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「盆踊りという伝統が続いているかどうかでわかること」
コメ0 草の根広告社 64ヶ月前
夏祭りが実施できない町が増えているという。都市への人口流出。急速な高齢化。担い手の中心となるべき健康な町民がいないことで伝統が途絶えるのは農業や漁業だけではない。
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「地元の人が食べているものを食べたいよね」
コメ2 草の根広告社 69ヶ月前
三浦海岸の桜。浄楽寺の運慶像御開帳。淡島神社の雛流し。大楠山の春登山。小春日和の週末は遠方から大勢の人がこの半島を訪れる。
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「2017年の田園風景」
コメ2 草の根広告社 87ヶ月前
台風による雨で延期になっていた棚田の稲刈りに参加した。1度は水を抜いてひび割れるまで乾いていた田んぼの中には雨で再び泥濘んでしまっていた場所もあった。そういう場所には重量のある稲刈り機は入れられないので機械を運べない場所の田も含めて手刈りになる。
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「100年後の山と、50年前の海」
コメ0 草の根広告社 89ヶ月前
朝の棚田に赤とんぼの羽音がじじじと響いている。柿や栗が青い実をつけ始めている。8月1日の里山には秋の気配が漂い始めていた。この夏、4度目の草刈りだ。例年は2回ほどで終わるらしいが、今年は草の勢いが良い。穂が出始めている稲もあるので米に栄養を行き渡らせるには一刻も早く刈り取ってしまう必要があった。
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「鏡の中には僕らの歪んだ醜い貌が映っていた。」
コメ2 草の根広告社 90ヶ月前
海岸というのは自由使用が原則だ。本来は誰のものでもない。みんながお互いを尊重し合い、譲り合って利用できれば何の問題もないのだけれど、哀しいかな人間の中には余裕がなくなると自分さえ良ければいいという我が強くなる人たちもいる。だから日本では人が押し寄せる夏場を中心に一定のルールを敷いている海岸がほ...
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「都市と農について考えた夜」
コメ0 草の根広告社 91ヶ月前
10年ほど前、農業の世界に初めて触れた時はあるエンターテインメント企業の方々と一緒だった。そこには農業そのものがビジネスになればという思いがあった。上場企業なのだから当然と言えば当然だ。けれど、命を育てるという営みの深淵とそこにある純粋な想いに触れれば触れるほど、個人的にはそれを金儲けにすること...
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「みどりのゆび〜渋谷の農家と逗子海岸映画祭〜」
コメ2 草の根広告社 91ヶ月前
その人の背中を見ているうちに、僕は『みどりのゆび』という児童文学のことを思い出していた。土でも鉄でもコンクリートでも、そして大砲の筒の中にでも、ゆびで触れて思い描くだけで、あくる日にはそこに素晴らしい花を咲かせることのできる力を持つ少年の話だ。
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「種まく旅人〜夢のつぎ木〜」
コメ4 草の根広告社 97ヶ月前
たとえば僕らが着ている洋服の殆どは中国を始めとする諸外国で生産されている。国内で生産されているのは僅か3%。と言っても不測の事態で海外での生産や輸送が途絶えたらという危機感を抱いている人は少ないのではないだろうか。新しい洋服がなくても人は生きていける。それに国内には途上国に送るほどの古着が有り余...
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「空からウニが降って来る」
コメ4 草の根広告社 98ヶ月前
空からウニが降って来た。もう少しで頭に刺さるところだった。134号線をランニングしていたときのことだ。 海辺の町で「空ウニ」と呼ばれている現象だ。
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「続・いのちを食べて僕らは生きる。」
コメ2 草の根広告社 99ヶ月前
秋の長雨が続いていたある日の夜、以前からお誘いを受けていたその店にようやく足を向けることができた。4月に「渋谷のラジオの学校」にご出演頂いたシェフにして猟師免許を持つハンターの室田拓人さんが渋谷2丁目にオープンしたフレンチレストラン「ラチュレ」。猪や鹿、熊や雉、鳩など天然の野生鳥獣を食材とするい...
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「アオザメに、青褪める。」
コメ4 草の根広告社 99ヶ月前
ところで、「青褪める」の語源はこの魚なんだろうか。なんてバカなことも咄嗟に考えてしまうくらい驚いた。いつものように散歩がてら近所の漁港を覗くとアオザメが水揚げされていた。体長4メートルはあろうかという文字通りのサメだ。
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「食べることは生きること、生きることは食べること。」
コメ2 草の根広告社 100ヶ月前
「食べることが出来なくなった時が、神様の決めた人間の本当の寿命なのではないでしょうか。」そんな持論を持つ医師の話をしてくれたのは、先週「渋谷のラジオの学校」に出演して下さった漫画家のくじらいいく子さんだ。ちなみにその医師の方はカトリック信者であることからもそういう価値観を持つに至ったそうだ。
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「心配症な僕はいつも最悪の事態を想定しながら生きている」
コメ4 草の根広告社 100ヶ月前
子供の頃ひとりで留守番するたびに親が帰って来ない夜を想定していた。女の子とつきあい始めると同時にフラれることを想定していた。人生を改めて振り返った時、自分が心配症である余り、いつも最悪の事態ばかり想定して生きているのだと気づく。たとえば、食糧自給率の低下、中国産野菜から検出された過剰な農薬など...
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「朝のモロヘイヤ粥は和製スムージーかもしれない。」
コメ2 草の根広告社 101ヶ月前
「これさ、お粥にしてもおいしいんじゃないかな?」 茹でたモロヘイヤをまな板の上でニンニクと一緒に何度も叩き粘り気を出してスープにしたものを啜っているうちに、ふと思いついたので妻に提案してみた。
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「僕らの未来を救うのは政治家でも企業でもなくタクティカル・アーバニストなのかもしれない。」
コメ2 草の根広告社 101ヶ月前
結局のところ、選挙じゃ世の中は変わらないんじゃないだろうか。デモも同じだ。ましてやネットで愚痴っていたところで何ひとつ始まらない。じゃあどうすればいいのか。それは「まず、自分の力でやってみること。」誰かに何とかして貰えるのを指咥えて待っているより、その方が少しでも早く望む未来に近づけているよう...
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「そもそも男性と女性がどうして満員電車の同じ車両に乗っているんだろう」
コメ4 草の根広告社 101ヶ月前
上りの湘南新宿ラインが東京のターミナル駅で大量に乗客を降ろしたところでホームから女性の大きな声が聞こえてきた。「すいません!この人触りました!」 語勢の強い、身が縮こまるような声だった。「知らねーよ!放せよ!急いでんだよ!」 続いて反論するかのような男性の声。ホーム側の扉から一番遠い奥のシート...
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「そして…夏がひとつ、終わった。」
コメ2 草の根広告社 101ヶ月前
世界で一番美しいと言われているとうもろこしがある。その名も「グラスジェムコーン」。アメリカで農家を営んでいたカールおじさんが遺伝子改良ではなく掛け合わせによる品種改良で生み出した虹色のとうもろこしだ。
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「夏は太陽を食べる季節だ」
コメ2 草の根広告社 102ヶ月前
夏は太陽を食べる季節だ。 噎せ返るような草いきれを掻き分け菜園に入ると、宙から惜しみなく降り注ぐ夏の光が育んでくれた邪気のない命の数々が息づいていた。赤、深緑、薄緑、黄緑、黄色。太陽が詰まったひとつ一つの果実はまるで色彩見本のように鮮やかだ。掌で包むように触れると命あるものだけが発する独特のぬ...
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「ソーダ水の泡みたいな夏が始まる」
コメ10 草の根広告社 102ヶ月前
海開きとともに気温は30度を越えた。家の前を腰に浮き袋を抱えた子供たちが嬉しそうな声を上げながらビーサンで走ってゆく。仄かに白い肌も数日後には真っ黒に日焼けするのだろう。見上げた空で梅雨明け宣言をフライングしたかのような夏の太陽が笑っている。菜園のことを思うともう少しまとまった雨が欲しいところで...
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「こんなにシンプルでおいしい料理を今まで知らなかったのはどうしてだろう。」
コメ5 草の根広告社 102ヶ月前
三浦半島で海開きよりも少しだけ早く夏を告げるのがかぼちゃだ。この里山でも先週ぐらいから早生かぼちゃの収穫が始まっている。三浦で400年の歴史を持つ伊藤農園さん(4年前に柿沢安耶さんのラジオ番組にもご出演頂いて以来のおつきあいだ)のように最近は西洋かぼちゃから日本かぼちゃ、ペポなどのおもちゃかぼちゃ...
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「素晴らしい未来はひとり一人のやさしい想いが編み上げる奇跡なんだと思った。」
コメ10 草の根広告社 103ヶ月前
子供たちの「大切に育てまーす!」という元気な声が初夏の校庭に響き渡っていた。小さな手にひと粒ずつ託されたのはひまわりの種。僕がその想いを受け継ぎ、東京のコミュニティFM「渋谷のラジオ」に託した「未来の種」だ。 2020年までにヒートアイランドを解消するという目標を掲げ、渋谷区で養蜂を通じての緑化活動...
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「不可能というのは行動しない人間の言い訳に過ぎない。」
コメ7 草の根広告社 103ヶ月前
市民が都会のど真ん中でアスファルトをハンマーで叩き壊し、土を入れ、苗を植える。そんな衝撃的なシーンから始まるのが先日逗子の小さな映画館シネマアミーゴで観た『Edible City』というアメリカのドキュメンタリー映画だ。西海岸のベイエリアで実際に起きている市民活動を中心に描いたこの作品は、気候変動を何とか...