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【時事メルマガ(99)】 「アメリカで起きている『正義の革命』」 「日米で劇的に進行する最終戦争」 「ドナルド・トランプと高市早苗」 発行者:山口敬之(ジャーナリスト) 2024/08/27
2024-08-27 15:15【時事メルマガ(99)】
「アメリカで起きている『正義の革命』」
「日米で劇的に進行する最終戦争」
「ドナルド・トランプと高市早苗」
日本の総裁選と同時進行で行われているアメリカ大統領選挙はその本質においてもよく似ている部分があります。
それは従来の「秩序」によって巨大な利益を得ていた邪悪な勢力と、彼らから真っ当な政治を取り戻そうとする勢力の最終戦争という意味においてです。
⭕️ロバート・ケネディJrという異端児
正義の革命の第一歩を刻んだのが、ロバート・ケネディ・ジュニアです。
本名がRobert Francis Kennedy Jr.(ロバート・フランシス・ケネディ・ジュニア)なので、アメリカではRFKとかRFKジュニア、あるいはファーストネーム・ロバートの愛称「ボビー」と呼ばれる事も多いです。
▲「ボビー」RFK Jr.
日本の大手メディアの紹介文は決まりきっていて、「 -
【政局メルマガ(117)】 「麻生は『全面的に河野太郎をやる』とは言っていない」 「総裁選を支配する『麻生太郎の沈黙』」 2024/08/26
2024-08-26 22:12【政局メルマガ(117)】
「麻生は『全面的に河野太郎をやる』とは言っていない」
「総裁選を支配する『麻生太郎の沈黙』」
⭕️河野太郎の出馬表明で皆が見落としている事
予想していた通り、河野太郎が先ほど出馬表明しました。
▲読売 河野出馬宣言
▲毎日
こういう時は、各社の報道のニュアンスを見て下さい。
今回のニュースで一番大切なのは「麻生太郎がどこまで本気で河野太郎をやるか?」。この観点で、どこの伝え方が一番真実に近いか考えてみて下さい。
一番大事なのは、どの社が麻生から本音を聞き出せているか。今回のメルマガの柱でもあります。要するに「ボバリーインナー」だったかどうかです。
各社の報道と解説が出揃ったところで、メルマガで別途解説します。一例として、麻生太郎の本音を聞き出すルートを全くもたない毎日新聞の記事を示します。
◆毎日新聞
「河野太郎デジタル相(61)=自民党麻生派、衆院神 -
【政局メルマガ(116)】 「岸田を追い詰めた『麻生の拒絶』(2)」 2024/08/17
2024-08-22 18:20【政局メルマガ(116)】
「岸田を追い詰めた『麻生の拒絶』(2)」
前回の【政局メルマガ(115)】(サブタイトル: 「岸田を追い詰めた『麻生の拒絶』(1)) では、麻生太郎と岸田文雄が2018年3月には一定の信頼関係と電話でやり取りするルートを確立していた事をお伝えしました。
▲2018/3/29 ボバリーを初訪問した岸田文雄
麻生太郎という人はよほどのウソや粗相や裏切りがない限り、いったん信頼し打ち解けた人間を「切る」事はありません。
例えばボバリーへの出入りを許された後、出入り禁止となった記者は、私は一人しか知りません。
これは政治家についても同様です。思想信条が明らかに噛み合わない人物でも、いったん派閥に受け入れたらトコトン面倒を見ます。他派閥の人間でもひとたびその人間性を評価して腹を割った話をするようになれば、なかなか見捨てないのです。
政権が発足した2021年秋 -
【政局メルマガ(115)】 「岸田を追い詰めた『麻生の拒絶』(1)」 「政治家・麻生太郎と私」2024/08/15
2024-08-22 18:00【政局メルマガ(115)】
「岸田を追い詰めた『麻生の拒絶』(1)」
「政治家・麻生太郎と私」
昨日の突然の岸田文雄首相の総裁選不出馬会見。
8/11から九州にいた私の元には、異変を知らせる予兆とも言える情報がいくつか寄せられていました。
しかし自分の利益を最優先する厚顔無恥な人物である岸田さんの体質をイヤというほど観てきた私からすると、素直に辞めるはずはないとも思っていました。
そして8/14午前。
「やっぱり今日不出馬会見やるみたいですよ」
羽田に向かう全日空便に乗るべく9/14の早朝福岡空港にいた私に情報をくれたのは、かつての記者仲間でした。
この3日間の岸田さんと周辺の動きは、今慎重に精査しています。
現段階ではっきり申し上げられるのは、出来る限り長く総理の座にしがみつきたい岸田さんに引導を渡したのは他ならぬ麻生太郎さんだったという事です。
⭕️麻生太郎の流儀
麻生 -
【政局速報 「岸田文雄総裁選不出馬」】 「日テレが速報」2024/08/14
2024-08-22 17:40【政局速報 「岸田文雄総裁選不出馬」】
「日テレが速報」
日本テレビが8/14 10:36、以下の速報を打ちました。
「岸田文雄首相が総裁選不出馬の意向ー自民党幹部に伝える」
記事本文は極めて短いものです。
「岸田首相は9月に行われる自民党総裁選挙に立候補しない意向を固め、自民党幹部に伝えました。 午前11時30分から首相官邸で記者会見を開き、詳しい理由などを説明することにしています。」
読売・日テレグループの総帥である渡邉恒雄は岸田文雄首相を悪い意味で持ち上げ、支援し、コントロールし続けてきましたから、この速報は信憑性が高いものと考えています。
不出馬の決め手はもちろん麻生太郎と菅義偉。しっかりと取材して次の【政局メルマガ(115)】でお伝えします。
PS:【タイトル変更のお知らせ】
8/14午前に配信したメルマガのタイトルを微調整します。
メルマガのタイトルはアーカイブとして -
【政局メルマガ(114 )】 【読めばわかる中東ニュース(9)】 「メルマガ会員から質問を募集します」 「バタフライ効果ー政治記者の仕事の難しさ」 「『岸田下ろし政局』の現状」2024/08/14
2024-08-22 17:20【政局メルマガ(114 )】
【読めばわかる中東ニュース(9)】
「メルマガ会員から質問を募集します」
「バタフライ効果ー政治記者の仕事の難しさ」
「『岸田下ろし政局』の現状」
まず冒頭でメルマガ会員の皆様にご案内です。本日よりメルマガ会員の皆様からご質問をお受けして、その中から多くの皆様と共有すべきエッセンスがあると判断したものについて、メルマガの中で私の考えを示していく事にします。
ご質問は基本的には政局に関するものを想定していますが、もちろん国際情勢やシンギュラリティに関するご質問をお寄せいただいても構いません。
なお、多くの質問が寄せられた場合、全てにお答えする事は物理的に不可能である事を予めお含みおき下さい。また、鋭い質問ほどお答えしにくいという部分もあります。
複数の深刻な課題を抱えて貧乏暇なし、通常のメルマガも遅れがちな私がなぜ今皆様からの質問をお受けしようと考えるに -
【読めばわかる中東ニュース(8)】 「ハニーヤはパレスチナ人同士の和解に邁進していた」2024/08/07
2024-08-22 17:00【読めばわかる中東ニュース(8)】
「ハニーヤはパレスチナ人同士の和解に邁進していた」
【中東ニュース(8)】では、ハマスの最高指導者イスマイル・ハニーヤの暗殺が、中東情勢のみならず世界経済と国際政治ぜんたいにとって、なぜ
・「最悪のタイミング」で
・「最悪の場所」なのか
を理解していただくために必要な中東情勢の基礎知識を解説しました。
⭕️CIAの起源と業務
中東情勢のみならず「世界のありとあらゆる紛争と暗殺の背後にCIAあり」と言われるほど、アメリカの中央情報局CIA(Central Intelligence Agency)とその前身の組織は、第一次世界大戦以降世界中で筆舌に尽くし難いほどの悪辣な策謀を無数にめぐらし、数えきれないほどの工作と暗殺に関与しました。
例えばCIAの前身で第二次世界大戦期に暗躍した「戦略情報局」(OSS:Office of Strategic Serv -
【読めばわかる中東ニュース(7)】 「令和のブラックマンデーを引き起こした中東情勢」 「ハマスを生んだのは誰か?」2024/08/06
2024-08-22 16:40【読めばわかる中東ニュース(7)】
「令和のブラックマンデーを引き起こした中東情勢」
「ハマスを生んだのは誰か?」
中東の出来事が遥か遠くの砂漠の地で行われている、日本に住む私達とは縁遠い人達の紛争や軋轢ではない事は、昨日の株価急落が如実に物語っています。
大手メディアはアメリカ景気の先行き不安を原因に挙げていますがそんな事はそもそも折り込み済みだったわけです。
ハマスのリーダーであるイスマイル・ハニーヤのテヘランでの暗殺が中東情勢を著しく不安定化させ、それが世界中の投資家を怯えさせた事が主因である事は火を見るより明らかです。
⭕️ハニーヤはなぜテヘランで暗殺されなければならなかったのか
今回の暗殺は、「ガザ戦争の入り口となった10/7の越境テロを主導したハマスのリーダーであるハニーヤを、イスラエルが報復で暗殺した」と伝えられ、多くの人がそう思っています。
ところがそんな浅い理解 -
【政局メルマガ(113)】 「岸田首相、狂気の『8月末解散』情報」(1) 「『渡世の仁義』が次の首相を決める」2024/07/29
2024-08-22 16:20【政局メルマガ(113)】
「岸田首相、狂気の『8月末解散』情報」(1)
「『渡世の仁義』が次の首相を決める」
◎「メディアはメッセージである」
「岸田文雄首相が8月末解散を検討している」
耳を疑うような情報が最初に寄せられたのは7/19、先週の金曜日だった。永田町を飛び交う情報は、「首相が辞任する」「衆議院を解散する」というような断定的なものばかりではない。というより、そういう情報はほとんどないと言ってもいい。
情報を寄せたのは自民党ベテラン国会議員の秘書を務めてきたA氏だ。この人は気遣いの人であって事前の通知なく電話をかけてくる事はほとんどない。基本的な連絡はメールかSNSのメッセージ機能によるものがほとんどで、急いでいないときは丁寧な直筆の手紙を郵送してくる事すらある。
ところが金曜日の連絡は23:45という日付も変わろうかという時刻に予告なくかかってきた電話だった。最後に -
【時事メルマガ(98)】 「誰がバイデンに引導を渡したのか?」 「河井克行を処刑した『地獄の使者』」2024/07/23
2024-08-22 16:00【時事メルマガ(98)】
「誰がバイデンに引導を渡したのか?」
「河井克行を処刑した『地獄の使者』」
「とうとう」というか、「ようやく」というか、案の定バイデンが大統領選からの撤退を表明しました。そして後継候補がカマラ・ハリスとなる流れも不自然なまでのスムーズさで決まって行きました。
バイデンの撤退は時間の問題でした。民主党幹部の間ではあの無惨なテレビ討論でバイデンの撤退は既定路線となっていました。しかしその実現に向けて2つの現実的課題がありました。
・誰がバイデンに引導を渡すか?
・後継者を誰にするか?
この難しい課題を独りで背負い、見事にやってのけた人物がいます。ところがこの人物の名前は、今回の撤退劇の報道から完全に消されています。
そしてこの「透明人間」こそが、大統領や連邦議会議員という表向きのリーダー達を操りアメリカ政治を牛耳る闇の勢力の代理人、いわば「暗黒の使者」なのです
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