ニャンとも言えない一二三伝説 vol.5
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目次 2012.12.16
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・神武以来の天才
・一分将棋の神様
・不適切だと感じる重戦車
・ひふみんは愛着の証
今回は異名について語っていきます。
私には数多くのニックネームがついておりますが、
気に入っているものもあれば微妙なものもあります。
順に紹介していきましょう。
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神武以来の天才
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私は14歳のとき史上最年少プロとしてデビューし、
弱冠20歳で名人戦の挑戦者になりました。
当時は若くして活躍する棋士が珍しかったので、
そう呼ばれるようになったのでしょう。
その名人戦では大山康晴名人に1勝4敗で負けたのですが、
大山先生からうれしい言葉を聞きました。
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ひふみんはさすがにくだけ過ぎた愛称ですね!
私は祖父の蔵書であった「やさしい将棋入門・九段加藤一二三」という本を教書にして将棋を始めたので加藤先生といえばその本の後書きに作家の山口瞳先生が書かれている「神武以来の天才」というフレーズで覚え込んでいます。
その解説に加藤先生は大山康晴時代後の不調時における常に明るさを失わず、精一杯戦っていた真摯敢闘ぶりにこそ素晴らしさがあった(無論そのスランプを克服し中原名人を倒して戴冠する加藤先生は凄いのですが)。
という一文があり、これこそ加藤先生の人柄・棋風を表すエピソードだと思っております。
今後も頑張って下さい。