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photo by 本の話WEB
作家・村上春樹氏の新作書き下ろし長編小説『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)が4月12日に発売となりました。3年ぶりの長編発表に事前予約が殺到し、累計50万部を発行することに決定したそうです。東京都内の深夜営業の書店では12日の午前0時に発売する店舗もあったそうで、世間の期待の高さが伺えますね。
村上氏は1979年に『風の歌を聴け』(講談社)で作家デビューしました。1987年に『ノルウェイの森』(講談社)がベストセラーとなり、国民的作家と称されるように。小説だけでなく翻訳やエッセイなども執筆、精力的な活動を続けてきました。
村上氏は心理学者で文化庁長官も務めた河合隼雄氏と親交を結び、過去には『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』(新潮社)という共著を出版したことも。そして今年「河合隼雄物語賞・学芸賞」が創設されるのを記念し、村上氏の公開インタビューが開催されることとなりました。
「魂を観る、魂を書く」と題したこの公開インタビューの聞き手はエッセイストの湯川豊氏。村上氏が公の場で話をするのは珍しく、公開インタビューは初めてということなので、ファンの方は必見・必聴ですね。
京都大学百周年記念ホールにて、5月6日の午後3時より。入場料1000円ですが、申し込みはイープラスのサイトで、4月8日正午~15日の受付となります。応募者多数の場合は抽選とのこと。ノーベル賞に最も近いとされる村上氏の貴重なお話を聞けるまたとないチャンスですので、チケットの応募期日をお見逃しなく。
[一般財団法人河合隼雄財団プレス・リリース(PDF)、イープラス抽選受付]
(文/六島京)
RSSブログ情報:http://www.cafeglobe.com/2013/04/029110murakamiharuki.html