど疲れていたとみえイビキもハンパじゃない。 
  • 《ブーム白熱!「松本清張の世界」》船越英一郎×みうらじゅん 「男と女──地獄のサスペンス」

    2017-10-26 05:00  
    船越 僕は三十年以上サスペンスを生業とさせていただいているんですけど、最初に二時間ドラマに出演したのが松本清張先生の『歯止め』(83年・日本テレビ)だったんです。それが二時間ドラマの筆おろしでした。 みうら 清張筆おろし(笑)。どの作品で筆おろしするかが重要ですもんね。 船越 サスペンスの中でも清張作品をやれるのが、俳優にとってどれだけ幸せなことか。清張作品との出会いは財産であり、宝物だという気がします。 みうら 松本清張の原作ドラマや映画はやっぱ大人っぽくて濃い顔の俳優さんじゃないとグッとこないですよね。だから、船越さんにはどんどん出ていただきたい。役柄の年齢は気にしないで、ぜひ『内海の輪』や『影の車』の主人公を船越さんに演じてほしいです。  
  • 人生エロエロ 第261回 みうらじゅん「人妻ブーム到来」

    2017-10-19 05:00  
     人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
     遅ればせながら最近、“人妻”という単語にグッとくるようになった。これはどうしたことか? と考えるに、長い間、自分と身のまわりにしか興味が無かった僕に、他人様のものまでようやく目が行き届く余裕ってものが出てきたということではないか。