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競争考:その7「残酷さの受け入れ方」(1,813字)
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競争考:その7「残酷さの受け入れ方」(1,813字)

2014-06-03 06:00
    競争というのは、ある集団が存続するためには欠かせないシステムだ。コンビニ弁当も人間も、多めに作って競わせ、勝利したものだけが生き残るやり方を採択すると、集団そのものの生命力が強まる。これは世界の本質である。

    お弁当は、選ばれなくて廃棄されたお弁当があってはじめて、選ばれたお弁当が光り輝く。だから、選ばれなくて廃棄されたお弁当も、立派な役割を果たしているのである。廃棄されるお弁当がなければ、それ以外のお弁当も売れなくなってしまうのだ。

    この論法が、人間にも当てはまる。
    人間も、負ける者がいるからこそ、勝つ者が光り輝く。そして勝者が生き残るからこそ、人間社会そのものも存続する。人間社会が生き残るためには、勝者が生き残るという競争システムを採用し続けることが不可欠なのだ。

    これはしかし、敗者の側から見るととても世知辛い。敗者は「勝者を光り輝かすために生まれた」と考えるなら、その事実を受け止めきれる人は少
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