閉じる
閉じる
×
人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
ラブラブ期が少し過ぎると、やってくるのは“なぁなぁ期”というやつ。
世間ではそれを倦怠期と呼ぶが、そこまでの深刻さは全くない。
「恋人を通り越してもう、兄妹みたいなカンジだよね」
と彼女は言うが、ひとりっ子で育った僕にはイマイチ、そのカンジが掴めずいた。
ただひとつ、気付いたのは、ラブラブ期には決して言わなかったセリフを彼女がやたら言うようになったこと。特にこの強烈なセリフは初めて聞いた時、一瞬、自分の耳を疑ったくらいだ。
「食い込んでる」
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
チャンネルに入会して、購読者になればこのチャンネルの全記事が読めます。
入会者特典:当月に発行された記事はチャンネル月額会員限定です。
週刊文春デジタル
更新頻度:
毎週水,木曜日
最終更新日:2024-05-17 18:00
チャンネル月額:
¥880
(税込)
ニコニコポイントで購入
この記事は月額会員限定の記事です。都度購入はできません。