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東京はそろそろ桜の見頃が過ぎそうですね。「期待した割にはあっという間」と嘆くことなかれ。和菓子の世界はまだまだ桜が満開です。今回は京都から桜をあしらった選りすぐりの和菓子をご紹介します。
■鶴屋吉信「花みやび」
最初は鶴屋吉信の「花みやび」です。
咲き誇る桜の花々を、羊羹や琥珀の濃淡によって雅やかに表現しています。桜を閉じ込めた透明な寒天が水面にも見え、柔らかな春の日差しにきらめくようですね。
和三盆入りの紅羊羹はまろやかな味わいです。一棹1,575円。
■菓匠清閑院「御所の夜桜」
続いては菓匠清閑院の「御所の夜桜」。
仄かな灯りに照らされ、宵闇にほんのりと薄紅色に浮かび上がる京都御所の夜桜を表現しています。シンプルな中にも幻想的な夜桜の風情が見事に表現された逸品です。
桜風味の羊羹と上品で口どけのよい浮島の組み合わせが美味。1本1,155円。
■亀屋良長「華はな(桜)」
最後は亀屋良長の「華はな(桜)」です。
かわいらしい薄紅色の桜や艶やかな紅桜が琥珀で表現され、桃の香りづけが施されています。
色とりどりの金平糖も野山に咲く花々や蝶々を連想させます。まさに春爛漫と評するのにふさわしい品。眺めるだけでも楽しくてワクワクしますね。1,050円。
桜満開の京都の和菓子はどれもお取り寄せが可能です。窓を開けて春風を感じるように、伝統の和菓子を味わって京都の桜を身近に感じてくださいね。
(文/六島京)
六島京秋田県出身、京都在住。臨床検査技師免許を持ち、某法医学教室にて解剖補助の経歴を持つ。推理小説、京都、B'zをこよなく愛し、推理作家を目指して奮闘中。尊敬する推理作家は横溝正史、江戸川乱歩、有栖川有栖、綾辻行人。
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