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  • 一問一答「あなたが一歩踏み出したいことは何ですか?」【自ら変化する心理学】

    2021-08-10 12:00  
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    あなたが一歩踏み出したいことは何ですか?

    誰でも少なからず今の状況を変えたいと思っていることはあると思います。

    新しいことに挑戦したい、
    苦しい今の状況を変えたい、
    もっと人生を良くしたい、
    恋愛や人間関係で求める状況を手に入れたい、
    起業や副業を始めたい、

    そのみなさんの一歩を後押したり効率良く踏み出すための方法を、DラボでDaiGo師匠は伝えてきました。
    それにより望んだ未来を手に入れようと実際に動き始めている方もきっと多いはずです!

    もう一度質問します。
    今までDラボで学んだ知識を思い出しながら考えてみてください・・・
    あなたが一歩踏み出したいことは何ですか?

    今回は、過去にビジネスで失敗した経験からなかなか次の一歩を踏み出すことができないという方の相談をもとに、今の居心地のいい状況に満足したりすることなく、改善や工夫を続けることをやめないために、今の状況をより良くしていくために、そんな時に役に立つであろう一歩踏み出すための心理学についてまとめてみたいと思います。

    Q. 過去にビジネスで失敗した経験があり、なかなか踏み出すことができません。何かアドバイスをお願いします。

    失敗許容力の身につけ方が大切になると思います。
    失敗を受け入れるテクニックを学んでもらうと、大きな失敗をしている人ほど挑戦に踏み出しやすくなるということがわかります。
    なぜかと言うと、あの時の失敗に比べたらまだマシだと思うことができるからです。

    ですから、失敗というものは自分の糧になるということを考えてください。
    人間は過去の失敗に対して後悔するものです。
    ですが、大事なのは過去の失敗を後悔することではなく、過去の失敗から学び、その失敗に意味があると考えられることです。

    DaiGo師匠のアドバイスは以上でした。

    失敗許容力の身につけ方については、過去に一問一答でもまとめていますので、こちらも参考にしてみてください。

    科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜
    一問一答「今まで女性と付き合ったことがなく自分の何に問題があるのかわかりません」〜失敗許容力〜


    幸せな人は新奇探索傾向が強い

    一歩踏み出して今の現状をより良くしたり改善したいという思いがあるのは、当然ですが、幸せになりたいからだと思います。
    実際に、自分がとても幸せだと考えている人の75%がいつも新しい体験を探しているということが分かっています。
    逆に、自分を不幸だと考えている人の40%が、別に新しいことはすることなくいつもと同じことをしていた方がいいと考えていました。
    幸せな人の75%の人が常に新しいものを求めている
    不幸な人の40%がいつもと同じことをしたいと考えている

    これは幸せになるためには新しいものに興味を持ち、そこに挑戦することができるかどうかが重要だということです。

    心理学的にはコンフォートゾーン(自分が安心していられるゾーン)という考え方があり、このコンフォートゾーンを出ることができるかということがポイントになります。
    新しい体験やしたことがないことをするということは、このコンフォートゾーンを出ないといけません。

    幸福な人の61%はこのコンフォートゾーンから積極的に出るということも分かっています。
    逆に、不幸な人は25%の人しかこのコンフォートゾーンから出ることはありませんでした。
    知的好奇心の高さや何かを知りたいとか体験したいという欲求というものは幸せにつながるということです。
    世の中はこういう状況です。
    これからますます変化の激しい時代になりますので、常に好奇心を持っていろいろなことにチャレンジすることができる人の方がより幸せになるのではないでしょうか。

    不安でチャレンジするのが怖いという時も、好奇心が強い人はその好奇心が不安を上回るので一歩踏み出すことができます。
    好奇心が皆さんの背中を押してくれるわけです。
    好奇心の鍛え方についてはこちらの一問一答でも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

    科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜
    一問一答「学ぶ意味」〜好奇心〜


    このコンフォートゾーンの影響というものはかなり強いものです。
    人間はできればリスクを取りたくない生き物ですから、できるだけ安全圏の中にいようとしてしまいます。
    ですが、その安全圏の中にいては当然ですが変化しません。

    生物として考えた時には、周りの環境に合わせて自分が変わっていくというのが自然な流れです。
    環境が変わらなければ自分から変化する必要はなくなります。周りの環境が変化しなければいけない状況になった時に人は自分を変えようとします。
    ですから、自分から少し難しい環境に身を置かない限り、人は変わらないし成長することもありません。

    人は周りの環境に適応するようにできていますので、ずっと同じ環境で同じ人間関係の中に身を置いて、環境が変わらない限りは人生における変化というものは起きないわけです。

    一歩踏み出す勇気を与えてくれる名言

    一歩踏み出すための勇気を与えてくれるであろう名言をいくつか紹介しておきます。

    哲学者セーレン・キルケゴールの名言です。
    「大胆に行動すれば一時的に足場を失う。大胆さがなければ自分自身を失う。」

    素晴らしい言葉です。
    大胆に行動すれば自分が不安定な状態になるので、一時的には足場を失ってしまうけれど、大胆さがなければいつか自分自身を、自分の心を失ってしまうということです。

    DaiGo師匠も好きな言葉で、ジャック・ウェルチの名言もあります。
    「Change before you have to.」

    つまり、「変われ!自分が変わらなければいけない状況に追い込まれる前に」ということです。
    必要に迫られてから、求められてから、それから変わろうとしても遅いわけです。

    そして、DaiGo師匠が高校生の頃からずっと大切にしてきた素敵な言葉で、アール・ナイチンゲールという自己啓発の人ですが、言葉としては素晴らしい言葉があります。
    「大衆は常に間違っている。」

    これは、新しいことをしたいのであれば、みんながしていることは間違いなんだと考えることが大切だということです。
    やるべきことが見当たらないとか、自分の強みを発揮する方法がわからない、どこから手をつけていいのかがわからないのであれば、周りを見てください。
    周りを見て、周りの人達がしていることをひとつずつピックアップし、それをやらないということを心に誓ってください。
    そのようにして周りがしていないことをするということがとても大事だということです。
    ですから、周りのみんながしていることを調べて、それら全てを否定して全く違ったやり方を試してみましょう。

    師匠がメンタリストになったのも当時は日本に誰もメンタリストがいなかったからです。今でこそDラボで沢山の会員さんに見て頂いていますが、これも当時ニコニコではゲーム実況やアニメや漫画の話が流行っていて、声優さんとの対談が流行っていると言われていました。
    それをかたくなにすることなく、皆さんの生活をより良くするための知識を提供するスタイルになりました。

    周りがしていることを調べて学ぶ必要はあります。
    これは、まずはその周りがしていることと同じことを絶対にしないと誓うためです。
    そして、周りがしていない穴を見つけるためです。
    クリティカルシンキングを使って実践していただけたらと思います。

    一歩踏み出すためのおすすめ本

    人生を変えたいとか他の人とは違う人生を歩みたいという人は多いと思います。
    そんな方にまずは読んでもらいたいのはやはりこちらです。


    ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (単行本)
     
    師匠も何度も紹介している名著ですが、オリジナリティを発揮して成功するための方法のほぼ全てが詰まった1冊です。


    まどわされない思考 非論理的な社会を批判的思考で生き抜くために The Irrational Ape (角川書店単行本)

    こちらは、多角的な視点を持ちお金や投資や人生の大切な判断で間違わないためにとても参考になる本です。


    身銭を切れ――「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質

    起業したりリスクを取るのは怖いという人も多いと思います。
    わざわざこの歳になってリスクを取るのは怖いというようなことを言う人も多いと思いますが、それでもリスクをとる人は美しいと感じることもあると思います。
    それがなぜなのかということがわかる本です。
    実は、リスクを取ることによって僕たちの人生は輝いているのであり、どんなリスクを取ればいいのかということを教えてくれます。


    RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる

    人は、一定のルールの下で戦うスポーツやゲームであれば別ですが、そうではない人生やビジネスにおいて考えるのであれば、ひとつのことを追求するよりも多くの経験を重ねている人の方が成功しやすくなるということがあります。
    今の時代においては専門的な知識の深さやスペシャリティよりも経験や知識の幅の方が大切だということを教えてくれる本です。


    超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド

    苦しい状況を乗り越えたり一歩踏み出すためには、今あるストレスをうまく解消したり上手にストレスと付き合う方法を身につけておくことは欠かせません。
    そのためにはやはりこの1冊は必要です。


    OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び

    人生の中では逆境もあるでしょうし、決して受け入れ難い状況もあると思います。
    そんな中でどのようにして一歩踏み出していく道を選んでいけばいいのかということについて教えてくれる本です。
    人生というものは常に計画通りに行くものではなく、オプション B を選ぶ必要も出てきます。
    自分が突き進んできた道が計画通りにいかず、オプション B の道を行くしかないのかなとなることもあると思いますが、そこで理想の人生を見つけるための方法について教えてくれる内容になっています。


    無(最高の状態)

    そして、こちらは我らがパレオさんの新刊ですが、不安や怒り、心配事にとらわれていつのまにか失ってしまっている自分自身のパフォーマンスを取り戻すことができる1冊です。
    自らの力を解放して一歩踏み出すためにとても役に立つと思います。

    DaiGoは説得のテクニックを双方向に使う?

    みんながしているということを伝えることで自分もしたくなる、あるいは、相手を安心させて行動させるための方法が社会的証明というものですが、この時に相手に一歩踏み出させるためには、みんながそれをしているということを伝えるだけではなく、同時に相手に安心感を与える必要があります。
    皆がそれをしているということがわかると、人は動きやすくなるということです。

    それは当たり前ではないのかという人もいるかもしれませんが、これは、実は逆向きの使い方もできます。実際にDaiGo師匠はこれを逆向きに使うことが多いです。
    人を説得する時には、いかに多くの人がそれをしているのか、いかにたくさんの人が認めているのかとして使いますが、自分が行動する時には、皆がそれをしているということであれば、それはするべきではないと考えたり、皆がそれをしているのであれば逆をしなければいけないといった考え方をよくします。

    「人はみんなと同じでいたいけれど、少しだけ優れていたい」

    一歩踏み出すためには、みんながしているというきっかけは効果的ではあるわけです。
    ただ、人はブランドものや限定品などが好きだったりもします。これは矛盾していると思いませんか?
    みんなと同じでいたいし安心していたいと考えているのに、みんなより優れていたいと思うわけです。これが人間の欲求です。

    つまり、みんなと概ね同じだけれど、ちょっとだけ他の人より良いものを人は欲しがります。
    ですから、みんながヴィトンを持っているとなるとヴィトンを欲しがります。そのヴィトンの中でも、値段はそんなに変わらなくても限定品のヴィトンが欲しくなるというのが人間の悲しい心理です。

    「社会的証明+少しみんなと違う要素」で人は動く

    相手を説得する時には、それを多くの人が支持しているとか、歴史から証明されているとか科学者が証明している、有名人がお勧めしているということを伝えて、まずは安心感を持たせ一歩踏み出す感情を持たせます。
    そして、そこで実は最新のパターンでこのようなことが分かったとか、今この期間だけ限定のサービスをしているというように、社会的証明から入り、そこからおまけを付けるようにします。
    そうすると人は行動しやすくなります。

    社会的証明で安心させておいて、一歩先を見せて口説き落とすというのが、かなり効果的なテクニックです。

    では、ここから先はより具体的に皆さんが一歩踏み出すための心理的なテクニックを紹介していきます。
    不安や失敗が怖くて一歩踏み出せない時、苦しい状況を乗り越えて現状を変えたい時、勇気を持って起業や副業に挑戦したい時、そんな時に役に立つテクニックを紹介していきます。
    今の現状を乗り越えて人生を変えたいと思う方は続きをチェックしてみてください。