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記事 22件
  • [Q&A]実子誘拐についてどのような対策を講ずればよいのか?(1,901字)

    2021-06-30 06:00  
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    [質問]
    先日のメルマガで実子誘拐について触れられていました。
    私も実子誘拐され、面会交流調停を行いましたが、調停委員も裁判官も、自分の弁護士ですら敵に見えるくらい、司法の不条理を見せつけられただけでした。子供に1年以上会えないまま、今度は法外な婚姻費や養育費などを要求されています。絶縁して海外に逃げるか自殺しか選択肢が無いようにも思えます。
    この実子誘拐ビジネスを止めるために、効果的な活動を教えてください。twitterや署名は行っていますが、政治や外圧を動かすような有効な手段は無いでしょうか?
    [回答]
    政治や外圧を動かす手段は今、活動されている多くの人が取り組まれているので、それ以上のことはできないでしょう。ただし、今活動されている方々の実効性はとても高く、これは早晩身を結ぶと思います。
    特に、実子誘拐の問題に取り組む議員を増やすことが、何より有効と思います。そのため、実子誘拐禁止を

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  • 情報リテラシーはどうやったら身につくのか?:その38(2,020字)

    2021-06-29 06:00  
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    人には、そして人の人生には、必ず「敵」が存在する。
    その敵は、いつでもどこでも一定数現れ、一時的にはあなたを窮地に追い詰める。しかしながら、そこで窮地に追い詰められるからこそ、あなたは前進できる。そこで窮地に追い詰められるという経験を得ることによって、むしろ能力を開花させ、あるいは身につけ、存続の可能性が広がる。
    逆にいえば、人はこの敵がいるからこそ存続できている。その意味で、敵はあなたに、そして我々の人生に欠かせない存在なのだ。
    では、「敵」とは何か?
    それは「誤る人間」のことである。それも、「非合理性」に基づいて誤る人間だ。さらに言えば、誤ったまま反省せず、そこから出てこない人間である。
    人間と他の生物とを区別する特徴はいくつもあるが、そのうちの一つに「非合理性」がある。人間は、今のところ地球上のどの生物よりも非合理的である。この非合理性は、人類の誕生以来ずっと付き纏ってきた。
    人間の

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  • 好きなことを見つける方法:その8(1,713字)

    2021-06-28 06:00  
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    子供というのはさまざまな理由があって基本的に「わがまま」だが、それを親が許容するかしないかで、後の人生がだいぶ変わってくる。また、許容しないにしても、その「許容しない方法」によって、人生がずいぶん変わってくる。
    子供のわがままを許容しない最も効果的な方法は、モラハラである。
    モラハラとはモラルハラスメントの略で、例えば子供がいたずらをしたらずっと無視をしたり、あるいは「そういういたずらをしたからお父さん(お母さん)気分が悪い」などと言って寝込んだ振りをしたりすることである。そうして相手に不安を植えつけることに成功すると、たちどころにいたずらをしなくなる。なぜなら子供は、いたずらをしたい気持ちよりも、不安を避けたい気持ちの方が強くなるからだ。
    この方法は、かつてはあまり採用されなかった。なぜなら、モラハラをするにはそれなりの知性と理性が必要だからだが、かつてはそこまで高い知性と理性を有する親

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  • なぜ右手は失われるのか?(1,576字)

    2021-06-25 06:00  
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    最近気になっているのは「男性差別」と「実子連れ去り」だ。
    ぼく自身、1997年に実子連れ去りをされた被害者だが、そのときはまだ問題が顕在化されていなかった。おかげで、被害に遭ったぼく自身もなぜ自分がこんな目に遭うのか分からずに苦しんだ。それで二度の自殺未遂をし、最終的には元妻ばかりか子供とも絶縁をした。
    それから「もう一度子育てをする」ということが人生の宿願になり、今に至っている。今の子供は本当にぼくを助けてくれているので、今の妻と子供には感謝が尽きない。その一方、前の妻と子供には嫌悪感が増す一方だ。よくあんな非人道的なことができたなと、今になっても憤りは尽きない。
    だから、最近では実子連れ去りを明確に犯罪化し、共同親権を法制化しようという動きが活発化しているが、それに対してTwitterなどで可能な限り支援の声を上げている。また、共同親権反対論者がいれば、なるべく批判するようにしている。

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  • マンガの80年代から90年代までを概観する:その12(1,631字)

    2021-06-24 06:00  
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    人間は「映像のスイッチング効果」に無条件で魅入られる。しかし、スイッチングは現実にはない。人間の目は基本的に一つしかなく、自分が移動すれば視点も切り替わるが、しかし他のカメラ(目)に瞬間的にスイッチすることはない。
    そのため、スイッチングは現実の模写ではない。通常、人間は現実の模写にこそ惹かれ、逆に模写でないものはなかなか受け入れられない性質があるから、これは不思議なことだ。模写ではない「スイッチング」は、受け入れられるどころか、マンガでも映画でも人を惹きつける一番の魅力となっている。
    なぜなのか?
    結論からいうと、これもある意味「現実の模写」だからである。ではどこが「現実の模写」かというと、我々は現実世界で夢を見る。「夢だから現実ではない」という言い方もできるので表現が難しいところなのだが、とにもかくにも夢を見る。
    その夢の中で、人の視点はスイッチングしている。夢を見ている間、脳内には実

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  • [Q&A]ケアレスミスをなくす方法は?(2,421字)

    2021-06-23 06:00  
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    [質問]
    小さい頃から親に叱責され育ち、高校生の頃に心が折れひきこもりになりました。
    今は三十半ばで初めて障害者雇用で働いています。
    自分でもとても頑張ってリカバリーしたと思います。しかし、本当だったら大学を出て人並みの人生だった等、親への怒りを捨てられません。
    何かアドバイスいただけたらありがたいです。
    [回答]
    まず、今は「人並み」というのは成立が難しく、「親の教育が間違って引きこもりになってしまった」という人も珍しくありません。また、親の教育が間違っていなくとも、「人並み」に生きられていたとは限りません。
    そういう「時代状況」があるということを認識するのは、とてもだいじです。人間は環境に影響され、親の存在ももちろん大きいのですが、その親自体が時代に悪影響を受けているので、そうなってしまっているところがあるのです。
    そのため、「時代の悪影響を受けない」ということは人生においてとても重要

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  • 情報リテラシーはどうやったら身につくのか?:その37(1,679字)

    2021-06-22 06:00  
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    情報リテラシーを身につけるには、失敗を活かすようにしなければならない。
    そのためには、子供のようないい加減さが必要なのだが、それを担保してくれるのが「言い訳力」である。言い訳の上手い人ほど、子供のようないい加減さが保たれ、それによって失敗が可能になり、情報リテラシーを高いレベルで維持できるのだ。
    では、言い訳はどのようにすれば上手くなるのか?
    基本は「話をそらす」ことだが、しかしたいていの人はこの概念自体は知っている。そのため、言い訳をするとき誰もがとりあえずは話をそらそうとするのだが、しかしほとんどの人はそらし方が下手なため、かえって相手の怒りを買う。典型的なのが、いたずらをして怒られたとき、「だって○○ちゃんもしていたから」というものだ。
    この「そらし方」の何がいけないかというと、「予測が可能」ということである。「想定内」なのだ。おかげで、相手も返答をあらかじめ用意できるので、言い訳と

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  • 好きなことを見つける方法:その7(1,673字)

    2021-06-21 06:00  
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    ぼくは今、ここに「好きなことを見つける方法」という原稿を書いているが、実はぼく自身、好きなことを見つける上で苦労したことがほとんどない。小さな頃から好きなことはいつでもそばにあり続け、その状態はいまだに続いている。
    しかしながら、世の中には「好きなこと」が見つからないで苦労している人も多い。そういう人に会って話を聞いたことも何度かあったが、彼らは本当にそれを見つけられなくて苦労している。
    そこで、彼らにもなんとか「好きなことを見つける方法」を授けたいと思ったのだが、ぼく自身は好きなことを見つけるのに苦労したことがないため、それを概念化、体系化していなかった。おかげで、すぐには具体的な方策を提示することができなかった。
    そこで、ぼくはまず「自分がなぜ好きなことをいつでも見つけられたのか?」ということを考え始めた。特に、子供時代の自分のことを考え始めた。それを分析することで、好きなことを見つけ

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  • 古いシステムをハックする方法(1,764字)

    2021-06-18 06:00  
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    今回は古いシステムをハックする方法をご紹介したい。それこそ無数にあるから五月雨式に書いていく。
    まずは「結婚」というシステムである。有り体にいって、日本という国は結婚すると有利なようにできている。しかも子供がいるとさらに有利なようにできている。もちろん、現代はやや複雑で子供と大人が対立しているため子供を持つことの不利益もあるのだが、しかし少子化が深刻な社会問題化するに連れ、子供に対する優遇制度は増えているし、この流れは今後も続くだろう。
    だから、結婚して子供を作った方が絶対に得なのである。それにもかかわらず、結婚し、子供を作る人が少ない。なぜか? 理由は簡単で、若い人も古い価値観に縛られており、その呪縛から抜けられないからだ。つまり、結婚は愛し合う者同士でなければならないと思っている。一生の愛を誓わなければならないと思っている。男は献身的に働き、女は夫と子供のために自分を犠牲にしなければな

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  • マンガの80年代から90年代までを概観する:その11(1,742字)

    2021-06-17 06:00  
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    マンガではなぜ、運動の疑似体験ができるのか?
    結論からいうと、それはコマ割りの効果だ。マンガのコマは全く独特で、これはバンドデシネやアメコミとも大きく違うところだが、これが運動の疑似体験をもたらすのだ。
    マンガのコマの最大の特徴は、不定形かつ不定量なところである。その「不連続」でできているところだ。
    しかも、用いるカメラもまちまちである。ズームイン、ズームアウトはもちろん、画角も自由で、かつ望遠から広角まで、レンズもさまざまだ。
    これが、サブリミナル効果となって読者に「空間移動」と「時間経過」を味わわせる。しかも、現実を越えた想像の空間移動・時間経過を味わわせる。
    黒澤明の映画で、右から左に走っている馬をカメラがパンをして追いかける、というカットがある。馬は最後はカメラの左側に走っていってしまうのだが、すぐ次のカットでは同じ馬がまた右から走ってくる。そして、同じように左に駆け抜け、カメラは

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