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石原莞爾と東條英機:その41(1,897字)
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石原莞爾と東條英機:その41(1,897字)

2024-03-25 06:00
    関東軍は、満州事変の成り行きを見ながら、満州国の建国と、そこにおける溥儀の皇帝擁立を決めた。つまり満州は、日本に組み込むのではなく、またその統治下とするのでもなく、独立国として存在させ、その権威づけに溥儀を利用しようとしたのだ。

    溥儀とは誰か?

    愛新覚羅溥儀は、清の最後の皇帝である。いわゆるラストエンペラーだ。1906年に生まれ、1967年に亡くなる。生まれたのは最後の封建国家で、多感な時期に革命や戦争を経験し、20世紀後半の平和の中で亡くなった。まさに激動の生涯だったといえよう。

    溥儀は、1908年にわずか2歳で清の第12代皇帝に即位する。が、1912年の辛亥革命で清が倒れたことにより退位させられる。このとき6歳だった。2歳で即位し、6歳で退位するのだから、なんともいえないジェットコースターだ。

    その後、中国の政局が二転三転するに連れ、立場を翻弄させられる。次第にヨーロッパ各国が中国を実
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