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年の瀬が迫るにつれてどんどこ新台情報が流れてきますが、いやーどのメーカーのどの新台も非常に興味深い。面白い。
他がやらないスペックってのを各メーカー必死に考えてリリースしてきてるあたりがいいですよね。
新潟県のドクチャン様からバカボンが羽根モノと同じ仕組みという件についてご質問いただきました。
1種はデジパチ、2種は羽根モノ。1種2種という言葉はもうおなじみですが、バカボンは2種のパチンコです。
簡単に言えば、バカボンはヘソに入ると、1/319で羽根が開放する(=大当たり)という台。羽根は右の機構にあり、右打ちすれば必ずV入賞して出玉を得ることができるわけです。右の機構は……見ていただければお分かりの通り、素人には理解不能ってくらい複雑になってるはず。
これ、もちろん1種2種で出来るスペックなんですが、2種タイプとすることで1種2種で定められた規則以上の出玉(ラッシュ突入時期待出玉)を可能にしたってとこがポイントですな。
バカボンに限らず、これから登場するどんどんスペックは複雑になっています。
理由は……C時短の解釈。
西陣の「P刀使ノ巫女」は通常時大当たりとC時短を抽選することにより、いわゆるスロットの「CZ=チャンスゾーン」のようなゲーム性を取り入れてます。
バカボンに続き、大一の「Pひぐらしのなく頃に 彩」では、回数の多い時短を使うことでループとSTを融合させたようなスペックを作り上げています。
こういったC時短に加えて、管理遊技機で可能になるスペックも含めると、ちょっとパチンコをかじったくらいの知識じゃ理解できないようなスペックがどんどん出てくるんじゃないでしょうかね。
とくに、刀使ノ巫女のような通常時からいきなり確変に入る、シンフォギアでいうところの最終決戦に入る、そんな台は増えてくるような気がしますね。
……とはいえ、ですよ。
パチンコのスペックには「総量規制」や「MNRS」といった取り決めがあります。
ようは、平均出玉を計算してこれ以上の数字になっちゃいけませんよ、というもの。
各メーカー、大物機種に関してはこれらの数値をギリギリまで攻めますが、どんなに甘そうに見えるスペックでも、取り決め以上の出玉はどう頑張っても出せないってことを覚えておかなければなりませんな。
逆に、大物機種じゃない機種は、ホールが回収しやすい辛いスペックだけど、打ち手にはなんとなく甘そうに見える、そういうところを目指したりします。
どれだけスペックが複雑化しようとも、総量を超えるような出玉を実現させる台は出ません。出せません。そして、この総量の規制が緩和されるってこともしばらくはないでしょう。(下げられる可能性はありますが)
その台が甘いかどうか。やはりそれは、自分の足でホールへ行き、自分の目で確かめるのが一番だと思う次郎です。
ネットで、やれ何万発出ただとか、何連しただとか、そりゃ全国に数千の台が毎日稼働してるわけですから。それだけ出ることもあるでしょう。勝ちやすい台ってのは自分で見つけないといかんのでしょうね。
■次郎の色んな意味で注目の一台
・ユニバ「Pナムココレクション2」
ファミコン世代の次郎、前作のナムコレは……見なかったことにしときます。今度の続編はちゃんと出玉が増えるラッシュでお願いします。
では、今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。
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