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  • 一問一答「あなたが人とのコミュニケーションの中で、価値観が違うなと感じることはどんなことですか?」【人間関係地雷リスト】

    2022-08-30 12:00  
    330pt
    あなたが人とのコミュニケーションの中で、価値観が違うなと感じることはどんなことですか?
    今回は、倦怠期を突破する方法についての相談をもとに、価値観の違いを理解して、コミュニケーションをスムーズにする方法について解説させてもらいます。

    Q. 倦怠期でうまくいっていない時に仲良くやり直せるきっかけや方法を教えてください。

    倦怠期を突破するために心理学的に一番いい方法は、「2人で新しい困難にチャレンジする」ことです。
    一緒に同じ経験をずっとしていると、物事に対する反応は同じような状態になります。
    同じ状況下であれば2人とも同じ反応をするので、わざわざコミュニケーションを取る必要もなくなっていきます。
    ところが、全く知らない土地に行ったり全く経験をしたことがない問題を抱えると、当然ですが協力する必要があるのでコミュニケーションを取るようになります。
    そのコミュニケーションによってケンカすることもあるでしょうが、お互いの信頼感などが生まれてきます。

    ですから、お互いに経験したことがないことで、2人で一緒に取り組む必要があることに挑戦してみてください。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    恋愛関係の一番の問題は、お互いに理解し合えていないすれ違いです。
    女性の場合は、「わかってくれていない」と感じて悲しくなります。
    男性の場合は、「どうせわからないと」と諦めます。
    これがよくある男女のトラブルやケンカです。

    今回は、男女関係で守ってほしい恋愛のルールについて解説させてもらいます。
    もちろん、人によってこのルールは違いますが、少なくともこれだけは避けて欲しいルールについてです。

    踏んだら即死の恋愛地雷の避け方

    「価値観が違う?」
    2001年のイェール大学の調査によると、恋愛の価値観が似ているほど親密感は高まり、恋愛関係に発展しやすいということもわかっています。

    人間がどのようなところで相手との違いを感じやすいのかということを理解しておいてください。
    その違いをあらかじめ理解しておけば、受け入れることもできるようになります。

    物事の考え方の違いに良いも悪いもありません。
    それをお互いに受け入れることができれば、2人で尊重しあいながら協力して行くこともできます。

    恋愛でトラブルが起きるのは、お互いに共有していると感じていたポイントにすれ違いを感じた時です。
    大抵のカップルが、付き合い始めた頃には、相性がいいとか価値観が合うと言いますが、別れた後には、同じポイントに対して価値観が違うと言います。

    価値観が同じだと思っていたけれど、様々な地雷を踏んでいくことによって、同じだと思い込んでいただけで違っていたと思い始めるわけです。
    これが恋愛における冷めるという現象です。

    恋愛は相手と価値観が同じだという思い込みで始まります。
    その価値観が違うと感じると破局します。
    関係を重ねる上で、「差が生まれやすいポイント」を理解しておいてください。
    このポイントで、自分に突出しているところがある場合には、それが差となりやすいので気をつけてください。

    男女の価値観を理解するためのおすすめ
    進化心理学というものは男女の違いを理解するためにはとても面白いもので、今回のおすすめの本として進化心理学についてのぜひ読んでもらいたい本を紹介しておきます。

    よく地図が読めない女性、話を聞かない男性というようなことが言われましたが、このような男女の違いについて科学的に理解するために役に立つ本です。
    男女のすれ違いを経験したことがある人、男心がわかる女性になりたい、女心がわかる男性になりたいという方は、こちらの本で勉強してみるのも良いのではないでしょうか。

    進化心理学から考えるホモサピエンス 一万年変化しない価値観 (フェニックスシリーズ)

    恋愛関係での気をつけてほしい地雷ポイント13個!

    地雷ポイント①伝統主義
    新しい考え方や方法を認めないような保守的すぎる人は価値観の違いをもたらす傾向が強いです。

    新しい考え方や方法を受け入れることができない人がいます。
    保守的すぎて、人とは違う考え方を許容することができない人です。

    人の考え方はそれぞれですが、基本的には伝統を気にする必要はないと思います。
    人間の長い歴史の中で、たくさんの伝統が生まれ、そのほとんどが淘汰され優れたものが残りました。
    必要のないものは消えていくだけです。
    それが進化だと思います。

    地雷ポイント②感情優先
    物事を決める時に自分の感情だけで決める人がいます。
    比較的男性より女性に多いタイプですが、自分がどうしたいかということを推してくるタイプです。

    例えば、カップルであれば、旅行先を決める時に自分がどこに行きたいかという気持ちばかりを主張して話し合わない人です。
    どちらかと言うと女性に多いですが、「(私の)気持ちが大事」と主張します。

    もちろん自分の気持ちを大切にすることも重要ですが、これが極端になったり、相手との差が強くなると危険だということです。

    男性だと自分の事情を優先します。
    例えば、「俺の立場をわかってくれ」と言います。

    自分の気持ちをわかってほしい女性と自分の立場をわかってほしい男性で、すれ違いや衝突が起きるわけです。

    地雷ポイント③楽観主義
    良い面ばかりを見て悪い面を見ようとしない現実逃避する人です。

    例えば、結婚する時に、女性はこれからの生活や子供を作る時のことを考えているのに、男性がいつまでも夢を見て、具体的な計画があるわけでもないのに起業しようとしたり、大当たりを狙ってビットコインに大金を突っ込んだりすれば、ここに大きな価値観の違いが現れるわけです。

    地雷ポイント④浅はかさ
    自分の知っている知識だけで充分だと思って物事を決めようとする人です。
    ナルシストな男性に多いタイプです。

    何も知らないし勉強もしないのに、自分のこれまでの知識だけで物事を判断する浅はかな人と、新しいことを学び、知識によって人生を変えようとする人では価値観が合うはずはありません。

    科学の世界も知識は常に新しくなっていきます。
    もしかしたらその知識も今は覆っているかもしれないし、もっといい方法があるかもしれないと常に考えていないと、前に進んで行くことはできなくなります。

    これは特にプライドが高い男性に多いので気をつけてください。
    学び続けていないのに、自分が凄いということをアピールしたがる人は、このポイントで価値観が食い違いやすくなります。

    地雷ポイント⑤イデオロギー
    他人の生き方などの多様性を認めることができず、自分のイデオロギーが正しいと主張するタイプです。

    これも人によるので、良いイデオロギーも悪いイデオロギーもありません。
    ただ、「若い人は苦労するべきだ」というイデオロギーを持っている人を目の前にすれば、皆さんはきっと、「頭を使って同じ結果を得ることができるのであれば楽をしてもいいのではないですか?」と言いたくなるはずです。

    もちろん、このような違いがあっても、ちゃんと議論することができるのであれば問題はありません。
    ところが、イデオロギーの違いに対して感情的になる人は、自分が正しいということを主張しようとします。
    討論番組でこういう人がひとりいると盛り上がります 笑。

    例えば 、夫婦であれば、旦那さんが見栄を張って言っている話に対して、「そんなことを言うけれど 、この前全然違うことをしていた」というようなことをうっかり言ってしまうと、旦那さんが激昂してしまうということがあると思います。

    大抵の場合、女性はこのようなことを時間が経ってもしっかり覚えています。
    これが積もり積もって大きな価値観のズレになります。
    これも同じようなポイントによるものです。

    これを防ぐために重要なのは「学ぶ姿勢」です。
    自分の信じていることを批判されて怒る必要はありません。
    図星を突かれない限りは人間は怒りません。

    地雷ポイント⑥警戒しすぎ
    臆病な人です。
    慎重すぎていつまでも決定を先延ばしにするような人です。

    例えば、結婚するために色々と準備をしてきているのに、まだ何か準備が足りないのではないかと考え、いつになっても決断することができない人がいます。
    このようないつまでも先延ばしする人と、決断力高く物事を確実に進めていく人とでは価値観が合うはずはありません。

    いわゆる完璧主義ですが、失敗を恐れすぎて優柔不断になっている人は、恋愛においても問題になる可能性があるので気をつけてください。

    地雷ポイント⑦不真面目
    いつもふざけて物事を真面目に考えない人です。

    例えば、パートナーが真面目に考えていることに対して、「それって◯◯ってことでしょ!別に簡単なことだよ」と男性が軽く答えてしまい踏む地雷です。

    特に、男性は解決策さえあれば良いと考えてしまうので、女性が本当に悩んでいることを打ち明けているのに、それに共感を示すこともなく価値観の違いを明らかにしてしまいます。

    相手が真面目に考えていることは茶化したりしない方がいいです。
    ユーモアを交えて元気づけるつもりであっても、相手が真面目に深刻な話をしているのであれば、最初は真面目に向き合ってください。

    地雷ポイント⑧騙されやすい人
    あまり深く考えず相手を疑うことも知らない人です。
    相手を疑うことを知らない人と、決して情報を鵜呑みにすることがない人とでは価値観が合うはずはありません。

    地雷ポイント⑨ルール違反
    社会のルールに従わない人です。

    例えば、決められた場所以外でタバコを吸っていたり、レストランの中で大声で電話していたりするのを見ると、ついイライラしてしまう人も多いと思います。

    ルールの穴を突いて成功したり、他の人が気付かない穴を見つけて勝利するというのであればいいですが、そうではなく、社会のルールを破っている人はただバカに見えるだけです。
    クリエイティブではないルール違反は何の意味もありません。

    地雷ポイント⑩ネガティブ
    なんでもマイナスに考えてしまう人です。

    どんなことでもマイナスに考えやすい人は、他人の粗を探しやすい人です。
    恋愛でも人間関係でも、周りにネガティブに考えすぎだと言われたとしたら、自分で脳がネガティブなことに反応しやすくなっているのではないかと考えた方がいいです。

    地雷ポイント⑪無知
    知っておくべきことを知らない人を見るとイライラする人もいると思います。

    例えば、みんなでゲームをしようとしている時に、たまたま入ってきた人が全くルールを知らず、ルールを説明している時もそれを聞かず、訳がわからないことをされるとイライラすると思います。
    このような性質も極端すぎると価値観のズレになります。

    地雷ポイント⑫疑りやすい
    他人の成功しかけていたり新しい挑戦を始めている時にほんとに大丈夫?と不安を投げかけてくるような人です。

    例えば、自分のパートナーが成功を掴みかけている時に、それを疑って足を引っ張ると、当然ですが関係は終わります。
    男性でも女性でも同じだと思いますが、何か新しいことに挑戦しようと思っている時に、足を引っ張ってしまうような言動は危険です。

    もちろん、物事を慎重に考えることも必要ですが、このような地雷ポイントを誰しも少なからず持っています。

    地雷ポイント⑬シリアス
    ユーモアがなく冗談が通じない人もいます。
    真面目すぎてユーモアが通じない人を見るとイライラするという人も多いと思います。

    以上13のポイントを覚えておいてください。
    どれも誰でも少なからず持っているものですが、極端になると地雷になるということを知っておくことが大事です。

    ここから先は致命傷になる地雷ポイントを解説していきます。
    恋人やパートナーの機嫌を粉砕する地雷ポイントです。感情を逆なでしてしまったり、相手の機嫌を完全にぶち壊してしまうポイントがあります。
    ぜひ続きもチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたは、どんなことであれば、無理することなく集中力を発揮することができますか?」【アウェアネス・テクニック】

    2022-08-27 12:00  
    330pt
    あなたは、どんなことであれば、無理することなく集中力を発揮することができますか?

    今回は、なんとなく目的もなく生きているという方からの夢や目標を持つ方法についての相談をもとに、集中力を研ぎ澄ませる方法について解説させてもらいます。
    Q. 特に目的もなく何となく生きています。夢や目標を持つにはどうすればいいでしょうか?

    夢や目標は別に持たなくても構いません。
    多くの人が夢や目標を持った方がいいと言いますし、僕も確かにそう思いますが、それは人によります。

    ハーバード大学のワーキングペーパーを見てみても、夢や目標を持った方が上手く行く場合もあれば、夢や目標を持つことによるデメリットもあると言われています。
    ですから、なんとなく生きてもいいと思います。
    ただ、なんとなく生きるのであれば、今この瞬間に全力で集中する事を大切にしてください。
    今この瞬間に全力で集中することができれば、夢や目標を持たなくても大丈夫です。

    夢や目標を持つ理由は、今自分がしている行動に全力で集中するために必要だからです。
    今目の前のことに全力で集中することさえできれば、夢や目標に拘る必要はないと思います。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    前回前々回と、集中力が続かない本当の理由と、集中力を発揮するためのイメージトレーニングについて解説させてもらいました。

    一問一答「あなたが集中したくてもなかなか出来ない時はどんな時ですか?」【集中力タイプ診断】
    一問一答「あなたが集中力を発揮したいと思うタイミングはどんなときですか?」【集中力を爆上げするイメトレ】

    今回は、集中力を研ぎ澄ませる方法についてです。
    一時的に集中力を高める方法ではなく、皆さんが一生かけて集中力を磨き上げていくための方法です。
    皆さんの集中力のベースラインを引き上げるためのアウェアネス・テクニックを紹介させてもらいます。

    集中力が高まっていくことに対してモチベーションを感じたらどうなるでしょうか?
    集中力が高まることやモチベーションが高まることに対してモチベーションを感じたら、それは永遠に加速していくことになると思います。
    そんなプラスのループを作り出す方法です。

    集中力を研ぎ澄ませるアウェアネス・テクニック

    1. デイリーモチベーション・アウェアネス・テクニック 

    これはロチェスター大学が推奨しているテクニックですが、1日の中で決められたタイミングに行います。
    続ければ続けるほど集中力のベースラインを上げていくことができるとされています。
    短期的にも効果はありますが、長期的に行って欲しいトレーニングです。

    これは以前にも紹介したことがありますが、人のモチベーションや集中力について考えるのであれば、「自己決定理論」というものが重要になります。
    人は自分で決めた比率が大きいことに対しては集中力もパフォーマンスも上がります。
    自分で納得して決めたことに対してはモチベーションが高くなり、その結果集中力やパフォーマンスが上がります。

    集中力がない人は、この自己決定性をうまく使うことができていません。
    目の前のことに集中できないというのも問題ではありますが、目の前のタスクに対して、どれくらいの価値があるのか? 自分にどんなメリットをもたらすのか? ということを自覚していません。

    「やるべき行動の価値を明確にする」
    皆さんは、「学生の頃にもっと勉強しておけばよかった」と後悔したことはありませんか?

    それは、大人になってから勉強が人生に与える影響を理解したからです。
    Dラボを見ている人は特に理解していると思いますが、知識を学ぶことが人生を大きく変えるということを実感しているからです。
    Dラボには、ニコニコを始めた当初会員が3人しか入らないところから始まったのに日本一にまでなって、たくさんの方の人生に影響を与えた動画が全て残っています。
    勉強することによって人生の可能性が広がるということを知ったから、多くの方がDラボに入会してくれています。

    ですが、まだ学ぶことの大切さをそこまでわかっていない学生の人たちは、学ぶことに対するモチベーションが湧くはずがありません。
    価値がわからないことに対してモチベーションや集中力を発揮するのは難しいです。

    ですから、その価値やメリットを理解できるようにする必要があります。
    デイリーモチベーション・アウェアネスは、皆さん普段している行動や仕事、将来のための勉強などに、どれぐらい価値があるのかということを理解できるトレーニングです。
    その結果、モチベーションが上がり、集中力もパフォーマンスも向上していきます。

    ステップ1 :毎日の終わりに、その日1日の行動の中で最もモチベーションが高かったのは何か?
    その日に行った行動やタスクの中で、最もモチベーションが高かったことを考えて3つ紙に書き出してください。

    ステップ2 :なぜその行動にモチベーションが上がったのか?
    トップ3の行動を書き出したら、それぞれに対して、なぜモチベーションが上がったのかということを考えて、その理由を紙に書き出してください。

    仮に、DaiGo師匠の場合で例を挙げるのであれば、Dラボの放送にモチベーションを感じたとします。
    なぜモチベーションを感じたのかというと、Dラボを行うことによって自由な人生を謳歌しているし、世界中どこでも生きていけるようになったという理由になるかもしれません。
    そうだとしたら、Dラボは自由の象徴だからモチベーションが上がるということになります。

    読書であれば、読書によって新しいことを学ぶことができるので、好奇心によってモチベーションを感じているということになります。

    筋トレであれば、筋トレをすることによってかっこいい体を作ることができるので、それによって美女にモテるかもしれないということになります。

    この場合であれば、DaiGo師匠は、「自由」「好奇心」「エロ」によってモチベーションが成り立っているということになります。

    デイリーモチベーション・アウェアネス・テクニックを行うと、日々皆さんが行なっている行動の中でモチベーションが高い行動から、「自分がどのようなことにモチベーションを感じるのか?」ということが理解できます。
    新しい行動やタスクに取り組む際に、そこにどんな要素を組み込むことができれば、自分のモチベーションが上がるのかということが見えてきます。

    自分がモチベーションを感じた行動自体ではなく、その行動に共通している概念や要素に目を向けるテクニックです。
    自分がモチベーションを感じる要素が理解できれば、その要素を自分のやるべき行動の中に見出せばいいということになります。
    その要素を感じることができるようにアレンジすれば、モチベーション高くやるべきことができるようになります。

    もちろん想像力も必要なので練習していくことが大事ですが、毎日続けていただけたら効果は感じていただけると思います。

    ステップ3 :1日のうちのランダムなタイミングで次の3つの質問を自分に投げかけてください
    アラームを設定しておいてもいいと思いますが、毎日自分に3つの質問を投げかけてください。
    質問1 :今自分は何をしているのか?
    質問2 :なぜ自分はそれをしているのか?
    質問3 :それによって自分はどんな結果を得たいのか?
    これは手帳やメモに書き出してもいいと思います。
    自分の行動が目的に適っているのかということが見えてきます。

    ここまでのトレーニングを定期的に続けていただけると、自分の中にそれぞれのタスクに対する価値観や、そのタスクに集中する理由や目的に対する自覚が生まれてきます。
    これによって集中力が高い状態でパフォーマンスを発揮しやすくなります。

    ちなみに、タスクとタスクの切り替えのタイミングで集中力は切れやすくなります。
    やるべきことをやるときには集中できているのに、ちょっと水を取りに行ったり、別の何かをした瞬間に集中力が途切れてしまいます。
    このタスクを切り替えるタイミングでは、先ほどと同じように3つの質問を自分に投げかけてください。
    質問1 :今自分は何をしようとしているのか?
    質問2 :なぜ自分はそれをしようとしているのか?
    質問3 :それによって自分はどんな結果を得られるのか?(何を失うのか?)
    何か行動を起こそうとしたり、タスクを切り替えようと思った時には、これを自分に投げかけてください。

    2. プログレス・アウェアネス・トレーニング

    これは自分の進歩に対して自覚するためのトレーニングです。
    人は、自分がしていることがどれくらい前に進んでいるのかということを理解することでモチベーションが上がります。

    この自分の進歩を理解するために、記録することが大事なわけですが、途中で記録すること自体が目的になってモチベーションに繋がらなくなることがあります。
    目の前のタスクをこなすことだけを記録しても、自分が積み重ねてきたものに目を向けなければモチベーションが続きません。

    このような状況になるのを防いで、自分が過去これまでにしてきたことを振り返り、そこから大きなメリットを得て、より前に進んでいくためのテクニックがプログレス・アウェアネス・トレーニングです。
    時間が経てば経つほど飽きるのではなく、自分が積み重ねてきたことに満足して、より前に進んでいくためのモチベーションが生まれるテクニックです。

    そんな集中力を研ぎ澄ませることにモチベーションを感じて、生涯を通じて集中力を研ぎ澄ませながら目標達成に向けて突き進んでいく方法については、続きをチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたが集中力を発揮したいと思うタイミングはどんなときですか?」【集中力を爆上げするイメトレ】

    2022-08-25 12:00  
    330pt
    あなたが集中力を発揮したいと思うタイミングはどんなときですか?

    今回は、キャリアに悩む方の相談をもとに、集中力を発揮するためのイメージトレーニングについて紹介させてもらいます。
    集中力が続かない理由については、前回のこちらの記事で解説していますので参考にしてみてください。
    一問一答「あなたが集中したくてもなかなか出来ない時はどんな時ですか?」【集中力タイプ診断】

    Q. 異なる業界の営業職を希望して転職活動中です。3年勤めましたがキャリアプランが思いつかず苦労しています。良い方法はあるでしょうか?

    キャリアプランについて考えることは、どうやら無意味だということが色々な研究で示されています。
    キャリアプランというものは、未来が見えているからこそ作ることができるものです。
    ところが、特に今の時代は未来がどうなるのか、これからの社会がどうなるのか、僕たちを取り巻く環境がどうなるのか誰もわかりません。

    そうなってくると、プランを立てるよりも、仕事に対する柔軟な姿勢と、今目の前のことに対して突き詰めるためのこの瞬間の集中力、この2つの能力の方が重要になると言われています。

    キャリアプランは作らなくていいと思います。
    今やりたいことをやってもらい、その一瞬一瞬の目の前のやるべきことに集中してお金に変えることを考えてください。
    それが最終的にスキルに変わります。
    将来僕たちを取り巻く環境や世の中が変わった時に、そのスキルがお金に変わればいいだけの話です。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    集中力を爆上げするイメトレ

    アニメやマンガを見たら「妄想」を!?
    いわゆる中二病のようにキャラクターになりきったりすることはあると思います。
    アニメや漫画を見たら、実生活でそれを元にして妄想しまくりましょうという面白い研究が出ていました。

    広島大学の研究で、白昼夢が幸福度を上げる条件について調べた研究があります。
    日中のウトウトしているような時に感じる、何とも言えない気持ちいい妄想の事を白昼夢と言いますが、その白昼夢に関する研究です。

    正確な定義としては、起きている時間の中で目の前のことに集中せず、別のことについて頭の中で考えている状況のことになります。
    つまらない授業を聞いている時に、頭の中でまったく別のことを考えたりすることもあると思いますが、そのような状況のことを白昼夢と言います。
    目の前のこととは違う別のことに気がそれている状態のことです。

    普通はこの状態は心理学的にはあまり良い状態ではありません。
    別のことに気がそれていたり、空想をめぐらしたりしているというのは、目の前のことに集中することができず、マインドフルな状態ではありませんので、それは人生の質を低下させたり幸福度を低下させることになると言われています。
    妄想に生きている人は不幸になってしまうというような研究は結構出ています。

    今回の研究では、オタクの人の日中の妄想については、幸せになれる可能性もあるのではないかということが示されたという面白いものです。
    日本人の男女800人を対象に行われた調査で、いつもどれくらい白昼夢や妄想をしているかということや、日常生活から感じる幸福度がどれくらいなのか、目の前のことに集中する能力であるマインドフルネスのレベル、アニメやゲームにどれぐらいお金を費やしているのかなどをチェックしています。

    つまり、アニメやゲームに普段どれぐらいお金を使っているのかということと、それをもとにどれぐらい妄想しているのかということをチェックして、その妄想によって幸福度やマインドフルネスのレベルに影響があるのかということを調べようとしたものです。

    研究チームの研究動機としては、妄想によって幸せになる人たちはオタク傾向が強く、アニメやゲームを頻繁にしていて、かつ、目の前のことに集中する能力が高いのではないかということを検証しようとしたものです。

    その分析の結果研究チームの読み通りに、実際に、マインドフルネスのレベルが高く、目の前のことに集中する能力が高い人は、目の前のことに集中できない時に起きる妄想が多いほどなぜか幸福になっていたということです。
    マインドフルネス傾向の高い人の方が、妄想によって幸せになれるということです。

    さらに、よりゲームやアニメや漫画などにお金や時間を使うオタク傾向の強い人ほど、白昼夢や妄想が多いと幸せになれるということもわかっています。

    このような妄想によって幸せになる条件としては、マインドフルネスのレベルが高く、目の前のことに集中する能力が高い、または、オタク傾向が強いかのどちらかだということです。

    「マインドフルネスレベルが高い」「オタク傾向が強い」
    普通は、目の前のことに集中する能力の高い人は、そんなに妄想などをしないわけです。
    なぜそんなマインドフルネスレベルの高い人が、妄想をすることによって幸せになれるのでしょうか。

    オタク傾向がない人は、目の前のことから気がそれて妄想するようになります。
    面白くない授業やつまらない会議に出ている時に、なんとなくぼんやりと妄想をするわけです。

    ところが、オタクな人たちは覚悟が違うわけです 笑。
    全力で全身全霊を込めて妄想を行うわけです。
    つまり、自分はこれから妄想すると考え、妄想の世界を楽しむということを覚悟して行います。

    このような自分が今妄想を楽しんでいるという開き直った状態で、目の前のことから気が逸れているのではなく、積極的に妄想の世界に入っていくということをした場合、つまり、自分が妄想を楽しんでいるという自覚がある場合には、幸福度は高くなるというデータが出ています。

    ですから、マインドフルネスレベルが高く集中力が高い人は、自分はこれから妄想すると決めてから妄想した場合には、それによって幸福度が高くなるということです。

    ゲームやアニメや漫画などにたくさん時間を使うオタク傾向が強い人ほど、幸福度が高くなる理由については、科学的に確定情報が出ているわけではありませんが、もともとゲームやアニメや漫画などが好きな人は、おそらくは妄想を楽しむスキルに長けているということなのではないかと考えられます。
    想像力が高いからアニメや漫画を楽しむことができるのではないかという指摘もあります。

    アニメやゲームでの妄想というのは自分が決めて行うものです。
    日常生活の中であるような気がそれた時になんとなくしてしまう妄想ではなく、自分がそのアニメのキャラクターだったらどうするのかということを考えたり、もし自分があのアニメのキャラクターの力を持っていたらと、積極的な妄想をするわけです。

    このような自分が意図的に選択して行う妄想に関しては、同じようにマインドフルネス度が高くなるので幸せになるのではないかということも指摘されています。

    つまり、オタクの人たちは妄想や想像の世界に思いを巡らせる能力が高く、そのようなことに慣れているので白昼夢や妄想を楽しめるのではないかという指摘がされているわけです。

    オタクコンテンツのチカラ
    研究チームは別の実験も行っていて、アニメキャラ風の少女のイラストを一瞬だけ参加者に見せて、白昼夢の頻度や妄想の頻度、幸福度について尋ねるということを行っています。

    一瞬イラストを見せただけですから、本人の記憶にも残らないようなレベルで、脳に情報を送り込んだ状況で幸福度にどんな影響が出るのかということを調べたものです。

    その結果、そんなオタク風のイラストを本人も気づかないぐらいのレベルで一瞬見せると、その被験者の白昼夢の頻度と幸福度に正の相関がみられたということです。

    つまり、オタクコンテンツやオタク的なものというのは、妄想の能力に長けている人、あるいは、自分で決めて妄想をしているという人にとっては、とても幸せになるためのスイッチになるのではないかということです。
    本人が気づかないレベルの一瞬見ただけでも、そんな効果を得ることができるのではないかということが指摘されているわけです。

    アニメやゲームで幸せになる方法としては、目の前のことにはひとつの事に集中する能力が高いマインドフルネス傾向が高い人、オタク傾向の強い人であれば妄想で幸せになれるかもしれないということを示す研究でした。

    そういう意味では、自分の想像力を鍛えるということと、目の前のことに集中するマインドフルな力を鍛えるということをすれば、アニメや漫画を見れば見るほど幸せになれるということです。

    さらに、人間というものは成功するから幸せになるのではなく、ある程度幸せになって自分の人生を楽しめている人が成功するのではないかということを示す研究があるぐらいですから、アニメや漫画を使って自分の人生をより良いものにしたいと思うのであれば、アニメや漫画はただただ見るということではなく、マインドフルネスの力を鍛えて想像力も鍛えた上で、積極的に妄想を楽しむようにしてみてはいかがでしょうか。
    それができればアニメや漫画を使って人生を変えることができるのかもしれないということが考察できる研究でした。

    好きなキャラクターを演じると集中力アップ?!
    バットマン効果と呼ばれているものがあります。
    これは簡単に言うと、自分のお気に入りのゲームやキャラクターになりきるだけでどうやら集中力が上がるという少し変わった研究があります。

    2016年のペンシルベニア大学の研究で、180人の子供を対象に実験を行っています。
    全員の記憶力や共感能力、メンタルをコントロールする能力などをチェックし、とてもつまらないゲームをしてもらいました。
    どれぐらい集中力が続くのかということを調べたものです。
    その結果、自分はバットマンだと考えて、作業のようなつまらないゲームをしてもらった子供たちは、自分はちゃんと集中できているかとか先生に褒められる状態かということを考えていた子供たちよりも、メンタルコントロール能力や記憶力、共感能力の違いを差し引いても、集中して取り組むことができたということです。

    つまり、僕たちは自分のメンタルコントロール能力が高くても低くても、記憶力が高くても低くても、共感能力が高くても低くても、それらとは関係なく、ただ自分がバットマンだと想像して作業に取り組むことで、集中力が上がるということです。

    ちなみに、この実験によるとバットマン以外の他のキャラクターでも効果は確認されたそうです。
    要するに、自分が気に入っているキャラクターであれば何でもいいわけです。
    中には、ラプンツェルになりきったところをイメージした女の子もいたそうですが、その場合も集中力の改善効果が確認されたということです。

    もしこれを皆さんが応用するとしたら、自分の中で好きな映画のキャラクターやアニメや漫画のキャラクターでも何でも結構ですので、自分がモデリングするキャラクターをひとつ決めておいてください。
    その上で、集中したい時になんとなく集中力が落ちてきたと感じたら、自分がそのキャラクターになったところを想像してください。
    それだけでも集中力が改善するということです。
    自分のお気に入りのキャラクターに自分がなりきったところを想像してもらい、自分が今するべきことをそのキャラクターだったらどのようにするかということを考えると集中力が上がりやすくなると思います。

    ここから先は、さらに長期的な視点に立って集中力を発揮する方法を解説していきます。
    具体的なワークとして、特にDラボを見てDaiGo師匠に少なからず感銘を受けて人生が変わり始めている方には参考になる内容だと思います。
    ぜひ続きもチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたが集中したくてもなかなか出来ない時はどんな時ですか?」【集中力タイプ診断】

    2022-08-23 12:00  
    330pt
    あなたが集中したくてもなかなか出来ない時はどんな時ですか?

    集中力に関しては、DaiGo師匠の質疑応答でもかなり多い相談です。
    今回はそんな相談をもとに、集中できない本当の理由について解明していきたいと思います。
    Q. 集中力が切れそうな時に何か良い方法はあるでしょうか?

    運動してください。

    特に脚部の筋肉を使うことによって脳に血液を送ることができるので、集中力を回復したり維持することができるということが分かっています。

    僕は、よくこちらのステッパーを紹介しますが、仕事をしたり読書をするときもこのステップを踏みながらしています。
    足を動かしていれば集中力を維持することができます。

    Xiser Pro Trainer エクサー プロ ステッパー フロアマット付き

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    あなたの集中力が落ちてしまう状況は?

    集中力があるかないかということを気にする人が多いですが、それを気にするよりも、どのような場面であれば集中力が発揮されて、逆に、どのような状況では集中力が落ちやすいのかということを判別することが重要です。
    集中力を発揮することができる条件は人によって違います。

    皆さんの集中力のタイプを判別する質問を紹介させてもらいます。
    もちろん、どれかに完全に区別されるというわけではありませんので、その組み合わせやグラデーションも含めて理解するようにしてください。
    どのような状況や環境下であれば、皆さんが集中しやすくなるのかということがわかります。

    集中力の切れるタイプのわかる24の質問
    ①  ②  ③
    ④  ⑤  ⑥
    ⑦  ⑧  ⑨
    ⑩  ⑪  ⑫
    ⑬  ⑭  ⑮
    ⑯  ⑰  ⑱
    ⑲  ⑳  ㉑
    ㉒  ㉓  ㉔

    全部で24の質問があります。
    紙とペンを用意して、上のように、1から24まで3の倍数で改行してください。
    以下の24の質問に対して以下の要領で採点してください。

    これは自分自身だけでなく家族や部下に対しても使うことができます。
    簡単な質問ですので、お子さんに答えてもらうと、お子さんの集中力ややる気を出す方法も見えてきます。

    まったく当てはまらない 1点
    あまり当てはまらない 2点
    少し当てはまる 3点
    かなり当てはまる 4点
    完全に当てはまる 5点
    1. 時間をかけたほうがいい結果を残せる。
    2. つまらない仕事には、やる気が出ない。
    3. 目先の楽しいことに引かれてしまい、後で後悔する。
    4. 集中さえすれば、すべきことはやり終えることができる。
    5. もっと仕事が楽しくなれば、すべてうまくいくのにと思う。
    6. 先のことは考えず、まずは楽しそうな課題から手をつける。
    7. 本気さえ出せば結果は出せる。
    8. 効率よく仕事を進めるのが苦手だ。
    9. 目の前に誘惑があると、どうしてもそちらに手を出してしまう。
    10. がんばればなんとかなる自信がある。
    11. 仕事が退屈でしかたない。
    12. 長期的な快楽よりも目先の報酬を優先してしまう。
    13. 自分は粘り強くて逆境にも強いタイプだ。
    14. 仕事を押しつけられるとモチベーションが下がってしまう
    15. 楽しそうなことを目にすると、やるべきことを投げ出してしまう
    16. どんな障害が起きても最後は乗り越える自信がある
    17. やるべきことが退屈だと、つい楽しい妄想にふけってしまう
    18. 楽しいことはすぐにやりたい
    19. 努力さえすれば、困難は克服できると思う
    20. 仕事に楽しさを感じられない。
    21. 将来の大きな快楽よりも目の前の快楽を優先する
    22. 本気を出せば成功すると思っている
    23. 退屈すると、目の前の課題とは関係がないことを考えてしまう
    24. 楽しいことを後回しにすると苦痛を感じる

    24問すべてに点数を出すことができたでしょうか。

    ① ◯点  ② ◯点  ③ ◯点
    ④ ◯点  ⑤ ◯点  ⑥ ◯点
    ⑦ ◯点  ⑧ ◯点  ⑨ ◯点
    ⑩ ◯点  ⑪ ◯点  ⑫ ◯点
    ⑬ ◯点  ⑭ ◯点  ⑮ ◯点
    ⑯ ◯点  ⑰ ◯点  ⑱ ◯点
    ⑲ ◯点  ⑳ ◯点  ㉑ ◯点
    ㉒ ◯点  ㉓ ◯点  ㉔ ◯点
    上のように点数を付けることができたら、縦に足し算して合計点を出します。
    3つの合計点が出ると思いますが、その合計点が高いところが、 そのタイプの特性が当てはまるということです。
    ①〜㉒の合計点が失敗決めつけタイプのパラメーターです。
    ②〜㉓の合計点が退屈感先行タイプのパラメーターです。
    ③〜㉔の合計点が短期誘惑先行タイプのパラメーターです。

    これは点数が高ければいいということではなく、それぞれのバランスによって、集中力を発揮しやすい状況があるということです。
    これは人生の時々によって変化するものでもありますので、ある程度定期的にチェックしてみるのもいいと思います。

    1+4+7+10+13+16+19+22
    → 失敗決めつけタイプ

    2+5+8+11+14+17+20+23
    → 退屈感先行タイプ

    3+6+9+12+15+18+21+24
    → 短期誘惑先行タイプ

    人間の集中力は鍛えていくことができる能力です。
    とはいえ、どこから鍛えていけばいいのかがわからないということもあると思いますので、その優先順位を考える上で、このタイプ分けが役に立つと思います。

    それぞれのタイプごとに、集中力を高めるためのポイントを解説していきます。
    優先順位として、自分の点数が最も高くなったところから取り組んでいただけると、効率よく集中力を発揮することができるようになると思います。
    もちろん、あまり当てはまらないタイプについても参考になる内容だと思います。
    失敗決めつけタイプ
    これは 、別名「自信喪失タイプ」とも言われます。
    これまでの人生で数々の失敗をしてきて、その失敗に囚われているせいで、目の前のことに取り組もうとした時に失敗を予想してしまうタイプです。
    これは固定マインドセットに近い考え方になりますが、頑張って集中しようと思っても失敗が頭によぎってしまいます。

    このタイプの人は、こちらの本を読んでもらうと成果が出やすくなると思います。

    マインドセット「やればできる! 」の研究

    このタイプの人は目標に対して消極的な態度をとってしまいますので、どうしても目の前のやるべき事に集中できなくなってしまいがちです。
    失敗を予測してしまうことは集中力を削いでしまいます。
    どうせ失敗すると考えてしまうと集中力は落ちてしまうということです。

    これは子供を対象にした実験でも確認されていて、勉強しようと思ってもできない子供は自信喪失傾向があったと確認されています。
    頑張れば報われるということに対する自信がないために、目の前のことに集中できないということです。

    これは勉強だけではなく運動に対しても同じです。
    しかも、運動に自信がないという人ほど、新しい生活習慣を身につける自信がないケースが多いということも確認されています。

    ですから、新しいことを学んだり勉強する時に集中力を発揮することができないということと同時に、新しい生活習慣を作って自分の人生を変えようとするモチベーションまでなくなってしまいます。

    失敗決めつけタイプが集中力を発揮する方法
    自信を喪失してしまう人はどうすればいいのでしょうか?
    正しい自信を持つ方法と言えば、当然セルフコンパッションです。

    今の自分を変えようとするのではなく、今の自分の中にある良い部分や認められる部分を見つけることによって、自信喪失状態を改善することができます。
    科学的に正しい自信のつけ方についてはコチラを使ってみてください。

    セルフ・コンパッション―あるがままの自分を受け入れる

    ここでは実際にできる簡単なワークを紹介しておきます。

    ワークその1 :セルフコンパッションフレーズ
    自信を失いそうになっている自分に気づいてください。
    否定するわけでもなく、その自分の内面で起きている感情に目を向けてマインドフルになってください。
    自分の中で起きていることをそのまま認識するだけです。

    ワークその2 :人間性フレーズ
    自信を失う人は、自分だけがダメで苦しい状況だと考えてしまいます。
    それを避けるために、人間は誰しも苦しいこともあれば自信を失うこともあると考えてください。
    皆さんが今不安に感じていることは、他の誰かも同じように感じている普通のことです。

    ワークその3 :自分に優しくするフレーズ
    嫌なことがあったり批判されたりすることもあると思います。
    自己批判をしてしまうような感情が自分の中に生まれたら、自分をいたわる言葉を自分に投げかけてください。

    この時には、自分の大切な人が自分と同じことで悩んだり自信を失いかけていたら、どのような言葉を投げかけるか考えてみてください。
    人間は自分が落ち込んでいる時には上手く声をかけることができませんが、他の人が落ち込んでいる時には、いろんな優しい言葉をかけることができます。
    その言葉を自分にかけてあげてください。

    ワークその4 :インターベンション・ブレスレット
    ブレスレットでも時計でも指輪でもいいので、簡単に外すことができるものを用意してください。
    不安になることや自信を失いそうになることがあったら、それを外して逆の手に付け替えてください。

    人は、自分が今自信を失いかけているということを認識するだけで、自分の内面で今不快感を感じている事実に向き合うことができるということが確認されています。
    その事実に向き合うだけで、不安や自信を失いかけている感情を軽減することができます。

    ですから、自分で落ち込んでいるとか自信を失いかけているとか、ネガティブな感情を感じていると気づいた瞬間に自分がする行動を決めておいてください。
    悲しみを感じたら指輪を逆の手に付け替えるというようなことでも構いません。
    その行動によって自分の内面に気づくことができてネガティブな感情を軽減することができます。

    自分を受け入れるということは客観的に自分を見るということです。
    自分が不安を感じたり自信を失いかけているということに気づけばそれで問題ありません。

    ワークその5 :コンフォート・ジェスチャー
    自分が落ち着く行動や動作をあらかじめ用意しておいてください。
    それをすると気分が落ち着いたりリラックスできる行動をあらかじめ決めておいて、自信を失いかけたことに気づいたらすぐにそれをします。

    これはストレッチでもいいですし、その場でバーピーをするということでも構いません。
    おすすめとしては、ゆっくりと腹式呼吸をするというものです。
    どんなものでも構いませんが、呼吸法についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
    一問一答「皆さんは朝起きてから呼吸をどれだけ意識しましたか?」【呼吸の科学】

    ワークその6 :コンパッションゴール(他己目標)
    自分を変えようとする目標を立てて頑張れば頑張るほど不安やうつは悪化してしまいます。他己目標を立てたことによって不安やうつの症状が改善して人間関係のトラブルも起こしづらくなるということが確認されています。

    人は、自分が頑張ることで他人に影響を与えようと思うことで、自分のメンタルは改善するし、他人との関係も良くなっていきます。

    ここから先は、残りの退屈感先行タイプと短期誘惑先行タイプの解説と対策をそれぞれ解説していきます。
    余計な感情に惑わされることなく、目の前のことに集中力を発揮して人生を変えたい方は、ぜひ続きもチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたが、心を掴みたい人は誰ですか?」【ロジカル社交術】

    2022-08-20 12:00  
    330pt
    あなたが、心を掴みたい人は誰ですか?
    今回は、職場で協調性を持つようにと言われた方の相談をもとに、センスに頼らないロジカル社交術について解説させてもらいます。
    Q. 上司や先輩から協調性をもっと持つように言われました。どうすればいいのでしょうか?

    協調性が高くなればなるほど収入が下がるという研究があります。
    周りと歩調を合わせるために、新しいことに挑戦できなくなってしまいます。

    僕は協調性はほぼゼロですが社交性は高いタイプです。自分を持った状態で他人とコミュニケーションをとれることが大事だと思います。
    ですから、協調性は気にする必要がありませんが、社交性は技術として鍛えておいた方がいいです。

    周りに合わせる必要はないし自分を貫いても構わないけれど、相手をリスペクトしながら自分の言いたいこともちゃんと伝えることができるというのがベストだと思います。

    協調性を持てというのは、責任を逃れ、なんとなく社会に溶け込み凡庸な人生を歩みたい人の言い訳だと思います。
    大事なのは、協調性ではなく、社交性とコミュニケーションスキルです。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    社交スキルにセンスは必要ない!

    行動科学の研究をもとに、人間のコミュニケーションスキルなどの社交に関わる力を高めるためにはどのようなことに気をつければいいのかということを解説していきたいと思います。

    社交力や社交術に関してはセンスによるものが大きいと考えている人が結構います。
    社交やコミュニケーションというものは、そもそもセンスによるものだと考えていたり、コミュニケーション能力が低いのはセンスがないからだと考えている人もいます。

    もちろんコミュニケーションや人を相手に喋ることを仕事にしようというようなレベルになれば、ある程度センスは必要だとは思いますが、自転車に乗るのにセンスや才能は必要ないように社交に関しても同じです。
    自転車でも競輪の世界でトップを取ろうとか、ツールドフランスに出ようと考えるのであれば、確かに技術や努力だけでなくセンスも少なからず必要になるのかもしれませんが、近所に買い物に行くために自転車に乗るのにセンスが必要だと考える人はいないはずです。
    コミュニケーションや社交というものもこれと同じです。

    人間が生物としてそもそも備えている必須機能ですから、そんなにセンスや才能によるものではないはずです。
    それにもかかわらず、多くの人がコミュ力がないからとか、センスがないからとできない理由を言うわけです。

    人間力(Human skill)は主にコミュニケーション能力のことですが、これに関して調べられた79件の研究から社交力を高めるための4つのスキルについて解説したいと思います。

    この4つのスキルは誰でもできるものです。
    誰でもできる簡単なものですし、社交とはそういうものなのかということが理解できるので、他人とコミュニケーションをしたり人間関係を作ることが難しいことではないということがわかるはずです。

    自転車に例えるなら、自転車がそれに乗ってこぐことで前に進むものだということを理解していない状態で原始人などに与えても使うことはできません。
    社交力も同じで、そもそもどのようなことを目的にして、僕らは社交をするのかとか使い方を知らないとそれをうまく利用することができないだけです。

    コミュ力を高めるためのおすすめ本
    まず、今回のおすすめの本としてはコミュ力を高めたいという方におすすめの3冊を紹介しておきます。

    コールド・リーディング: 人の心を一瞬でつかむ技術

    コミュ障でも5分で増やせる超人脈術

    内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法 (講談社+α新書)

    参考にしている研究は2017年に行動学者のヴァネッサ・エドワーズ博士がHuman skillについて調べられた先行研究を集めて、そこから79件のデータをもとに社交の必須スキルをレビューしてくれています。

    その結果、大きく分けて4つのポイントさえ押さえておけば誰でも社交スキルは上がるということがわかっています。

    ①社交のルール設定

    主に3つの自分の中での社交ルールを決めておくだけで、迷うことなくほぼ自動的に他人とのコミュニケーションができるようになるというものです。

    コミュニケーションにおいて「迷い」というものは非常に大きな問題になります。
    この人と付き合おうかどうしようか、この人にこんなことを言っていいのだろうか、やめたほうがいいだろうか、これを言ったら嫌われるだろうか、今話しかけてもいいだろうか・・・パーティーやコミュニケーションの場に行くとこのようなことで迷う時が多いはずです。

    コミュニケーションにおいて一番良くないのはこの迷いです。
    コミュニケーションにおいて、迷っている人を他の人から見ると、それは能力が低く見えるか嫌われているとかつまらないのだろうと思われるかのいずれかです。
    コミュ力がないと思われるというよりも、「能力が低い」「嫌われる」「つまらないのだろう」のいずれかで理解されます。

    よく誤解されるとかギャップがあると言われるという人がいますが、これも最初に会った時に迷いがあったからだけだということがほとんどです。

    意外と話してみたらいい人なんだねとか言われることが多い人もいると思いますが、これは性格が変わったとかそういうことではなく最初の時に迷いがあったからだけです。
    迷いによって周りに与えられている不安感がそうさせているわけです。

    迷いが良くないからと言って、ただただコミュニケーションをとりまくれということではなく、コミュニケーションにおいて迷いが出ないようにあらかじめルールを決めておくことが大事です。
    これによって無駄なコミュニケーションの軋轢や誤解などを生み出さなくて済むようになります 。
    このルールを設定するだけで社交スキルが上がるということです。

    このルール設定は3つのポイントからルールを設定してもらいます。
    ポイント1:場所設定
    ポイント2:人物設定
    ポイント3:導線設定
    これら3つを設定しておくと、基本的には社交の場で困ったり迷いが生まれることはなくなります。

    皆さんの社交スキルが発揮できるかどうかというのははっきり言って環境によって左右されるものです。
    ですから、これを理解しておけば社交スキルを発揮することができます。

    社交スキルがないと考えている人はこの状況設定や環境設定が下手なだけです。
    自分がわざわざ話しづらい場所に立っていたり、わざわざ自分がモチベーションが湧かないような人と話していたりします。
    ほとんどの人は自ら自分の社交力を封印しているようなものです。

    ですから、社交力を発揮するためにはまずは環境が大事だということを覚えておいてください。

    自分なりのコミュニケーションのルールや、環境選択のルールというものをあらかじめ決めておくと、社交力を発揮することはできて、これは別にセンスがなくてもコミュニケーションをとれるようになります。

    社交スキルは学校で教えてくれることもありませんし、誰も教えてくれないので、生まれ持ったセンスのようなものに頼っている人がほとんどですが、研究では後から身につけるスキルだけで十分にできるものだということがわかっています。

    1. 社交力を発揮するための場所設定
    他の人と喋る時に、自分が一番くつろげる場所はどこだろうかということをまず最初に考えてみてください。

    「自分が一番リラックスして話せる場所は?」
    例えば、自分の会社のデスクでもいいですしレストランでもいいです。ホームパーティーの場や実家、ZOOMでのやりとりやビデオ通話がいいという人もいると思います。

    誰かと喋る時に、一番くつろいだ状態で喋ることができる場所はどのような環境でしょうか?

    お酒が入っているとよく喋れるから居酒屋がいいという人もいると思いますし、人が遊びに来た時にはよく喋ることができるから自分の家の中という人もいると思います。
    たくさん人がいるようなパーティーの場ではあまり喋ることができないけれど、一対一でカフェなどで話をする時にはよく喋ることができるという人もいると思います。

    まずは自分のそんな場所を探してください。
    自分がここなら落ち着けるとかその状況がわかっていれば、人と会う時には自分でそのような場所を設定するようにするということもできます。

    社交力が低いと思っている人は、この場所さえも相手に全て委ねます。
    誰かと会う時に場所をどこにしようかと尋ねられた時に「どこでもいいですよ」と返す人が多いですが、これはとてももったいないことです。
    自分が安心することができる場所を設定すればそれだけでかなり違いが出ます。

    これは人によって違うと思いますし、何が正しいとかどういう場所がいいということでもありません。
    自分のこれまでの体験の中で、どのようなところだったら落ち着いて相手と喋ることができたかということを思い出して考えてみてください。

    「自分が一番苦痛を感じる場所は?」
    次に、誰かといる時に、自分が一番苦痛を感じる場所はどこだろうかということを考えてみてください。
    できるだけ具体的に考えるようにしてください。

    それぞれ3つずつリストアップ
    自分が一番リラックスすることができる場所と一番苦手な場所がこれでわかったと思います。
    この2つについていくつかピックアップしてもらったら、自分にとって最高な場所・普通の場所・苦痛な場所を3つずつリストアップしてください。
    3つ思いつかないという人もいるかもしれませんが、ぜひこれは想像力を働かせて考えてみてください。

    自分にとって安心できる最高の場所を3つ
    安心もしないけれど不安も感じない場所を3つ
    自分が苦痛を感じる場所を3つ
    これを踏まえた上で、出来るだけ自分が安心できる場所を選んで相手と会うように心がけてもらい、それ以外の場所は断るようにしてください。
    自分にとって苦手な場所を選ばれそうになった時には、おすすめのレストランがあるとそちらを勧めてみたり、自分にとって苦痛を感じる場所を指定されたら、その日は予定があると断るようにしてください。

    これだけでも社交をする時に場所を相手に委ねることもなくなります。
    よく付き合いだから行かないといけないというようなことを言う人もいますが、付き合いだからといって、自分が社交能力を発揮することができない場所に行ってわざわざ時間を使っても、先ほど紹介した通りその場で迷いがあるような状況になってしまうと人間関係を壊してしまうだけです。
    それであれば逆に行かない方がまだマシです。

    ですから、自分が苦痛を感じる場所としてリストアップした3つの場所に関しては、そこに行っても無駄に疲れてしまうだけで人脈が広がることなんてありません。

    2. 社交力を発揮するための人物設定
    社交において重要なのは自分をサポートしてくれる人と社交したいと自分が思っている相手を決めておくことです。

    人間は自分が周りから守られているとか、サポートを受けているという感覚が重要ですし、自分がこのような人と一緒にいたいのだということが明確になっているとコミュニケーション能力は高くなります。

    誰でも周りが敵ばかりだと思えばしゃべるのも面倒ですし、コミュニケーションは取りたくなくなるはずです。
    自分が社交したいと思う人もいなければ、自分をサポートしてくれる人もいないとなるとコミュニケーションもとりたくなくなるのは当然ですから、まずはこの2つを明確にしておくことが重要なわけです。

    「自分をサポートしてくれる人は?」
    社交が苦手ではないという場合には、ここは飛ばして次に進んでもらっても構いませんが、社交が苦手だという場合には、まず自分をサポートしてくれる人物を常に用意しておくというのが結構いいテクニックになります。

    仕事でも友達とでも自分が社交スキルがないと思っている場合には、その人と一緒にいるとなんとなく安心するというような人と一緒に行くようにしてください。
    自分が喋りたい時には上手に話を振ってくれて、特に自分が喋りたくない時には上手にひいてくれたり話題を変えてくれるような自分の社交をサポートしてくれる人物を用意するようにしてください。

    これは具体的には、一緒にいて自分のいいところを引っ張り出してくれるような人物であったり、自分がよく相談をする人、自分が楽しく話すことができる話題をよく引き出してくれる人としては誰がいるかということを考えてみてください。
    これに当てはまる人と普段から仲良くしておくということが非常に良いテクニックになります。

    これにより自分の社交スキルも上がります。
    社交スキルというものは、きっかけさえあればそれで上がるものだからです。
    ですから、社交がどうしても苦手という人は自分をサポートしてくれる人を用意するようにしておきましょう。

    「自分が社交したい人は?」
    あらかじめ自分が社交したい相手や付き合いたい相手を明確にしておくことが重要です。

    これについては、自分が一緒にいたい人物は誰なのかとか、自分は価値があると思わせてくれる人物は誰なのかというようなことを自分に自問してもらい、それに当てはまる人を周りの人から選んでもいいでしょうし、その人物像を明確にするということでもいいと思います。

    その人と一緒にいると自分は価値があると思ってくれるというのは、自分の能力を評価してくれるということでもいいでしょうし、自分の力を上手に使ってくれる人です。
    このような人は誰だろうかということを考えてもらい、そこから誰と社交したいのかということを考えてください。

    ここまでで皆さんが付き合うべき相手は2種類しかいないということがわかったと思います。
    皆さんをサポートしてくれる人がいれば、他の人がそこに入ってきても皆さんをうまくサポートしてくれるので人脈が広がる可能性もあります。
    そして、皆さんが一緒にいて自分自身に価値を感じることができる相手の2種類の人物が社交の場に大切な存在だということです。

    これが明確になっているだけでかなり人間関係が楽になるということもあります。
    胸に手を当てて考えてもらいたいのはこの2つに当てはまる人物が皆さんの周りにいるでしょうか。

    もしそれが思い当たらないと言うのであれば、それは皆さんが今までいかにこの基準を無視して社交してきたのかということがわかります。

    3. 社交力を発揮するための導線設定
    盛り上がるエリアとそうでないエリアを知っておくということです。

    例えば、パーティーのようなイベントを観察してみると、会話が盛り上がりやすいエリアと会話が盛り上がらないエリアというものが実は決まっているということがわかっています。

    個人の社交力もある程度は大事なわけですが、どこに立っているかによって話しかける率も全く変わってくるということです。

    社交力の高い人は誰かれ構わずただ話しかけていると思っている人もいますが、実際にはそんなこともなく、必ずパーティーなどの場では会話が盛り上がりやすい場所と盛り上がりにくい場所があるので、それを事前に押さえておいてあらかじめどのように動くのかということを決めておくということが大事です。

    会話が盛り上がらないエリア
    会話をしづらいエリアとしては、人が素早く通り過ぎてしまう場所などになります。
    例えば、会場の入口付近や料理のお皿が並んでいる場所などです。
    入口の辺りに立っていても人は通り過ぎるだけで周りを見ていません。そうなると当然そこにいても誰も話しかけないわけです。

    会場の壁際というのもあります。
    これも同じで壁までわざわざ行く人はいないからです。
    人通りが多い場所や人が溜まりにくい場所は避けるようにしてください。

    社交の場やパーティー会場などに行くと、多くの人は知っている人はいないかと人を見ています。
    知っている人がいれば安心するかもしれませんが、その人のところに行っても社交にはなりません。

    もし知っている人のところに行くのであれば、誰か紹介して欲しいとお願いするようにしてください。
    そうでなければ知っている人のところに行っても意味はありません。

    会場に行ったら、まずは周りを見渡して盛り上がってる場所や会話が弾んでいる場所をチェックしてそこに行くようにしてください。
    人が多く集まっていると行きづらいように感じるかもしれませんが、人が集まっている場所には必ずスーパーコネクターや他人を他人に紹介するのがやたらと得意な人がいます。
    そういう人がいる場所に行くと、必ず誰か話しかけてくれて輪に入ることができます。

    会話が盛り上がるエリア
    これは見渡せばわかると思いますが、例としては、やはり周りに壁がない場所の方がいいです。
    パーティ会場であればドリンクを配布しているエリアもいいです。
    飲み物の場合は飲みながらも会話することができますし、ドリンクが空になって取りに行った時に出会った人と会話が始まることもあります。

    愚直ですが主催者のいるあたりというのもいいです。
    パーティーであれば主催者のところには必ずみんな挨拶に行きますから、メインになるような人物の近くに行くというのは結構いい方法だと思います。

    親切な行為は断りにくいので、写真を撮ったりする場所など、気軽に親切な行為として声をかけやすい場所を選ぶというのもその親切をきっかけに自然と会話が始まるのでいいと思います。
    その親切をするためには当然理由が必要です。
    その理由を与えてくれるのが場所であり環境です。

    ですから、僕たちは社交をするときに人ばかりを見てしまいますが、実際にはそれよりも事前の条件設定や場所や環境を理解してそれをうまく利用することが大切だということです。

    ここから先はさらに具体的な社交スキルについて解説していきます。
    ぜひ続きもチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたが、今乗り越えたい問題はどんなものですか?」【苦悩耐性】

    2022-08-18 12:00  
    330pt
    あなたが、今乗り越えたい問題はどんなものですか?

    今回は、自分の興味がないことをやるのが面倒だという方の相談をもとに、苦しみや悲しみを乗り越えるための苦悩耐性について解説していきます。

    昔からやりたいことがなく興味があることもありません。興味がないことをやるということがめんどくさいと感じて動けずにいます。何か副業に挑戦したいと思っていますが、私はどうすればいいでしょうか?

    興味がないことをやるのが面倒だと感じて動けないというのは、新しいことに対して恐怖を感じるのと同じくらいやばい状況です。

    人間はやってみないと自分が興味を持てるかどうかはわかりません。
    自分がやってもいないのに興味がないと思うのは、新しいことに対して恐怖を感じているのと同じ意味です。
    人間にとってのデフォルトは「変わりたくない」です。
    リスクを取りたくないし、今生きることができているのであれば、変わることはしないで生きていこうとするのが人間の本能です。

    自分が変わることを恐れるのは人間の本能です。
    そのことに人間は色々な理由をつけようとします。
    「それはリスクだから」と言って行動しない人もいれば、「自分は安定しているから別に興味はない」と言う人もいます。
    全て同じです。

    自分が変わることを恐れているということを理解してください。
    興味がないことをやるのが面倒だと感じるのであれば、普通に会社員でいればいいと思います。
    会社員として言われたことを行って一定のお金をもらうプロ会社員になればいいと思います。

    何かしたいと思っているけれど、興味がないことをやるのが面倒だと思っていたら何もできません。
    やりたくない事をやらないで自分が変われると思わない方がいいです。
    誰でも好きなことができればいいですが、それがいきなりできる人はいません。
    嫌なことや苦しいことを通り過ぎないとできるはずがありません。

    嫌なことや苦しいことがあるからほとんどの人が変わりません。
    ということは、それを通り抜けることができれば僕たちは他の人から抜きんでることができます。
    それが出来ないのであれば、悪いことは言わないので普通の人生を歩んだ方がいいと思います。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    苦しみの先に幸せがある。苦しい中でも工夫を怠らなかった場合は。

    人は行き詰まったりうまくいかず苦しい状況にあると、なぜかそれまでと同じことを繰り返そうとしてしまいます。
    なぜうまくいかないのかと考えながら、ずっと同じ方法を続けていることがよくあります。
    以前はこの方法でうまくできたのに、なぜうまくできないのかと行き詰まります。

    失敗したりうまくいかないと「以前はうまくできたのになぜできないのだろう」と考えがちですが、これが危険な考え方です。
    以前うまくいった時と何が違うのだろうと悩んだりしますが、人間は以前と同じことをしているつもりであってもどうしても少しずつ違っています。
    体調や周りの環境によっても少しずつ変わりますし、ビジネスなどの場合にはトレンドという、もっと大きな動きにも左右されてしまいます。

    ですから、以前はこの方法でうまくいったはずだと考え同じことを繰り返すのではなく、気づかないうちに何かしらの条件が変わっている可能性もあるわけですから、一旦その考え方をリセットする必要があります。

    うまくいかない時ほど少しだけ変えてみることを意識してください。
    工夫や改善を常に続けていくことが重要です。
    うまくいかない時にその方法を少しでも変えてしまうと、余計にうまくいかなくなってしまうと考える人もいるかもしれませんが、少しだけ変えてみてうまくいかないのであれば、その方法が間違っているということを理解できるだけです。

    とはいえ、あまりに大きく変えてしまうと、それもプレッシャーになってしまうので、おすすめとしては10%変えるということを意識してみてください。欲張ったとしても20%ぐらいまでにしてください。
    少しだけ方法を変えてみるということが重要になります。

    毎日の進歩を実感することは大切ですが、欲張りすぎないようにしてください。
    常に右肩上がりに成長していかないといけないと考えてしまうと、それは大きなプレッシャーになってしまいます。
    どんなものでも常に階段状で上がっていくものだということを理解していただければ、 あきらめない人の考え方を身につけることができるはずです。
    人生というものは階段状に成長していくものです。

    苦悩耐性:苦しみを受け入れ乗り越える

    ラディカルアクセプタンスや忍耐力については、過去にこれらの記事でも紹介させてもらっています。
    自分の力で変えることができるものと変えられないものを分けて、変えられないものは受け入れる、そして、 変えられるものを変えていくことが重要だということでした。
    一問一答「進学で思うようにいかず、その不安と他の選択肢で悩んでいます・・・」〜ラディカルアクセプタンス〜
    一問一答「あなたがつい耐えられなくなることは何ですか?」【忍耐力の鍛え方】

    例えば、会社の中での立場や会社からの扱いに納得がいかないということで悩んでいる人もいるでしょうが、会社の中での立場というものは転職すれば変えることができるものです。
    ですが、自分の過去や生まれ持ったものは変えることはできません。
    自分の力で変えることができないものを受け入れることで、それ以外の変えられる部分に向き合っていくことができます。

    これは諦めるということとは違い、変えることができるものと変えられないものを区別して判断することが大事だということです。

    結局、苦しみを乗り越えることができる人は我慢する人ではなく、その苦しみを受け入れる人です。
    乗り越えるべき苦しみには意味を見出して乗り越えていきます。
    逆に、必要がない苦しみには立ち向かい、それを解消していきます。
    これができないということは、現実に向き合うことができていないということです。

    苦悩耐性を高める7つの質問
    とはいえ、現実に向き合うのはなかなか難しいものです。
    ですが、苦しみに耐えられる人間しか現実を変えることはできません。
    苦しみに耐える力を身につければ立ち向かっていくことができます。

    そんな苦悩耐性を高めるための7つの質問を紹介していきます。
    これから7つの質問を紹介しますので、それに対する答えを紙に書き出してみてください。

    この質問に答える時には、2つの注意点があります。
    ①自分の主観や感情ではなく、できるだけ客観的に答える
    ②客観的になることと自分を責めることとは別のことということを忘れない

    自分を責めることが現実と向き合うことではありません。
    現実に向き合うというのは、今自分の目の前にある問題を突破するためです。
    現実に押しつぶされるためではありませんので、自分を責めることはしないようにしてください。

    自分を責めることは楽です。
    自分を責めていれば、それ以上に現実を見なくて済みます。
    それは自分を責めるという言い訳を使って、現実から逃げているだけです。
    ですから、自分の責任だと言いながら自分を責めるのは、別に美しいことでも何でもありません。
    それは言い訳であり、はっきり言って怠惰でしかありません。

    それでも、どうしても自分を責めてしまうという方はこちらの本でセルフ・コンパッションを学んでみてください。
    自己否定が強い人や自分を卑下する人は、自分はダメなんだと思い込むことによって、ダメだからどうせ何をしても意味がないと現実逃避に進んでしまいます。
    自分の良いところもダメなところも受け入れることによって、現実と向き合うということが学べる本です。


    セルフ・コンパッション―あるがままの自分を受け入れる

    セルフ・コンパッション:最良の自分であり続ける方法 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文

    ここから先は、苦悩耐性を高める7つの質問と実践的なワークを紹介していきます。
    常に現実に向き合い問題を乗り越えて成長していきたい方は、ぜひ続きをチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたが、今逃げずに直視するべきはどんなことですか?」【直視力】

    2022-08-16 12:00  
    330pt
    あなたが、今逃げずに直視するべきはどんなことですか?
    今回は、どうでもいいことに心を乱されてしまうという方の相談をもとに、直視力「逃げない力」について解説させてもらいます。
    Q. 携帯を見ながら信号無視をしたり、青信号になっているのに進まない奴にムカついてしまいます。
    どうすればムカつかずにすみますか?
    どうでもいいのではないでしょうか。
    携帯を見ながら信号無視している人がいても、ひかれて損するのはその人ですし、青信号になって進まない人がいればよければいいだけです。
    このどうでもいいことにムカつき始めたら、「自分は本当に大切な問題と向き合えていない」「自分は価値ある人生を送れていない」と考えた方がいいです。
    例えば、いわゆるアンチの人や炎上に群がる人たちは、どうでもいい芸能人の浮気などで大騒ぎします。
    このどうでもいいことに大騒ぎする人は自分の人生に向き合えていない人です。
    自分の人生に向き合うのが怖いから、どうでもいい瑣末な問題に対してイライラします。
    些細なことにイラつき始めたら気をつけた方がいいと思います。
    自分の人生に向き合えていない可能性があります。自分の人生に向き合えている人は、自分のことで頭がいっぱいなのでそんなことに気づきもしません。
    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
    勝ちたいのなら向き合うことだ。慰めあっていては勝てるようにはならない。
    これは当然のことです。
    人は逃げたい生き物です。
    慰め合うと確かに心は安心します。
    ですが、向き合うことができない人は、いつまでたっても前に進むことができません。
    逃げていては、結局ダメな人生を送ってしまいます。
    そして、この逃げてダメになった人たちは何をするかと言うと、逃げている人たちと一緒にいようとします。
    慰め合うことも時には大事になりますが、いつまでもそんなことでは勝てることはありません。
    それがなかなか難しいとは思いますが、向き合うためには現実を正しく受け止める必要があります。
    この現実を受け止めるという話をすると、鬱っぽい人は特にそうですが、そのまま現実を受け止め過ぎてしまう人がいます。
    そうなるとメンタルはどんどん病んでしまいます。
    ですから、向き合うことが大事ですが、その時の向き合い方を知っておいてください。
    自分のメンタルを保った状態で向き合うことが大事です。
    前に進む為に向き合うことは大事ですが、自分のメンタルにダメージがあるような向き合い方はやめてください。
    例えば、変えることができない過去をずっと引きずっていると前に進むことはできません。
    理想が高すぎて未来に対する不安が大きくなりすぎると、これも怖くて前に進むことができなくなります。
    人間というものは過去への後悔と未来に対する無駄な不安によって、人生を切り拓き進んでいくことが出来なくなってしまいます。
    大事なのは、過去に対する不安と未来への不安も全て含めて自分の一部だとちゃんと受け入れた上で今に集中することです。
    これができれば、メンタルを保ちながら前に進んでいくことができます。
    受け入れる力を鍛えるためのおすすめ
    そして、受け入れる力を鍛えておくことも重要になります。
    この受け入れる力のためには、弁証法的行動療法(DBT)がおすすめです。
    この弁証法的行動療法のためには、これらの本がとても参考になります。

    弁証法的行動療法 実践トレーニングブック‐自分の感情とよりうまくつきあってゆくために‐

    毎日おこなう弁証法的行動療法自習帳
    あなたは自分自身と自分のやるべき事を直視できていますか?
    恐怖を感じたり逃げたいことは誰にでもあります。
    例えば、車が猛スピードで走っている道路を横切るのは怖いですし、バンジージャンプに初めて挑戦する時には足がすくみます。
    とはいえ、失敗できない人や挑戦できない人は話が違ってきます。
    「失敗したくない」という思いが強くなりすぎると、それは行動できなくなることにつながります。
    あまりにも悲観的過ぎると、失敗が怖くて挑戦できなくなります。
    大事なのは、仮に失敗したとしても、自分にとってこれだけは失いたくないというものを明確にして、失敗できる環境をつくりそこでどれだけ挑戦できるかです。
    最大のリスクを避けながら、どれだけ挑戦していくことができるかです。
    失敗を恐れる感情は悪いものではありません。
    失敗を恐れるからこそリスク回避も考えることができますし、失敗したとしても、次は同じ失敗をしないために工夫したり改善するために必要な感情です。
    自分で物事を調べたり振り返ったりするためには必要な感情です。
    人は今目の前にあるリスクばかりを考えてしまいますが、将来のリスクについて考える必要もあります。
    今リスクを取らないという判断は、将来にとんでもないリスクを抱えることになる場合があります。
    今挑戦して成功するかどうかわからないというのは、短期的には大きなリスクに見えるかもしれません。
    ところが、長期的に考えた場合には、順調に進んでいる時にこそ変化したり向き合うことが必要です。
    そして、他人と比べても意味はないとわかっていても、自分と他人を比べてしまうという人も多いと思います。
    これも自分自身をちゃんと直視できていないからです。
    自分を認めることができていない人は自分と他人を比べてしまいます。
    自分自身をちゃんと直視して自分の強みも弱みも理解することができれば、どこを改善してどこをより高めていけばいいのかということがわかりますし、それがわかれば確実に前に進んでいくことができるようになります。
    もちろん他人を参考にするのはいいことです。
    ですが、比べていいのは過去の自分だけで、現状の自分を高めて明日はより良くしていくというのが人が前に進む為に唯一できることです。
    自分を高めていくことはできても他の誰かになることはできません。
    それがわかっているにも関わらず、ついつい僕たちは他の何者かになろうとしてしまいます。
    どんな時も逃げることなく自分が前に進むためのメンタリティを大切にしてください。
    ここから先は、自分自身の本質に向き合い逃げないメンタリティを作るための方法とワークについて解説していきます。
    自分自身の人生を切り拓きたいという方は、続きもチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたは、どんな人に影響を与えどんな行動をとってもらいたいですか?」【大衆を操る20のポイント】

    2022-08-13 12:00  
    330pt
    あなたは、どんな人に影響を与えどんな行動をとってもらいたいですか?
    今回は、影響力が欲しいという方の相談をもとに、大衆煽動の心理学について解説させてもらいます。
    大衆煽動は、別に政治家でなくても役に立つものです。
    影響力と説得力が合わさることにより、1人が多数の人に影響を与える方法ですから、ビジネスでも普通の人間関係でも、プレゼンや SNS でも、力を発揮することができるテクニックです。
    これはきっと皆さんにも役に立つものです。
    何万人もの人の心を動かすということでなくても、例えば、数十人でも心を動かすことができれば、それにより部署の主導権を握ることができたり、自分がやりたい仕事があった時に、それをみんなに会社にとって重要な仕事だと思わせることにより、実現させることも出来るようになります。
    個人でも会社でも使えますし、仕事の交渉でも友達とのやり取りでも、恋愛で相手を口説くためにも使えるものです。
    Q. 影響力が欲しいです。人の心を開いたり、感動や心を震わせられる人になりたいです。何かおすすめの本はありますでしょうか?
    言葉の作り方を学びたいのであれば『ベストセラー小説の書き方』などで、いい小説の書き方を勉強するか、スピーチの勉強をするといいと思います。
    スピーチでは歴史を変えた演説を勉強してもらうと、人間の心を動かすにはどのような要素が必要なのかということが見えてきます。
    おすすめとしては『千の顔をもつ英雄』などもいいのではないでしょうか。
    例えば、リンカーンやキング牧師、チャーチルなど歴史を動かしてきた数々の人たちがいます。
    リンカーンやチャーチルなど、あるいは、ヒトラーなど、素晴らしいことを成し遂げた人もいれば悪い人もいますが、民衆の動かし方としては驚くぐらい共通点があります。
    動かす方向が間違っていたというだけで、例えば、ヒトラーであればユダヤ人の虐殺などを行ってしまい、人道的にも問題ですし悲しい歴史でもあります。
    ところが、そこで使われている技術自体は、大衆煽動という考え方ではほとんど同じです。
    例えば、以前少し流行っていた「#〇〇さんに抗議します」という Twitter のハッシュタグがありますが、これはTwitter を使ったという点では新しいタイプの大衆煽動だとも言えます。
    基本的には、みんなが支持しているように見せるというものです。
    何百万人がツイートをしているという数字が出ることで、社会的証明によって人を説得しようとするものです。
    そういう意味では、非常に古典的なテクニックではあります。
    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
    一対多数の心理コントロール 20のポイント
    大衆煽動は、これをビジネスで使えば、多くのファンを集めることができたり、商品を流行に火をつけたり話題にすることも出来るようになります。
    一対多数の形で相手の心をコントロールするのがプロパガンダです。
    これを知っておくと自分でビジネスをする時にとても楽になります。
    例えば、曲を作るアーティストであれば、素敵な作品やいい曲を作り、それが世の中に広まり当たったら成功となるし、当たらなかったら残念なことになってしまいます。
    大衆煽動の技術を知っていると、これをかなり狙ってできるようになるわけです。
    今回ベースになっている研究は、2010年にロンドン大学が行ったもので、影響力と説得力に関する約300件の文献をレビューして、他人に影響力を与えるために必要な要素とは何なのかということを徹底的に調べてくれています。
    その結果、その約300件の文献をまとめてみると、影響力と説得力を用いて相手をコントロールするためには20のポイントがあるということがわかっています。
    ポイント1 :「議論の回数は多ければ多いほど良い」
    このレビューにより分かった大衆煽動の要素の1つ目としては、「議論の回数は多ければ多いほど良い」というものが1つ目のポイントになります。
    基本的には、同じ人と対話を重ねれば重ねるほど、相手に対する影響は強くなるという意味です。
    これを聞くと当たり前だと思う人もいると思います。同じ人を何度も何度も説得すれば、当然相手は説得されやすくなると考えると思います。
    自分が相手に対して説得をする回数を増やすということをすると、人間は単純接触効果といってたくさん触れるものに対して好意を持つものなので、それにより影響を受けやすくなるということです。
    デイヴィッド・オグルヴィという広告の父と呼ばれた人が言われていることとしても、広告というものは3回以上それに触れないと効果がないとされています。
    この話には逆向きの効果もあり、5回以上同じ広告に触れてしまうと逆効果になってしまうということもあるようです。しつこい広告だと感じられてネガティブな印象を持たれてしまうということです。
    ここにもポイントがあり、5回というのは、全く同じ内容の広告に5回以上触れてしまうとネガティブな反応が出るということです。
    ところが、別の説得に関する研究で、法廷の中でその人が有罪だという証拠を提示する際に、証拠を3回出した場合と証拠を10回出した場合を比べて、どれぐらい説得される率が変わるのかということを調べた研究によると、証拠はやはりたくさん出した方が有罪になる確率は高かったということです。
    そうなると矛盾が生じている気がします。
    広告の場合は3回触れないと効果が出ないというのはまだ分かりますが、5回を超えたら逆効果だとされているのに、裁判の実験などでは、3回証拠を出すよりも10回証拠を出した方が相手が意見を変える確率が高かったというのは矛盾しているということになります。
    これはどういうことなのでしょうか。
    ここがポイントで、この裁判での10回証拠を出した場合のその証拠は違う証拠でした。相手が有罪だということを示す証拠ではありましたが、全て異なる証拠でした。
    少しずつ変化をさせながら繰り返す
    僕たちは、相手に影響力を与えるために全く同じ事を同じ方法で攻めてしまいがちです。
    そうなると、5回以上同じ広告を繰り返しているのと同じで、しつこいだけになってしまいます。
    では、どうすればいいかと言うと、少しずつバリエーションを変えることです。結果的には同じ内容だとしても、少しずつ証拠や表現方法を変えて相手に触れさせることによって、相手は説得されていくということです。
    人間というものはどこかが変化していないとそれに対して注目しないものです。当たり前になるとそれを見なくなります。
    相手と同じ議論を繰り返していたとしても、例え話が違ったり相手との対話というものは毎回違ってくるはずです。
    さらに、人間は自分と関連性があると感じられる情報に対して強く反応するので、切り口をたくさん示すようにすれば、そのどれかがみんなにヒットするようになります。
    ポイント2 :「関係性の必要さ」
    人は自分と関係があることだと思わなければ、その情報を処理することはありません。
    多くの人は自分が話してる情報を発信する際に「自分の言いたいこと」をただ話してしまいます。
    言いたいことを言ってもいいですが、その前に相手にとっても関係があることをこれから伝えるということを言わなければ聞いてもらえません。
    関係性の強調を行わないと人は動きません。
    ところが、多くの人が自分の言いたいことだけを言って、自分が強調したいところだけを強調します。
    自分の価値観を押し付けてしまうので、影響力も説得力も持つことができません。
    自分の意見が正しいとか間違っているとか、相手の意見が正しいとか間違っているということも関係ありません。
    どのように伝えれば、相手がこれから自分が伝えたいことを必要だと感じるか? ということを考えてください。
    これは相手のニーズを探るということではありません。
    相手のニーズを探ると、相手の欲しいものしか与えることはできません。
    人を動かしたいのであれば、皆さんが持っているものを相手にとって必要だと感じさせてください。
    多くの人が、これから何が流行るだろうか、どんなことであれば求められるだろうかと考えてしまいますが、そうではなく、自分のやりたいことや持っているものに目を向けて、それをどうすれば多くの人に必要だと感じてもらえるかを考えてください。
    とはいえ、これはなかなか難しいと思います。
    その練習として、皆さんが今では当たり前のように使っている商品が、いつから自分にとって関係があると思い始めたかを考えてみてください。
    例えば、スマホが初めて自分にとって関係があると感じた時はどんな時でしたか?
    説得される時には、必ず自分にとっての関係性を最初に感じています。
    ポイント3 :「ユニバーサルゴール」
    自分の行動や信念は、みんなが目指しているものだと感じさせることが重要です。
    例えば、「日本人は真面目に働く」というイメージがあるとすると、「自分も真面目に働いて成功したい」と考える人が多いというようなことです。
    自分が目指しているものは、みんなが目指している普遍的なゴールだと感じさせる必要があります。
    その上で、自分は社会的に正しい行動をしていて、一貫性を持っていると感じさせます。
    つまり、「あなたは間違っていない」と感じさせるということです。
    例えば、「誰でも失敗することもあるし悩むこともあります。それは誰でも感じていることですが、大事なのは、そこからどうやって、落ち込んだ気持ちを立て直したりもう一度挑戦するかです。」というように、普遍的なものだと感じさせると興味を持ちやすくなります。
    誰でも感じるような悩みが提示されて、そこにみんなが共感します。
    共感しただけで終わらず、重要なのはその先だと言われると、知識を求めることがユニバーサルゴールになります。
    国でも組織でも同じですが、団結を生み出しパフォーマンスを発揮するためには、理念や信念のようなものを掲げてユニバーサルゴールを上手に使っています。
    みんながユニバーサルゴールを感じるようなフレーズがあると、みんなが同じ方向を向いて強力な効果を発揮します。
    ポイント4 :「好意」
    影響を及ぼしたい相手に対して自分との類似点を示して、お互いの間に好意的な関係を作る必要があります。
    例えば、ヒトラーは、「ドイツは苦しい状況にある。だがドイツ国民の誇りは失われていないはずだ。あなた方一人一人は戦う力があるはずだ。もし我々が一致団結して戦うことが出来たら必ず勝利は見えてくる。」とスピーチして団結を作り出しました。
    自分で何かを伝えたいと思う相手には、特定の行動を命令したり示しても相手は動きません。
    「あなたにはできるはずだ」と、期待と好意を込めてメッセージを送らないと人は動きません。
    誰にでも人生を変える力があり、団結すれば世の中を変える力もあります。
    そんな期待と好意を寄せてくれて、仲間やチームだと感じさせてくれる人の言葉でなければ力が宿りません。
    ですから、日本の政治で言うのであれば、本当に一人一人の日本人が世の中を変える力があると信じ切ることができている人でなければ、政治家になるべきではないのかもしれません。
    ここから先は、残り6つのポイントについて解説していきます。
    影響力と説得力をもって人を動かしたい方は続きをチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたの取り返したい失敗はどんなものですか?」【失敗リカバリー】

    2022-08-11 15:40  
    330pt
    あなたの取り返したい失敗はどんなものですか?

    失敗は誰にでもあるものですが、それを活かすことができる人とそうでない人がいます。
    今回は、人前で自信を持って話せる方法についての質問をもとに、失敗とリカバリーの心理学について解説させてもらいます。

    Q. 人前で自信を持って話せる方法を教えてください。

    「失敗してもいい」と思えないと、人前で自信を持って話すことはできません。
    これは捉え方によって結構変わるものですが、おすすめとしては、プレゼンなど人前で話す時に、一番最初に今の自分について伝えてください。
    「緊張してうまく喋れないかもしれませんが、よろしくお願いします」というようなことではなく、
    「今日は本当に自分にとって大事なプレゼンで、そのために色々なことをして準備してきました。正直言うととても緊張しています。緊張のしすぎて心臓はバクバクしていますが、それでも皆さんにどうしても伝えたくて私は今ここに立っています。」と伝えてみてください。
    言い方次第で相手はかなり聞く姿勢になってくれて、そうなれば自分も喋りやすくなります。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    失敗と挫折のリカバリー

    「どうにでもなれ効果」は他にも波及していく
    皆さんの今年の目標の進み具合はいかがでしょうか?
    皆さんが自分で決めた習慣は確実に続いているでしょうか?

    自分で決めた習慣が続かないという人や目標に向けて継続できない人が陥る「どうにでもなれ効果(The What-The-Hell Effect)」は、例えば、ダイエットのために朝起きてから運動や筋トレを頑張ろうと決めたとして、そう決めていたのに前日の夜に Netflix を見過ぎてしまい寝坊したので時間がなく、今日は運動できないとなって、今日はできなかったから明日からすればいいと、運動の予定を先延ばしするだけであればまだマシですが、このどうにでもなれ効果というものは他のことにも波及していきます。

    つまり、朝に自分がしようと決めた習慣ができなかったことによって、自分にとって今日という1日が完璧な日ではなくなってしまったと思うと、他のことでも挫折しやすくなります。
    朝に決めた習慣もないがしろにしてしまったし、午前中に大切な仕事をしようと思っていたのにそれもできなかったから今日はどうでもいいし明日から頑張ればいいとなってしまいます。
    このように1つの失敗や挫折をするだけで人間はその日1日を無駄にしてしまいやすくなります。

    失敗と挫折というものはひとつ経験したとしても、ちゃんと対処してそこでリカバリーさえすれば大した被害にはならないものです。
    ですが、それができないと他の所にも波及してしまい、どんどん広がり続けていってしまいます。

    「どうにでもなれ効果」を防ぐ3つの方法
    1. 長期目標を作る
    どうにでもなれ効果を防ぐためには方法としては3つあります。
    まずひとつ目は、長期目標を作るということです。

    例えば、今日はお菓子を食べないではなく、1週間お菓子をできるだけ食べないようにして、お菓子の消費量をいつもの80%以上減らすという目標にして、できるだけ期間は長く幅も持たせるようにします。

    貯金の場合であれば、今月は飲みに行ったりするのも我慢して5万円貯金をするというような目標にするよりも、1年間で80万円貯金をしようというような目標にした方が、今日つい1000円無駄遣いしてしまったけれど、もう1万円使ってもいいかとなりにくくなり、少し無駄遣いをしたとしても1年間でこの金額を貯めるには、どこかでこの無駄遣いを削る必要があると考えることができるようになります。

    このように長期目標というものは自分の頭を冷静にしてくれるものです。

    2. やめる目標をやる目標にする
    2つ目としては、やめる目標をやる目標にするということです。

    例えば、お菓子を食べないというよりは、お菓子を食べないことによって摂取カロリーを減らすと考えて、摂取カロリーを減らすということを目標にすれば、やめる目標ではなくやる目標にできています。

    それであれば、チョコレートを食べてしまったとすると、摂取カロリーを減らさないといけないので、その分をどこで削ろうかと考えることも出来るようになります。

    このようにしてやめる目標ではなくやる目標にするようにしてください。

    3. 失敗から立ち直った回数を数える
    挫折することは誰にでもあります。
    ですが、その挫折を力に変えることができない人の特徴としては、失敗から目を背けようとします。
    失敗した回数すら覚えていません。

    自分の失敗も挫折も全て記録しておいてください。
    失敗の記録は怖い気がするかもしれませんが、それは何年かすると立ち直りの記録になります。

    この失敗から立ち直った回数を数えるということが、このどうにでもなれ効果を防いで、挫折の連鎖を止めるための最も強力な方法だとされています。
    リカバリーした感覚を得ることを意識して、自分の失敗の記録と失敗から立ち直ったリカバリーの回数を記録してください。

    DaiGo師匠も、たくさんの失敗も挫折も経験しました。
    ですが、失敗や挫折をして凹んだとしても、それを取り返して失敗する前よりも上に行くということをその都度考えてきました。
    そんな自分がリカバリーすることができた記録を作ることができますので、これは挫折を止めるどころか自分のモチベーションを上げてくれるものです。

    ですから、自分の失敗の記録をするようにしてください。
    それをすぐにリカバリーすることができればもちろんそれで結構ですが、リカバリーできなかったとしても、時間が経てば人間は失敗から学ぶことができるものです。

    2つの目標のうちどちらかを達成する方法
    ちなみに、目標の立て方としては何種類かの目標にしてもいいかもしれません。
    例えば、「今日は完食をゼロにする、または、お昼にサラダをドレッシングではなくオリーブオイルとバルサミコ酢だけにする」というようにして、どちらかひとつをクリアすれば OK ということにしてください。

    ヘミングウェイも、毎日何十ページも執筆していると書ける日もあれば全く書けない日もあったそうです。
    書けない時に、もうどうにでもなれ効果が起きることを防ぐために、ページ数の目標か執筆に向き合う時間かのどちらかを達成すればいいというようにしていたそうです。

    これはとても良い方法で、例えば、5時間を目標にしていたけれどあっという間に30分で目標のページ数を書くことができたとしたらその日はもう終わりで、残りの4時間半の時間が自分に対してのご褒美になります。
    一方で、いくら悩んでも全く書けない日もあるわけです。
    その日も、たとえ書けなかったとしても目標にしていた5時間執筆に向き合うことができたら達成することができたとします。

    このようにどちらかを達成すればいいというようにすると、日々の達成感をも感じることができるようになり、もうどうにでもなれ効果も起きにくくなります。
    ぜひ試してみてください。

    失敗も挫折も乗り越えて前に進むためのおすすめ本
    今回のおすすめの本としては、同じく挫折を乗り越えて前に進むために役に立つ本を2冊紹介しておきます。

    倒れない計画術:まずは挫折・失敗・サボりを計画せよ!
    目標や計画というものは、その立て方を少し変えるだけで達成率は2倍や3倍に割と簡単に変わるものです。
    ですから、正しい計画の立て方について習う機会はありませんが、実はとても大切なことです。
    そんな方法を科学的に解説した内容になっています。


    やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学
    諦めずにリカバリーしてやり抜く力が大切ですが、そんなやり抜く力を手に入れたい方のためにおすすめの本です。
    こちらは薄くて読みやすい本ですが、そんなやり抜く力を手に入れるためにとても役に立つと思います。
    ぜひチェックしてみてください。

    メンタルのリカバリー

    世の中は大変な時代になっていますが、僕たちはしんどいことも乗り越え、辛いことにも立ち向かい、自分の人生を生きていかなくてはいけません。
    挑戦することが大事だと多くの人がわかっていても、ほとんどの人は「わかっていてもできない」と言います。
    それは「できない」ではなく「していない」です。

    多くの人が不安やストレスに負けてしまったり、新しいことを始める時に立ち向かおうとする気すら起きなくなってしまいます。
    結果がどうなるかということについては、後から現実化していけばいいことですから、まず最初に立ち向かう気になることが重要です。
    これは心理学でレジリエンスと呼ばれる折れた心を元に戻す力です。

    成功するかどうかということは後からしかわからないことですから、そんな中でも進んでいけるかどうかということが大事になります。
    もしかすると、自分が失敗への第一歩を歩んでいるのかもしれないけれど、それを乗り越えていくことができるかということが大事なわけです。

    この乗り越えるということは問題を解決するということではなく、問題というものは結果的に解決されるものであり、重要なのは、自分が失敗するかもしれないとか、うまくいかないかもしれないという恐怖心を乗り越えることで、そのためにはレジリエンスが必要です。

    立ち向かう:「明確化する」
    では、立ち向かうとはどういうことなのかと言うと、心理学的には、「明確化する」ということです。

    僕たちが何かに立ち向かおうと思った時に、根性論や感謝、自己犠牲を持ち出し都合よく耐えようとしますが、それは違います。
    何に立ち向かうべきなのか、そして、立ち向かった時に自分にどんなデメリットがあり、どんな苦しみや障害があり、どこをどのように乗り越えてどこまで行けばいいのかというように、自分が立ち向かう相手を明確化することこそが、実は、レジリエンスを高めてくれます。

    自分が嫌なことをとりあえず我慢しようとか、感謝の気持ちを持てばなんとかなるというようなことを思いがちですが、実際にはそうではありません。
    明確化することで、対処しやすくすることによって、自分の力でもその問題を解決することができるとか、自分の力でもその問題に対して立ち向かい乗り越えることができるかもしれないと思えるぐらいまで、ブレイクダウンして明確化することがとても重要です。

    大抵の人は、対処できないことに対して2つの道を選びます。
    逃げて現実逃避するか、なんとかなるだろうと思い何もしないです。
    ここがポイントで、なんとかなるだろうと思うことは悪いことではありませんが、それにより何もしないことが危険です。

    皆さんにはぜひ3つ目のルートをとってほしいと思います。
    この3つ目が「明確化」です。
    自分が何をするべきなのか、どこから手をつければ進めるのかということを知ることこそが、レジリエンスを身につけるための方法です。
    根性論ではなく技術です。自分が対処できるレベルまで細かく明確化すればいいだけです。

    例えば、皆さんの前に大きなステーキが出てきたとして、それをいきなりフォークで刺して一口で食べようとはしないはずです。一口で食べられるサイズにナイフで切り、口に運ぶはずです。
    その方が美味しいし食べやすいからです。

    障害に対してもこれと同じだと考えてください。
    自分が食べることができるサイズを把握して、そのサイズに切り分けるからこそ、口に入れることができるし味わう余裕も生まれるわけです。
    ですが、ほとんどの人がトラブルや問題に対してこれをしません。

    対人関係のストレスがある人を対象にした興味深い研究があります。
    自分にとって嫌なことやネガティブなこと、ストレスになるようなことは、徹底的に考えて具体化することによってストレスが減ります。

    何かに対処しなくてはいけなくなった時に目を背けたり、なんとかなるだろうと考えてしまう人が多いですが、実際には、考え抜いて細かく切り刻み、自分が使うことができるレベルまでブレイクダウンした方がはるかにストレスが減るとされている研究を紹介します。

    エクセター大学の研究で、約50名の男女を対象にしたものがあります。
    50名となると少ないような気がするかもしれませんが、この集めた人たちに特徴があり、この実験の直近で人間関係の強烈なストレスが起きた人たちばかりを選んで行った実験です。
    実際に強烈なストレスを感じていて、今実際に困っていてレジリエンスが必要だと思っている人たちを対象に行われた研究です。

    例えば、上司ともめてしまい会社内での立場が危うくなっている人や、大事な家族と大喧嘩してしまった人など、人間関係のトラブルに直面している人たちを集めて、その人たちの考え方を変えることによって、人生においてぶつかっているその問題を自分の力でどれぐらい乗り越えることができるようになるのかということを調べようとしたものです。

    実際に、その参加者にしてもらったことは、そのトラブルの様子を徹底的に思い出してもらったというだけです。自分がどんなトラブルを起こしたのかということを事細かに思い出してもらいました。

    例えば、夫婦の喧嘩であれば、どのようにその喧嘩がスタートしてしまったのか、その時自分がどのような対処をしたのか、正確にどのような言葉が飛び交ったのか、感情を表す声のトーンはどうだったのか、というようなことまで徹底的に細部まで自分のトラブルを思い出してもらいました。

    つまり、相手の対応と自分の対応、相手の感情と自分の感情、相手の声のトーンと自分の声のトーンはどのようなものだったのか、どのような始まりをしてどのように展開していったのかなどをできるだけ細かく分析するような感覚で思い出してもらいました。

    普通の人はなかなかここまでしないと思います。
    大抵の人は、このような喧嘩をしたという場合であれば、なんであんなことをしてしまったのだろうかとか、あの時間に戻ってやり直すことができたらいいのにというように後悔するだけです。

    具体的に細かく思い出すと、ここは良かったけれどここは良くなかったというように、良いところと悪いところが思い出されるものですが、乗り越えることができない人たちは、悪いところばかりを思い出して、それに対してざっくりとした後悔をします。
    ざっくりとした後悔をすると、具体的に何をすればいいのかということを思いつけないので、現実逃避を始めてしまいます。
    それにより、あの時にああすれば良かったというような今更どうにもならないことを考えます。

    研究では、このような徹底的に最後まで思い出すというトレーニングを6週間続けています。
    6週間の間、徹底的に細部まで思い出すということを行ってもらい、その6週間の間にもし新しい揉め事が起きた場合には、それについても細部まで思い出し記録してもらうということをトレーニングとして行いました。

    その結果とても強烈な結果が確認されています。
    このトラブルを細かいところまで思い出すトレーニングを行ったグループは、それだけで、ストレスや困難に立ち向かう能力であり、折れた心を元に戻す能力であるレジリエンスが高まったということがわかっています。

    過去に起きてしまったトラブルを細かいところまで思い出したり分析することによって、僕たちは、未来の同じようなトラブルに恐怖心を感じにくくなり強くなるということです。

    レジリエンスで過去を未来に繋げる
    人間は過去の後悔を思い出したり傷ついた経験を思い出したりするものですが、重要なのは、より細かく思い出すことによって過去を未来につなげることです。
    この過去を未来につなげるということがどういう意味なのかと言うと、それこそがレジリエンスです。

    つまり、過去に自分が色々なトラブルに巻き込まれたことを細かく分析して、細部に注目することにより、僕たちは初めてそこから学ぶことができます。
    過去の失敗から学ぶということは、過去の失敗から学び、いい解決策を手に入れたり、自分の失敗ルートを理解することで失敗を未然に防ぐということだけでなく、物事に立ち向かうための基礎体力であるレジリエンスを鍛えるためにも使えるということです。

    ですが、ほとんどの人がこれをしないので、同じようなミスを繰り返してしまうわけです。
    これは考えれば当たり前のことで、レジリエンスが高まっていないわけですから、同じような問題が起きた時にすぐ逃げたくなってしまいます。

    ですから、同じような問題で逃げたり現実逃避する人は、このレジリエンスが鍛えられていません。
    なぜ鍛えられていないのかと言うと、この研究が示すように過去とちゃんと向き合うことができていないからです。
    この過去と向き合うということは、出来る限り細かく具体的に分析して言葉にしたり記録するということです。

    この研究の結果は非常に明確で、トラブルを細かく思い出したグループの方が、メンタルのリカバリーのスピードが圧倒的に速くなっていました。
    さらに、過去の後悔を引きずり、うつ傾向になってしまうことも非常に少なかったということです。
    要するに、レジリエンスが高まったと言えるわけです。

    今まさに世の中は大変な状況ですが、このような苦しい状況を乗り越えるためにはレジリエンスがやはり鍵になってきます。

    失敗とリカバリーを考えてうまくいく人といかない人

    人間が成功するルートは2つあるとされています。

    1. DP(Defensive Pessimism)
    防衛的ペシミストという考え方で、今まで成功したり上手くいった事があっても、次は失敗するかも、そんなに上手くいかず次は悪い事が起きるのではないかと考えるタイプです。
    このような人は、不安により他の人よりも事前準備に力を注ぐので成功しやすくなります。

    2. SO(Strategic Optimism)
    戦略的オプティミストという考え方で、今までも上手くいってるのだから次もきっとうまくいくと考えて、どんどん前に進んでいくタイプです。
    このような人は、失敗を恐れないのでトライアル・アンド・エラーを繰り返して成功に繋がります。

    DP(Defensive Pessimism):準備を念入りに
    SO(Strategic Optimism):挑戦回数を増やす
    皆さんが楽観的なタイプであれば、成功するために失敗を恐れず挑戦回数を増やしてください。
    逆に、慎重派で不安になりやすい人は、他の人よりも準備に時間をかけることで成功率を高めることを意識してください。
    この2つには、どちらがいいとか悪いということはありません。ほとんど遺伝子で決まるものです。

    1996年の研究で、参加者を2つのグループに分けて、ダーツを投げる実験を行っています。
    その際に、自分の失敗と失敗した時のリカバリーについて考えたグループと、自分の完璧な成功について考えたグループに分けています。

    その結果、DPの人たちは、自分の失敗を想像したり、失敗した時にどうリカバリーするのかということを考えると、ダーツの的中率が上がりました。DPの人達は、ネガティブなことを考えてそれを飲み込んでいた方が成績は良くなったということです。
    逆に、完璧にダーツを投げているところをイメージすると、かえって、成績は下がってしまいました。
    SOの人たちは、失敗するところを想像すると本当に失敗してしまい、完璧にダーツを投げているところを想像すると本当に成績も上がりました。

    ちなみに、日本人やアジア人は、基本的にはポジティブシンキングがあまり効果がない人が多いです。日本人は悲観的な遺伝子を持っている人が9割を超えています。ほとんどの人は、DPだと考えてください。
    基本的には、不安を抱えやすい遺伝子が強い日本人は、DPの戦略を使った方が上手くいく可能性は高いです。

    ここから先は、組織やチームでの失敗とリカバリーについてと、具体的にリカバリーの可能性を高めるテクニックについて解説していきます。
    失敗は誰でもするものです。
    むしろ、挑戦し続けている人ほど失敗の数は多くなります。
    リカバリーの可能性を高めていつか成功を掴むために続きもチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたが、もっと心の内側に入っていきたい人は誰ですか?」【傾聴力を鍛えるトレーニング】

    2022-08-09 14:00  
    330pt
    あなたが、もっと心の内側に入っていきたい人は誰ですか?

    今回は、結婚する予定の彼女がコロナの最前線で疲弊していることについての相談をもとに、相手との信頼関係を築くための傾聴のトレーニングについて解説させてもらいます。

    Q. コロナの最前線で頑張っている彼女が疲弊して、最近思考がとてもネガティブで自分の価値を下げるような発言が多く不安定です。結婚する予定ですが彼氏としてどのように立ち回ればいいのでしょうか?

    コロナで極限の状態にいて、ずっと仕事を強制されているという状態になれば、忙しすぎてどうしてもメンタルは病んできます。
    このような場合には変にこちらから何かを求めるのではなく、相手の気持ちをただ聞き出してその感情にタイトルをつけるというテクニックがいいと思います。
    いわゆる傾聴と呼ばれるテクニックですが、これは FBI でテロリストとの交渉にも使われるようなテクニックです。
    激高しているテロリストと交渉するネゴシエーターは、交渉する時にまずは相手の話をひたすら聞きます。

    例えば、相手が今仕事が大変で、このまま仕事を続けることができるかどうかも不安だし、自分は結婚相手としてふさわしいか、わからなくなってきたというようなことを話したとしたら、そんなことはないと否定するのではなく、その内容に対して同調するのでもなく、相手のその感情を寄り添って一緒に解釈するようにしてください。
    一緒になって相手が感じている感情には違う視点もあるのではないのかということを紐解いていきます。
    相手の感情を否定するのではなく、一緒になって紐解いていくというスタイルで話を聞いてあげてください。

    寄り添って相手が思っている感情を言葉にさせてあげると、人間は自分の感情を言葉にすればするほどメンタルが安定してきます。
    できるだけ細かく相手の話に対して質問して、その感情を感じた時のストーリーや理由を聞いてあげてください。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    【傾聴】聞く力は人生を変える力

    傾聴のテクニックは、自分の意見を通したり相手の態度を変えたりすることもできますが、今回の相談者の方のように、悩みを抱えている人や苦しい状況にある人、あるいは、トラウマを抱えているような人に対しても使えるものです。

    交渉する時にも、相手を理解したり信頼関係を作る時にも、そして、大切な人のメンタルを安定させるためにも、広く使うことができるテクニックが傾聴です。

    傾聴にまつわる心理学については、以前に一問一答でも解説させてもらったことがあります。
    一問一答「人に誤解されやすくて困っています」〜傾聴の心理学〜
    一問一答「あなたは人の行動を変えられると思いますか?!」【聞き上手の力】

    相手に態度を変えてもらいたいとか、何かの交渉をしたいとなると、例えば、10の時間があったとしたら、そのうちの8を自分の言いたいことを言うために使ってしまう人が多いと思います。
    これは大きな間違いで、まず最初に8は相手の話をじっくりと聞いて信頼関係を築く必要があります。
    しっかりと信頼関係がそこまでにできていれば、残りの2で自分の言いたいことはすんなりと通ります。

    4つの傾聴の基本的なテクニック
    傾聴の基本的なテクニックとしてだけでも4つもあります。
    まずはポイントだけをまとめておきます。

    その1:口出し・反論・評価は禁止
    相手の話に対して、口出しをしたり否定的な意見を言うことも、良いとも悪いともそれを評価することも一切しません。

    その2:短く定期的に頷く
    相手が同意を求めてきたり息継ぎをしているタイミングに合わせて短く頷くようにします。

    その3:相手の発言をコンパクトにまとめる
    相手の情報をコンパクトにまとめるわけですが、その際には「要するに・・・」「つまりは・・・」というような言葉でまとめてはいけません。

    あくまで相手の発言を自分が正しく理解することができているかという確認をする意味で内容をまとめて伺います。

    その4:手短な質問を繰り返す
    時々、手短な質問を繰り返して相手に話を聞いているということを伝えるようにします。
    相手がそれまで話した内容に対して、自分の素朴な疑問を短い質問で投げかけるような感じです。

    ここで質問する内容は自分がわからないことではなく、相手が話したいであろうことにしてください。
    相手が何となくもう少し話したそうにしていた部分に触れると話が広がりやすくなります。

    聞き上手で人生を変える

    聞き上手な人は、それだけで相手のモチベーションを高めることもできますし、色々な情報を周りから教えてもらえるというメリットもあります。
    この情報を周りから教えてもらえるというところが結構大切なポイントで、今の世の中では様々な情報が溢れています。
    この情報が溢れた世界では、情報というものは、情報の質と鮮度が重要になります。
    そんな状況の中で、一番いい情報を手に入れることができる人は聞き上手な人でもあります。

    さらに、人間は自分の話を聞いてもらうことで脳が興奮するということもあります。
    実際に、人間が相手に話を聞いてもらっている時に脳がどんな反応をするのかチェックした研究があり、それによると、脳の報酬系と呼ばれるところが話を聞いてもらっている時には活性化していたそうです。
    報酬系は僕たちがご褒美をもらったりした時に反応する部分で、話を楽しそうに聞いてもらっていた間は、そこが強く反応していたということです。
    人間が楽しく話を聞いてもらっている時の脳のその活動は、現金をもらった時やおいしいご飯を食べている時と同じような活動を示しているとされています。

    ですから、一生懸命楽しい話をしようとしたり、会話を盛り上げようと努力する人もいるでしょうが、そんな労力をかけなくても、聞き上手になるだけで、相手に現金を渡したり美味しい食事を一緒にした時と同じぐらい脳のレベルでは相手に快感を作り出すことができるわけです。
    その結果、話を聞くだけで相手の考え方や意見を変えたり、相手を自分の味方にすることができます。

    聞き上手になるためのおすすめ本
    聞き上手になるための、おすすめの本を紹介しておきます。

    質問することによって、人間の心を動かすこともできますし、読むこともできます。
    これを上手に応用すれば、相手の行動を変えるだけではなく人間関係を良好にするためにも役に立ちますし、皆さんが相手に裏切られないかということを予測することもできるようになります。


    問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる

    相手の話を聞くのが苦手だという人も多いと思いますが、相手の話に興味を持って聞くというのはそれだけで瞑想のようなトレーニングにもなります。
    マインドフル・リスニングという瞑想のようなスタイルで相手の話に集中するという方法があり、それについて学ぶのであればこちらの本がとても参考になります。


    ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] マインドフル・リスニング (ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ)

    相手の話にマインドフルになるという意味では、こちらも参考になると思います。
    マインドフルな男性は仕事ができるようになるしモテるようになるという研究もあります。そんなマインドフルネスの基本について理解できると思います。


    自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス

    人に頼み事をするのが苦手だという人も多いと思います。
    聞き上手な人は、相手の話をじっくり聞いて心の中に入ってから提案します。
    それによって、相手は素直にその提案を受け入れてくれます。

    人間は誰かに頼まれたことをしたりお願いを聞くとその相手に好かれるだろうと思いがちですし、断ると嫌われるのではないかと思いがちですが、実際にはそんなことはありません。
    心理学的には誰かの頼みを聞くよりも、誰かに頼みごとをした方が好意を持たれやすいということがわかっています。
    人間は助けてくれた人ではなく、助けた相手を好きになる性質があります。ですから、人を上手に動かすためにも、周りの人に助けてもらうということが大切です。
    そのための方法はこちらが参考になると思います。
    人に提案したりお願い事をするのが苦手だという人には、ぜひ読んでもらいたい本です。
    頼み事が上手くなるというのは人間関係が上手くなるということです。


    人に頼む技術コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学

    職場の仲間や部下だけでなく、取引先に対しても聞き上手になることで大きなメリットを引き出すこともできます。
    自分の意見を押し付けたりするのではなく、相手が自分で答えを出す質問の仕方と話の聞き方としては、こちらの本がとても参考になると思います。


    謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か

    傾聴力を高める7つのトレーニング

    傾聴のテクニックを使って相手の話を聞くことで、相手のメンタルを安定させたり信頼関係を築くことができるとわかっていても、ついつい自分の言いたいことばかりを言ってしまうことがある人も結構いるのではないでしょうか?

    傾聴力を高めるための7つのトレーニングについて解説しておきます。

    トレーニングその1 :話を譲る
    もし、相手と同時に話をし始めた時には、必ず自分が譲るようにしてください。
    相手が譲ってきたとしても、絶対に自分からは話さないでください。

    これが重要なポイントで、これを習慣にしておくだけでも、自分から話したいという欲求を抑えるトレーニングにもなります。
    さらに、同時に話を始めた時はチャンスです。
    相手は譲ってくれたという感覚を持ってくれますし、相手の話が終わった後には必ずこちらの話も聞いてくれるようになります。

    話を譲るというのはとても重要なポイントです。
    話がかぶった時だけでなく、自分が話している時に誰かが割って入ってくることもあると思いますが、その時も必ず譲ってください。

    話したい様子の人がいたり、話に割って入ってきたら全て譲ってください。
    常に譲っていれば、必ず最後に皆さんが話す順番になります。
    その時には周りの人たちは皆さんの話を聞く姿勢になっていますので、ここで話すと心に刺さります。

    人が話したいのを抑えて自分が話すことを貫く人もいますが、自分は話すことができて気分がいいかもしれません。
    ですが、相手は自分が話したいわけですから、話の内容は全く入ってこないわけです。

    話に割って入ってきたりされるとイラっとくることもあるでしょうが、すべて傾聴のトレーニングだと考えてください。

    トレーニングその2 :答えがわかっていても待つ
    相手が話していて、途中で話に詰まったり言葉が出なかったりすることもあると思います。
    相手が思い出そうと考えている時に、答えを思いついたからとすぐに言ってしまう人が多いですが、この時も、相手の台詞を引き取って終わらせてはいけません。

    相手が覚えているかと質問してきた時には答えてもいいですが、聞かれてもいないのに自分が言って話を奪ってはいけないということです。

    もし、相手が話に口ごもって会話に緊張感が生まれたり会話が進まなくなった場合には、沈黙を恐れて話したくなることもあるでしょうが、この時も、相手が考えている時の沈黙を自分の言葉で埋めることは絶対にしないでください。

    相手が一生懸命考えている時に自分が口を出すと、それは相手の発言ではなく自分の発言になってしまいます。
    人間は自分の話をたくさん聞いてもらったと感じるから、返報性の原理で、逆に相手の話も聞く気になります。

    相手が一生懸命考えて思い出そうとしている時には相手から注意をそらさず、じっくりと一緒に待ってあげてください。
    皆さんが話す時に、言葉に詰まったり思い出せない時もあると思います。
    皆さんが先に相手が考えるのをじっくり待つ姿勢を貫いていれば、皆さんが話す場面で言葉に詰まっても相手は待ってくれます。

    相手が言葉に詰まった時も、それは傾聴のトレーニングのためのチャンスだと考えてください。
    そこでじっくりと慌てず待つことで、相手との信頼関係を築くことにも繋がります。

    そして、これによって相手が「この人はじっくりと話を聞いてくれるし、もし言葉に詰まっても待ってくれる人だ」と感じるようになってくれると、それが交渉の場面であっても、会話が敵対的な方向に進むことはまずありません。

    それが初対面の人であっても、難しい交渉の相手であっても、最初にじっくりと相手の話を聞いて、「この人は自分の話を聞いてくれる人だ」という印象を与えることができれば、その後からどうとでもなります。
    多くの人は序盤から自分の話をして結論を出そうとしますが、信頼関係のためには下地づくりが欠かせません。

    ここから先は傾聴のトレーニング方法の続きを紹介していきます。
    大切な人間関係で後悔したくないとか、より信頼関係を築いていきたいという方はぜひチェックしてみてください。