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夏のこの時季、咳や発熱・倦怠感などが続くことはありませんか? 「長引く夏風邪だなぁ」と思い込んでいるアナタ、その症状は「夏型過敏性肺炎」かも知れませんよ。
夏型過敏性肺炎とは、住居などに繁殖しているカビ(トリコスポロン)と吸い込むことによって生じるアレルギー性肺炎のことです。肺炎と言えば、高齢者や幼児がかかるイメージですが、最近は若年者にもカビが原因の夏型過敏性肺炎が増えてきているそうです。
風邪と酷似した症状なので大した病気と思わず放置しがちなんだとか。病院でも風邪と診断され、抗生物質の処方で治ったかに見えますが、翌年の夏になるとまた同じ症状が出始め――といったことを繰り返す内に、症状が慢性化して肺機能が弱ってしまい、悪化すると肺が委縮して呼吸がうまくできなくなったり、髄膜炎を発症してしまうことも。
原因となるトリコスポロンというカビは、高温多湿になるほど繁殖するので、6月~9月が要注意の時期なんです。繁殖しやすい場所は、バスルームや洗濯機置き場、食洗機など水場で風通しの悪い場所です。こまめに掃除をして、トリコスポロンを繁殖させないようにしましょう。
特に気を付けたいのはエアコン内部。冷暖房でエアコンを1年中使うご家庭は定期的に掃除をした方が良いでしょう。トリコスポロンをなるべく吸わないようにする為には「運転開始10分間は窓を開放する」「エアコンをしばらく使用しない時は送風運転などで内部を乾燥させる」ことが効果的だそうです。
夏型過敏性肺炎はぜんそくにも間違えられることがあるようですので、夏になると風邪のような症状が出る、という方は呼吸器系専門医の診察を受けてみてください。
photo by Thinkstock/Getty Images
[オムロン ヘルスケア]
(文/六島京)
夏型過敏性肺炎とは、住居などに繁殖しているカビ(トリコスポロン)と吸い込むことによって生じるアレルギー性肺炎のことです。肺炎と言えば、高齢者や幼児がかかるイメージですが、最近は若年者にもカビが原因の夏型過敏性肺炎が増えてきているそうです。
風邪と酷似した症状なので大した病気と思わず放置しがちなんだとか。病院でも風邪と診断され、抗生物質の処方で治ったかに見えますが、翌年の夏になるとまた同じ症状が出始め――といったことを繰り返す内に、症状が慢性化して肺機能が弱ってしまい、悪化すると肺が委縮して呼吸がうまくできなくなったり、髄膜炎を発症してしまうことも。
原因となるトリコスポロンというカビは、高温多湿になるほど繁殖するので、6月~9月が要注意の時期なんです。繁殖しやすい場所は、バスルームや洗濯機置き場、食洗機など水場で風通しの悪い場所です。こまめに掃除をして、トリコスポロンを繁殖させないようにしましょう。
特に気を付けたいのはエアコン内部。冷暖房でエアコンを1年中使うご家庭は定期的に掃除をした方が良いでしょう。トリコスポロンをなるべく吸わないようにする為には「運転開始10分間は窓を開放する」「エアコンをしばらく使用しない時は送風運転などで内部を乾燥させる」ことが効果的だそうです。
夏型過敏性肺炎はぜんそくにも間違えられることがあるようですので、夏になると風邪のような症状が出る、という方は呼吸器系専門医の診察を受けてみてください。
photo by Thinkstock/Getty Images
[オムロン ヘルスケア]
(文/六島京)
RSSブログ情報:http://www.cafeglobe.com/2013/08/031893summer_pneumonia.html