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記事 22件
  • 反省ができる人はどういう人か?(1,753字)

    2020-10-30 06:00  
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    最近、株式会社noteのケイクスがとんちんかんな記事を連発している。幡野広志さんが炎上した後謝罪し、謝罪の記事をアップしたのだが、そこでも「自分の何が悪かったのか」が分かっていない様子がうかがえて、「あ、この人たちは反省ができない人なのだな」ということが分かった。
    反省とは何か?
    反省とは、字面から考えると「自らを反対に省みる行為」のことだろう。自分が良いと思っていたことを「実は違ったのではないか」と思えることが反省だと思う。
    そういう意味で、反省は「失敗」に基づいている。失敗があるからこそ反省があるわけで、失敗のないところには反省がない。そして失敗とは、その人の思考や行動のベクトルに基づいている。その人が考えたり動いたりしたからこそ失敗が生まれるわけだ。
    人はそもそも、自分の考えのベクトルを持っている。そのベクトルに従って、行動したり発言したりする。
    幡野さんの場合だったら、「DVされて

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  • 正解はあります:その6(1,666字)

    2020-10-29 06:00  
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    人生は苦しい。これは「正しい」ことであり、異論の余地がない。
    そして、苦しい人生を楽しむには、「苦しさを楽しむ」しかない。この矛盾した領域に、無意識的にでも辿り着かないと、充実した人生は歩めない。意識的に到達できると、人生はずいぶんと楽なものになる。
    ただし、そこには落とし穴がある。それは、その苦しさが自分が選択したものでない限り、あまり意味がない――ということだ。
    他の人から「楽しむためには苦しさが必要だ」などと洗脳され、本当は苦しいことなのに「これは楽しい」と自分を騙しながら生きていると、やがて心身を疲弊して病気になったり、最悪の場合は死んでしまったりする。
    その逆に、自分で選択した苦しさだったらどんどん健康になる。その意味では「健康かどうか」が一つのバロメーターになるだろう。
    ぼくは一昨年、15キロの減量を体験したが、その間は厳しい食事制限と毎日の激しい運動とで本当に大変だった。正直

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  • [Q&A]今年のハロウィンはどうなるのか?(1,486字)

    2020-10-28 06:00  
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    [質問]
    今週末はハロウィンがあります。今年の渋谷はどのようになると予想されますか?
    [回答]
    今年はバーチャル渋谷でハロウィンが開かれるらしいです。国がそちらを推奨しているようですね。
    今年はさすがに、渋谷は人が少ないのではないでしょうか。ハラスメンタルなマスコミが大勢押しかけ、もし仮装した若者を見つけたら嫌がらせのインタビューをすると思うので、それを避けてみんなバーチャルでハロウィンをすると思います。
    ところで、よく考えたらクリエイター塾の日がハロウィン当日ですね。果たしてどうなることか。
    [質問]
    ハックルさんの好きな短歌を教えてください。
    [回答]
    「千早ぶる神代もきかず龍田川 からくれなゐに水くくるとは」
    ですね。この歌には、日本語の「音(おん)」の美しさがこれ以上なく表現されています。
    後半の「カ行」と「ラ行」の絡まり合い――「から」「くれ」「くくる」の連打は絶品ですね。
    とこ

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  • 情報リテラシーはどうやったら身につくのか?:その6「マニラ ゴミ捨て場 子供」でGoogle画像検索してみてほしい(1,578字)

    2020-10-27 06:00  
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    「掃き溜めに鶴」という言葉がある。掃き溜めに鶴がいると、一瞬「美しさが強調されそう」と考えるものだが、しかしよくよく考えてほしい。実は鶴も、掃き溜めより美しい田園風景にいた方が「映える」。掃きだめに鶴がいても、人はあまり美しいと感じないのだ。
    「醜いアヒルの子」の寓話にもあるように、美しいものは醜いものの中にあっては逆に目立たない。美しいものは、美しいものの中にあってこそその美しさをより輝かす。
    だから、清貧の時代に美しくあるのは、実はそれほど難しくない。なぜなら、田園の中の鶴のように、より美しく輝けるからだ。
    しかし、富める時代に美しくあることは、「掃き溜めに鶴」で、あまり目立たない。そのため、費用対効果がきわめて悪い。文字通り「醜いアヒルの子」になってしまう。
    そのため、美しいものは貧しい時代より富める時代の方が価値が高いのである。だから、富める時代――すなわちバブル時代の美しいものに

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  • 学生に伝えたいお金のこと:その3(1,592字)

    2020-10-26 06:00  
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    今の社会は「市場」を抜きには考えられない。昔、まだ人間の集団最大人数が30人くらいだった頃には、市場はなくても良かった。しかし、現代で生涯を30人としかかかわらないで生きることは不可能――特に日本では無理なので、ここでは市場というものは「ある」という前提で考えていく。
    さて、ここできつい言い方になるが、「市場価値」のない人間はこの世に生きることを許されない。積極的に殺されるわけではないが、社会からつまはじきになってしまい、遠からず死が待っている。それは「孤独死」や「自殺」だったり、あるいは野垂れ死にだったりする。いうなれば、消極的な殺人だ。
    建前的には、そういう消極的に殺される人たちにも「基本的人権」があることになっているが、それはあくまでも建前であって、実際は違う。毎年何人もの人が孤独死するし、自殺するし、野垂れ死ぬ。なぜなら、彼らは「市場価値」を失ったからだ。そして社会は、市場価値を失

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  • つんく♂氏の天才論に対する違和感(1,745字)

    2020-10-23 06:00  
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    つんく♂氏がnoteに記事を書いていた。
    凡人が、天才に勝つ方法。
    これについての感想を、今日は書いてみたい。
    まず、つんく♂氏の勝ち方のメソッドというか考え方が、めちゃくちゃ浅いことに驚いた。これであれだけのヒットを生み出したのかと、逆の意味で感嘆した。
    しかしながら、浅いからこそ、つんく♂氏の記事は一般人にも理解できる。一般人にも理解できるからこそ、バズる。それがつんく♂氏という人の人気の構造になっている。
    おそらく、この人は天才なのだ。音楽の天才ではなく、人の気を引く天才なのである。
    例えば、「1年間に曲を100以上作っていた」ということが書かれているのだが、肝心のその方法が書かれていない。「100曲作るとその中から1曲くらいはヒットするよ」といってすすめてくるが、普通に考えれば凡人は100曲作れないから、結局天才には勝てないのである。
    後段に、ほんの少し100曲作る方法らしきものが

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  • 正解はあります:その5(1,710字)

    2020-10-22 06:00  
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    最初の妻と離婚した後の5年間、ぼくは自分の好きなことを貫いた。則ち、小説だけを書き続けた。
    理由は単純で、小説が書きたかったというだけだ。しかし、それで他の仕事ができなくなり、年収は95万円まで落ち込んだ。生活が、これ以上下はないというくらいに落ち込んだ。そうして今度は、生活の苦しさから死にそうになった。
    しかし、それでも仕事をしなかった。ただ小説を書き続けていた。
    なぜかといえば、死んでもいいと思っていたからだ。また、死ぬことはそれほど悪くないと思っていた。それよりも、生きていることの方がよっぽど苦しかった。
    生きていることは必ずしもいいことばかりではない。それが、ぼくがこの期間の人生を通じて得た価値観だ。
    そして、その価値観は今でも変わっていない。だから、『もしドラ』がヒットしても、結婚して最愛の子供が生まれても、「あのとき死ななくて良かった」とは思わない。心底から思わないというだけで

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  • [Q&A]映画『鬼滅の刃』のヒットについてどう思うか?(1,620字)

    2020-10-21 06:00  
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    [質問]
    岩崎さんは、お金について勉強する時、どのような分野(経済、金融、会計等〕から勉強しましたでしょうか?
    またおすすめの参考書などあればご教示下さい。
    [回答]
    勉強は、ほとんど独学ですね。実社会から学んだ……というのが最も適当な気がします。特に、株を始めてからは「お金とは何か」を考える機会が増え、それに伴ってお金のことが分かるようにもなってきました。
    そう考えると、やっぱりバフェットの本が一番参考になる気がします。実は彼の著作は読んだことがないのですが、ネットのインタビュー記事などを見ているといちいち首肯させられるところが多いですね。
    [質問]
    『コンビニ店員が客の頭を床に打ち付け重体にさせた事件について』
    こちらの動画の70歳の男性のように、こんなに現金を使わなくても済む時代にナゼ現金を使い続けるのか疑問しかありません。
    もう現金をおろして手にするのも、持ち運ぶのも、保存するのも

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  • 情報リテラシーはどうやったら身につくのか?:その5「本質的な美はむしろバブルの時代にこそ生まれる理由」(1,727字)

    2020-10-20 06:00  
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    情報リテラシーは、美的感覚を身につけると養われる。なぜなら、正しい情報は圧倒的に美しいからだ。だから、美しさを見極められれば、正しさも見極められるというわけである。
    しかしながら、美しさを見極めるのは難しい。特に、真の美しさを見極めるのは難しい。
    なぜなら、美しさには「かりそめの美」と「永続的な美」の2種類があるからだ。そして、本当にだいじなのは永続的な美の方だ。かりそめの美はむしろまやかしである。それゆえ、惑わされやすい。本当の美を見極めるためには、このかりそめの美に誘惑されない必要がある。
    かりそめの美と永続的な美の違いは、能の創始者・世阿弥が端的に表している。「かりそめの美」は「若さ」や「勢い」である一方、「永続的な美」は「いい年齢を重ねる」ということだ。違う言い方をすると「よく枯れる」ということである。
    「よく枯れる」という現象の中にこそ、永続的な美がある。つまり、表面的には美しく

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  • 学生に伝えたいお金のこと:その2(2,049字)

    2020-10-19 06:00  
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    よくよく考えたら、このメルマガでは以前にお金についての連載をしていた。
    お金の話の記事一覧
    だから、今回のシリーズは以前のものとかぶらないようにしなければならないだろう。ただ、以前のものは3年も前に書いた記事なので、ぼく自身何を書いたか忘れているし、また情報や価値観もアップデートされていると思うので、とりあえずはあまり気にせず自分の気になったことから書いてみたい。
    学生にお金のことを伝えるに際し、まず認識しておいてほしいのは、「お金が社会の中で発生する構造がどのように成立したか」ということだ。そもそもお金はなぜこの世の中にあるのか? その構造的な意味を把握するのとしないのとでは、お金とつき合う上で大きな違いが出てくる。
    では、そもそもお金はどのように生まれたのか?
    何のために生まれたのか?
    それは、「取引」と「価値の保存」をするためである。
    まずは「取引」について。
    昔々、あるところに魚を

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