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クッションのきいた、いかにも高級そうなセダンの後部座席に、私は乗せられていた。
なんとなく意外だけれど、運転はファーブル自身がしている。他の乗客はいない。
ファーブルはルームミラー越しにこちらをみながら、なにか話しかけているようだったけれど、私はそれには生返事を返すだけだ。
先ほど、答えを教えてくれたアドレスに返信する。
さらに返信がある。
その人は、私たちはソル、と言った。
そして、久瀬くんの味方だとも。
と、ふいに、メールが途切れた。
――どうして?
よくみると、電波状況が圏外になっている。
車は特別、田舎を走っているということもない。
電波がないというのは違和感があった。
「他人の話を聞かずにメールばかりというのは、感心しませんね」
と、ファーブルが不機嫌そうにつぶやいた。
悠梨@bellの音色は鳴り止まぬ @pear84
ファーブルさんおこ(〇`Д´〇)なうww
星空藍色 @amehuruhonya
ファーブルwww なんだかもう面白いなwwwww
あらいかなみP@3D小説 @drmcst_nnn
ファーブルかわいいな…でもあれ?ソル知らない感じ???あれ???
神を信じる者@3D小説足引っ張り組 @kamishinzya3d
ふぁーぶるがSOL知らないかー?久瀬君の記憶として一緒に消えた?
※Twitter上の、文章中に「3D小説」を含むツイートを転載させていただいております。
お気に召さない場合は「転載元のアカウント」から「3D小説『bell』運営アカウント( @superoresama )」にコメントをくださいましたら幸いです。早急に対処いたします。
なお、ツイート文からは、読みやすさを考慮してハッシュタグ「#3D小説」と「ツイートしてからどれくらいの時間がたったか」の表記を削除させていただいております。