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  • 一問一答「あなたは、人と繋がる際に、どのようなことを意識していますか?」【ネットワーク・ブローカー】

    2022-04-02 12:00  
    330pt
    あなたは、人と繋がる際に、どのようなことを意識していますか?

    コロナの影響もあり人間関係が希薄になったりしている人も多いのではないでしょうか?
    今回は人脈の広げ方についての相談を元に、仕事や人生で成功するための人脈作りについて解説させてもらいます。
    DaiGoさん流の人脈の広げ方とその為の効果的なアポイントの取り方などはありますか?

    僕は、基本的にスーパーコネクターという色々な人と繋がっている人と積極的に友達になるという方法を使っているので、みんなと直接たくさん繋がろうとは思っていません。
    ですから、特定の人と繋がってその人との仲を深めることが重要だと考えています。
    スーパーコネクターを探すことを考えてみてはいかがでしょうか。

    スーパーコネクターとは?

    2010年にラトガース大学が行なった研究では、仕事の重要なプロジェクトを進める上では現時点の固まった人脈よりも、しばらく連絡を取っていない友人を使った方が能率が上がるケースがあるという事がわかっています。
    新しい事を始めたいのに、同じメンバーだと凝り固まったアイディアしか出ません。そこで新しいアイデアなどを取り入れる事が重要になります。
    しばらく連絡を取っていない友人に連絡を取ることをリコネクティングといいます。

    まずは、リコネクティングのテクニックを学びましょう。
    簡単に言うと、最近連絡を取っていない友人に連絡をする事です。リコネクティングが得意な人は人脈づくりが上手です。

    しばらく連絡を取っていない人に頼み事をしようと思った時、だいたいの人が億劫になります。久しぶりに連絡したのに、図々しい頼み事をお願いするということに抵抗を感じます。
    そこを躊躇せず頼む事が出来るのがスーパーコネクターの特徴です。

    この人たちは、名前と一緒に相手の得意でかつ好きなことを覚えています。

    自分の好きなことや得意な事を人から頼まれた時にはちょっといい気分になりませんか?
    自分が必要とされている感じがするはずです。
    得意な事で頼られると人間は自分の存在意義を認められたと感じます。
    だから、スーパーコネクターは自分の頼み事をしているのに逆に感謝されます。
    しかもリコネクティングが上手だから、相手に「何か困っている事があったら言ってね」と言った時に何か言われてもすぐに対応することができます。

    リコネクティングは技術
    リコネクティングは技術です。みなさんも出来ます。
    肩書きや会社名ではなく、相手の名前と得意な事や好きな事を一緒にメモしておくだけです。
    そうする事ですぐリコネクティング出来るようになります。
    あとは余計な抵抗を無くすだけです。

    ネットワーク・ブローカー

    「超人脈術」をさらに発展させて、特に仕事に役に立つ人脈づくりについて解説させてもらいます。
    どのような人脈のつくり方をしたり、コミュニティ間をどのように行き来すれば、人生がどう変わるのかということを紹介させてもらいます。

    ネットワーク・ブローカーは、コミュニティとコミュニティをつなぐ人という意味になります。
    やたらと色々な人と繋がっているスーパーコネクターという人がいます。
    このスーパーコネクターとつながることによって、人付き合いがあまり得意でない人であっても、必要な人間関係を手に入れることができるという話でした。

    このスーパーコネクターのように人脈の幅を広げすぎるのはしんどいという人もいると思います。
    とはいえ、仕事上の事を考えるとある程度必要な人間関係は持っておくべきです。
    ですから、今回は現実的に仕事や人生に役に立つ人間関係のつくり方として「ネットワーク・ブローカー」という概念について紹介させてもらいます。

    ビジネスで成功する人の人脈の特徴とは?
    今回は人脈の広さよりも人脈の質の方にフォーカスします。
    この人脈の質にフォーカスする際に重要になってくるのは、人脈の仕事に対するメリットは、男女で結構違ってくるという点です。

    どのように人脈づくりを行えば、僕たちの仕事やキャリアがより良い方向に進んでいくのかということを調べてくれた研究があります。
    ノートルダム大学の研究で、アメリカのトップクラスのビジネススクールに在籍した経験のある700人以上の元大学院生を対象に、それぞれのソーシャルネットワークやコミュニティをチェックして、ビジネスで成功する人達はどのような人脈を作っていたのかということを調べています。
    具体的には、元大学院生たちのソーシャルネットワークの3つの変数についてチェックしています。

    ソーシャルネットワークの3つの変数
    変数その1 :ネットワークの中心性(人脈の広さ)
    変数その2 :ジェンダー・ホモフィリー(同性間のコンタクトの割合)
    変数その3 :コミュニケーションの平等性(強い結びつきと弱い結びつきの割合)

    男女で異なる成功する人脈の特徴とは?!
    成功する男性の人脈づくりと成功する女性の人脈づくりには違いがありました。

    成功する女性の人脈の特徴
    まず女性の場合には、女性同士の間でのやり取りの多い女性は、そうでない女性に比べて2.5倍も就職率が高くなるということが確認されています。
    人脈の広さを示す値が広く、それと同時に女性中心のネットワークを持っている女性は、人脈の広さが狭く男性中心のネットワークを持っている女性に比べて、2.5倍も就職率が高くなる可能性があるということです。

    つまり、女性は女性同士の付き合いを重要視した方が就職率が高くなるということです。
    とはいえ、全ての女性と仲良くしなくてはいけないということではなく、女性が多いコミュニティの中で、頻繁にやり取りをして仲良くしているのは2人から3人程度で構いません。
    その2人から3人を中心に色々な人を紹介したりされたりというコミュニティがあれば、女性の場合は就職率が高くなるし仕事も見つけやすくなります。

    男性の場合は人脈が広くなればなるほどリーダーシップを取りやすくなります。
    男性は人脈を広げれば社会的ポジションが高くなったりするメリットがありますが、女性の場合には、人を紹介するサポート役のリーダーを目指した方がメリットを得られるようです。

    成功する男性の人脈の特徴
    男性の場合はわかりやすくて人脈が広ければ広いほど良い仕事に就けます。
    男性の場合は、同性間のコンタクトの割合に関わらず、ネットワークのサイズが大きい人の方が高い地位を得る可能性が高くなるそうです。

    ただし女性の場合は気をつける必要があります。
    男性の場合は広い人脈を目指せば高い地位に就ける可能性が高くなりますが、女性の場合には男性と同じような人脈を目指すと低い地位に終わってしまう可能性が高くなります。

    女性の場合は身近な仲良くなりたいと思う数人の女性を中心としたネットワークを大切にした方がいいです。
    男女で違うので男性も女性もこのあたりに気をつけてください。

    人脈に関してはこれらの本も参考になると思います。
    特に、『GIVE&TAKE』は、仕事や人生で成功するために重要な人脈の考え方について学べると思います。


    コミュ障でも5分で増やせる超人脈術
     

    GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)

    「ネットワーク・ブローカー」

    ネットワーク・ブローカーとキャリアアップについてシカゴ大学が調べた研究があります。
    過去30年間にも渡って行われた研究をもとに、仕事やキャリアで成功する人の人脈の特徴について教えてくれています。

    「ネットワーク・ブローカー」:グループ間を頻繁に渡り歩くのが上手な人
    様々なジャンルの人脈を持っていて、それぞれのコミュニティの間を頻繁に渡り歩くのが上手な人が仕事やキャリアで成功するとされています。

    例えば、IT 関係の人たちと懇意にしているかと思ったら、運送関係の人達とも親しくしていて、ホテル業界の人とも仲良くしていて、スポーツを一緒にしている仲間もいればワイン会に参加する仲間もいて、仕事の業界だけでなく全く違うジャンルのコミュニティーを渡り歩く人がいます。
    どうやら仕事では成功するためにこれが重要な人脈になるようです。

    ネットワーク・ブローカーの3つのメリット
    大きく分けて、ネットワーク・ブローカーになることには3つのメリットがあるとされています。

    メリットその1 :幅広さ
    様々なコミュニティや集団に属しているのでたくさんの情報源を手に入れることができます。
    それによってビジネスをする場合でも投資をする場合でもとても感度が高くなります。

    メリットその2 :タイミング
    様々なジャンルにネットワークがあるため、あるジャンルで手に入れた情報を他のジャンルで競合他社よりも早いタイミングで活用することができたりします。

    早いタイミングで情報をシェアするというのはかなり大きなメリットです。
    これはその情報を得た人からすると、時代を読む先見性がある人だと感じることにつながります。
    それだけでも評価が高くなりますし、実際にそれをきっかけにビジネスが上手くいったとなれば、信頼はかなり強固なものになります。

    ある業界やジャンルでの常識は別の業界やジャンルでは最も早い知識になることがあります。
    それぞれの情報伝達をするだけでも人間関係には結構メリットがあるわけです。

    メリットその3 :翻訳能力
    これはDaiGo師匠が科学の世界の話を皆さんにわかりやすく紹介しているようなことです。
    ある知識を他の業界で役立てるための解釈をしたり翻訳をする力が身につきます。

    これら3つのメリットを組み合わせることによって、個人としてはチャンスを見極める能力が高くなりますし、新しいことを創造することもできるようになります。
    情報を活用するためのビジョンも作れるようになります。

    ネットワーク・ブローカーは、自分の成功だけでなく自分に関わる人の成功の後押しもします。
    自分が関わっている人が成功するというのは自分にとっても成功です。
    情報や翻訳した知識を提供しているだけでコストは何もかからないのに、そのおかげで成功した人は当然ながら自分の成功も応援してくれます。

    ここから先は、ネットワーク・ブローカーとして仕事や人生で成功を掴むために重要なポイントについて掘り下げていきます。
    続きもぜひチェックしてみてください。