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  • 一問一答「あなたがもっと関係を深めたい人は誰ですか?」【心の距離の心理学】

    2022-06-11 12:00  
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    あなたがもっと関係を深めたい人は誰ですか?

    男女関係や人間関係の問題や悩みもDaiGo師匠の質疑応答では多いです。
    今回は、仲良くなれたと思ったのに初対面のような関係になる人の心理を知りたいという方の相談をもとに、心の距離を縮めるための心理学についてまとめさせてもらいます。
    Q. わりと仲良くなったのに、しばらく会わないでいると初対面のような関係になる人の心理を知りたいです。

    相手との距離感の測り方というものがあり、人間が仲良くなったと思うのは大体の場合思い込みです。
    例えば、ある研究を見てみると、自分が友達だと思っている相手がいたとして、その相手が自分のことを同じぐらいに友達だと思っている確率は50%程度だとされています。
    ですから、普通に友達だと思っている相手も実際には1/2の確率で友達ではないということになります。

    これを見抜く方法としては、本来はそれを見抜くというよりは深めるようにした方がいいですが、どうしてもそれを見抜きたい場合には、友達の枠を超えているかどうかを見た方がいいと思います。
    例えば、会社の上司と仲がいいかどうかということを判別する一番いい方法は、上司と部下のような感じではなく、自宅に遊びに行ったりすることがあるような関係かどうかとか、仕事とは全く関係ないやり取りをしているかどうかというようなことで見ることができます。
    このようなお互いの役割を超えた関係になることができているのかということを見てください。
    そこまで行けば心を許している関係ということがわかりますが、そうでない場合には、なかなか難しい状況なのかもしれません。

    そこに取り組むよりは、人間関係の深め方を勉強した方がいいと思います。
    初対面のようによそよそしくされることがあったとしても、それを気にしないでいられるぐらいに友達を作れる自信を持てるようになることが大切だと思います。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    友だちと親しくなるために必要なものとは?

    カンザス大学の研究で、429人を対象に友達と親しくなるのにどれくらいの時間が必要になるのか、どんな話をすればいいのかというようなことを調べてくれたものがあります。

    それによると、50時間・90時間・200時間の壁があり、平均で50時間ほど一緒に過ごすことにより時々顔を合わせるぐらいのカジュアルフレンドになるとされています。
    友達と言われても、知り合いなのか友達なのかよくわからなかったりすると思いますが、平均で50時間ぐらい共に過ごすと時々顔を合わせるぐらいのカジュアルな友達にはなれるということです。

    そして、次の段階として平均で90時間ほど一緒に過ごすことにより、関係性として気が合う友達と呼べる関係になります。
    親友とまでは言えないけれど、一緒に過ごしていて楽しい気の合う友人になれるわけです。

    さらに、この次の壁が大きく、平均で200時間ほど一緒に過ごすことによって親友に近いような親密な友人と呼べる関係になることができます。

    200時間で親友といえる関係に!
    およそ200時間ほど一緒に過ごすとかなり親密な関係になれるということです。

    これは逆に考えると、90時間ほど一緒に過ごしているのに、それほど親密な関係にならなかったと言うのであれば、その時点でそれは微妙な関係だったということがわかりますし、200時間ほど一緒に過ごしているのに親密な関係にまでなれないということは、その程度だということがわかります。

    これは友達を作るための条件として考えることも出来ますし、その人が自分と合う人なのかということを見分けるためにも指標としても考えてください。

    この研究によると、一緒に過ごす時間というものは相手との親密さに関係がありましたが、そこでどんな話をどれぐらいしたのかということは関係なかったということです。

    ですから、それほど話をしなかったとしても、口下手で無口な人でも一緒に過ごす時間さえ長ければ、それが200時間ぐらい超えてくると親密な友人と呼べる関係になれるのではないかということが考えられます。

    自分から連絡を取りその人と200時間の同じ時間を過ごすようにすれば、かなり仲良くなることができます。
    いきなり200時間を考えるときついかもしれませんが、まずは50時間一緒に過ごせば時々顔を合わせるようなカジュアルフレンドになれて、90時間一緒に過ごせば相当気の合う友達になれますので、そこからさらに200時間にいくと言うのはただ単に時間の問題だけでもあります。

    自分から選んで一緒に過ごす時間を増やすようにすることで、僕たちはかけがえのない友達を作ることができるわけです。

    仲良くなるためには共通する趣味が大切だということを言う人もいますが、このような共通する趣味があったり行きつけのお店が同じというようなものがあると、その行動を理由にして一緒にいる時間を増やすことができます。

    会話がなくても相手と一緒にいる時間を稼ぐことができる行動が、いわゆる共通する趣味だということです。
    そういう意味では、新しい趣味や今までしたことがないことにチャレンジすること自体楽しいことですし、相手の趣味にちょっと乗ってみるというのも悪い考えではないと思います。

    相手との関係が深まっているかどうかを見抜く方法

    2018年のオリベット大学の研究で、3000人のオフィスワーカーを対象に調査を行い、上司やマネージャーとの関係性をチェックして、自分の上司との関係性がいい人とそうでない人の違いは何なのかと言ったことを調べてくれています。

    皆さんが、仕事の人間関係やプライベートの関係で、相手との関係が深まっているかどうかということを判断したり、恋愛において気になっている相手と一歩踏み込んでもいい関係になれているのかどうなのかということを判断するためにも使えると思います。
    14の共通する特徴が確認されています。
    1. 電話番号を知っている
    2. 個人的な問題にアドバイスを求めたことがある
    3. Facebook で繋がっている
    4. プレゼントをしたことがある
    5. 個人的な問題についてアドバイスを求められたことがある
    6. 仕事と関係のない電話やメールをしたことがある
    7. 自宅を訪問したことがある
    8. 仕事以外で一緒に外出したことがある
    9. 2時間以上の遠出を一緒にしたことがある
    10. 食事に誘ったことがある
    11. 自分の自宅に来たことがある
    12. Instagram をフォローし合っている
    13. 一緒に運動をしたことがある
    14. Snapchat でフォローし合っている
    どのようなイメージを持つでしょうか。
    ちなみに、この上司を気になっている女性や気になっている男性に置き換えて考えてみてもらっても構いません。
    友達みたいな関係だとか恋人みたいな関係だと思った人が多いのではないでしょうか。
    それがポイントです!

    これが冒頭でDaiGo師匠が言っていた「お互いに自分の役割を超えた行動をとるようになる」ということです。
    つまり、いわゆる迎合のテクニックを使ったり相手と仲良くなるためのテクニックを使って親しい関係になったら、今の2人の関係を超えた行動をとるようになるわけです。

    相手の心に入り込んだら仕事上の関係を超えた行動を共にするようになるということです。
    これが相手の心に入り込んだというサインになります。

    「あの人とは一般的な役割を超えた行動をお互いにとっているのか?」
    恋愛の関係でも上司との関係でも同じです。

    相手の心に入り込めていれば、友達や恋人同士に近いような行動をするようになります。
    普通の一般的な関係性の人たちがどのように接しているのかということを見て、それを自分が超えているのかどうなのかということを客観的に分析すればいいわけです。
    それにより、相手の心に入り込んでいるかどうかが判断できます。

    あの人との心の距離を縮める習慣

    家族や恋人などとの心の距離を縮めるため、より絆を深めるための3つの習慣を紹介します。

    1. カラダの距離は心の距離
    人間の心の距離はカラダの距離だと言われています。よくパーソナルスペースと言われていますが、仲のいいカップルでしたら歩いていても15㎝以内に近づいているわけです。もしくは手を繋いでいるとか、仲のいい友人になると45㎝の距離になると言われています。

    相手に気持ちを伝える時も、離れて伝えるより、話す前にあえて一歩近づいて話すようにしてください。
    気持ちも伝わりやすいはずです。

    もし、慣れてきたら、サイコロジカルタッチというのも試してみると良いと思います。
    肩とか、触れても違和感のない場所に挨拶や声をかける時に自然に触れるようにする方法です。
    触れる行為はつまりはゼロ距離ですから、こちらの好意は伝わりやすくなります。

    2. 言われたことを繰り返す習慣
    バックトラッキングというテクニックですが、相手の発言に対して、その言葉を繰り返してから自分の意見を伝える方法です。
    人は自分の興味のあるものや好きなモノについて話すのはだれでも大好きですから、傾聴のテクニックを使って聞き上手になってください。

    3. 感情を伝える習慣
    子供に注意したりとか、直して欲しいところを伝える時、多くの人は「それはいけないことだからこうしなさい!」という感じで命令してしまいます。
    命令をされると、相手が子供でも大人でも人は自分の権利を主張しようと反発してしまうものです。

    そういった時は命令ではなく自分の感情を伝えるようにしてください。
    例えば、「そういうことをされると、お母さんは悲しいな」というように、自分の感情を伝えてください。

    ついつい命令したくなる気持ちをぐっと抑えて、「◯◯してくれると嬉しいな」といった感じで自分の感情を伝えるようにしてください。
    これは、親子だけでなく、夫婦やカップル、友人、上司部下、どんな関係でも使える方法です。

    「言いたい事が言い合える関係」が心の距離を縮める

    ここではアサーションが関わってきますが、恋愛関係であれば、その相手は一番信用している人のはずですから全ての事を言えるはずですし、家族や仕事で信頼している人、親友なども同じですが、本来は信頼関係があるのであれば言いたいことが言えるはずです。

    ところが、僕たちは時々相手との関係を守りたいとか変に嫌われたくないというようなことを考えて、そのために言いたいことが言えなくなるということがあると思います。

    言いたいことはちゃんと伝えて相手とわかり合えるけれど、相手を傷つけることはないというコミュニケーションの仕方がアサーションになります。

    このアサーティブなコミュニケーションができる人の特徴について調べた研究を見てみると、重要なのは以下の3つのポイントでした。
    1. 自己尊敬の度合い
    2. 自分の能力に対する信頼度
    3. 自尊心
    全て重要になるわけですが、そんな中で最も重要だったのは自己尊敬のレベルでした。

    1. 自分は周りと権利が同じ
    2. 自分は周りと価値が同じ
    3. 自分は周りと尊厳が同じ
    と思っているかどうかということが、言いたいことをちゃんと相手を傷つけず言うことができるかどうかということを左右していたということです。

    自分の権利と価値と尊厳において周りと同じだという平等感の強い人は、時間が経過すればするほど周りに対して言いたい事がちゃんと言えるようになったり、周りと言いたいことが言い合えるような関係を作ることができていたということです。

    コミュニケーションに無駄に自信を持つ必要はなく、自分は周りと平等でフェアな関係であり、周りと同じことをしてもいいしそれができると考えることができるようになるだけで、言いたいことは言えるようになるわけです。

    そういう意味では、関係を深めるために重要なのはアサーションと同時にセルフコンパッションです。
    セルフコンパッションによって自己尊敬の度合いを高めていくこともできます。
    それはアサーティブなコミュニケーションにも繋がり、結果的により良い人間関係を作ることができます。

    より良い人間関係を深めるためのおすすめ
    今回のおすすめの本としては、同じようにアサーションやセルフコンパッションについてのおすすめの本をいくつか紹介しておきます。


    夫婦・カップルのためのアサーション: 自分もパートナーも大切にする自己表現
     

    アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書)

    セルフ・コンパッション―あるがままの自分を受け入れる

    セルフ・コンパッション:最良の自分であり続ける方法 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文
     

    コミュニケーションは相手の好みを探るゲーム

    相手と親しくなるのに一番いい方法は相手の好みを知り、それを記録することです。
    会話やしぐさ、持ち物などから、相手の好きなものをキーワードとして記録しましょう。

    こう考えると、初対面の場合でもあまり話題に困りません。話題は全て相手が持っているからです。
    さらに、情報収集ができる上に聞き役に回ることで印象も良くなります。

    わかった相手の好みは、スマホの電話帳のメモ欄などに記録しておきましょう。
    これはメールやLINEでも使えます。
    こうして探ったキーワードから3~5つを選んで文章を書けば、それだけでも十分相手の心にささる文章も書けます。

    「なぜ好きなのか?」その理由を質問する
    相手の趣味嗜好の話になったら必ず、
    「なぜ好きなのか?」
    「どこが好きなのか?」
    を聞いてみましょう。

    これは突っ込んだ話になるので、会話が盛り上がりやすいです。
    自分の好きな話に興味を持ってもらうと喜ぶのが人間ですから、これだけでも効果的です。

    さらに、この理由から相手が何をどのように褒めて欲しいかがわかります。

    例えば、ジムにハマっている人がいたとします。その人は、もともとそんなに太ってはいなかったのですが、なぜかジムに行き始めました。

    ダイエットする必要なんてなさそうなのになんでだろう…
    彼の友達に聞いてみると、どうやら自分がひょろひょろだったことを気にしていたようで、筋肉をつけることが目的で始めたようです。

    では、本人に会った時に、なんと褒めればいいのか?
    「ジムがお好きなんですね」
    「週3でジムに行かれてるなんてすごいですね」
    ではありきたりです。

    「あれ?なんだか前よりがっしりしてませんか?」
    「あれ?服のブランド変えましたか?」
    「横から見ると、胸のあたりの厚みが前とぜんぜん違うんですが・・・なにかやられてます?」
    というように、相手がジムが好きになった理由を褒め言葉に入れてください。

    この褒め言葉のテクニックはもちろん子どもにも使うことができます。ただお子さんに使う場合はちょっと注意点があります。

    大人は7年毎に好みや嗜好が変わるとか言われますが、子どもはもっと早い周期で変化します。
    先月まで大好きだったものに興味を示さなくなったり、あんなに喜んでいたものを見向きもしなくなったり、変化が激しいのが特徴です。
    そのため、好みの変化を観察しておかないと、いつものように褒めているつもりなのになぜか不機嫌になったりもします。

    いつものお決まりの行動が変化したら、子供の趣味嗜好や精神状態が変わったと考えて、好きなものについて聞いてみるといいと思います。

    ここから先は、もっとコミュニケーションを楽しんで関係を深めていくための方法について解説していきます。
    ぜひ続きもチェックしてみてください。
     
     
  • 一問一答「あなたが友達になりたいのはどんな人ですか?」【最高の友達】

    2022-04-28 12:00  
    330pt
    あなたが友達になりたいのはどんな人ですか?

    今回は、起業する際にどんな環境に自分の身を置くべきなのかという相談をもとに、お互いに自分を高めながら成長していくことができる仲間の選び方と見つけ方について解説させてもらいます。

    起業する際に、どんな環境に自分の身を置くべきなのでしょうか?

    これはご自身の性格にもよると思います。
    内向的で1人でいることが好きで、1人でこもって良い作品を作ることが好きだというような芸術家タイプであれば、1人でこもって仕事をしてもいいとは思います。

    ですが、基本的には、人間というものは周りにいる人たちから大きな影響を受けるものですから、同じように起業した人や起業を志している人が周りにいる環境の方がモチベーションは高くなると思います。

    良くも悪くも人間は周りに流されるものだということを覚えておいてください。
    自分が鋼鉄の意志を持っているというのでなければ、周りに同じような志を持っている仲間がいる環境がいいのではないかとは思います。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    目標達成のための仲間選び

    今回は仲間の見つけ方について紹介させてもらいます。
    仲間がいるかどうかということは、非常に重要なポイントになります。
    これは人間の歴史を見ても、やはり、1人よりも仲間がいる人の方が成功しています。

    アップルもスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックの2人が始めた会社で、斬新なアイデアと高いカリスマ性を持ったスティーブ・ジョブズとそれを形にすることができる素晴らしい技術者であるスティーブ・ウォズニアックの2人で始めたのが全ての始まりでした。
    Google も同様で、このようなイノベーションは1人の天才によるものではなく、多くの場合2人の出会いによって始まることが多いようです。

    これについてはこちらの本を参考にしてみてください。

    POWERS OF TWO 二人で一人の天才

    仕事の人間関係に目を向けるということもとても重要なことです。

    目標を達成する為には仲間が必要なわけですが、その仲間がいることの効果と、どんな仲間を選べば目標達成につながるのでしょうか。
    当然ですが誰でもいいわけではありません。
    いくら仲間がいても足を引っ張られたり、誘惑に弱すぎる人とでは、余計に自分の目標達成が妨げられることになりかねません。
    どんな仲間を選べばいいのかという事まで解説させていただければと思います。

    見つけると2倍も目標を達成できる【最高の仲間の見つけ方】

    仲間の存在が目標達成の確率を高めてくれるということについては、心理学の世界では常識と言われているぐらいです。

    例えば、禁煙の治療においても、禁煙の成功率と仲間の有無には正の相関があるということが、複数の研究からわかっています。
    これはダイエットも全く同じです。
    自分と同じようにダイエットを頑張っている仲間と頻繁に接触した場合と、そうでなく1人だけで頑張っている場合を比べると、仲間との接触頻度が多かった人は、ダイエットの成功確率が2倍も高くなったということもわかっています。

    仲間の存在というものは、禁煙やダイエットの成功率を高めてくれるだけでなく、ダイエットが終わった後のリバウンドも倍近く防いでくれるということも分かっています。
    やはり、大きな目標を達成したいというのであれば、仲間はいた方がいいです。

    仲間を作る3つのメリット
    仲間を見つけることで、主に3つのメリットがあるとされています。

    メリットその1 :モチベーションの向上
    特に、困難な状況や諦めてしまいそうな状況において仲間は非常に役に立ちます。
    自分が何のために今頑張っているのか、目標を持った当時どのような初心を持っていたのか、このようなことを仲間である第三者が思い出させてくれます。

    なんとなくわかると思いますが、人間は目標を達成したいと思っても、最初の熱い思いはどうしても徐々に忘れてしまいます。
    これにより飽きていくという現象が起きてモチベーションが失われていきます。

    どんなことでも、最初はかなりの高みを理想として思い描いていたのに、いつのまにか「この辺でいいだろう」とモチベーションは下がります。

    仲間の存在は、初心の強烈なモチベーションを自分の外側に確保することができるわけです。
    ある意味、自分の一番いい時のセーブポイントになります。

    メリットその2 :説明責任
    人間は、それが自分だけの目標だと都合よく目標を変更してしまうものです。
    自分が頑張らなくてもいいように、妥協したり都合よく変えていきます。
    これが目標達成を遠ざける大きな原因です。

    仲間の存在によって、自分以外の第三者が自分の目標を知っているという状態になります。
    それにより説明責任の感覚が増加します。
    つまり、目標を変更したりする時には、その理由を仲間に説明しなくてはいけなくなります。
    もし目標を変えるのであれば、それはサボりや妥協ではなくどんなメリットがあるのか、ちゃんと説明しなくてはならなくなります。

    第三者に見られている感覚が強くなりますので、変に自分に甘くなったりすることなく、かつ、無理な目標を立ててしまって計画倒れしてしまうみっともないところを見せたくないので、現実的な目標を立てることができます。
    その結果として、目標達成の確率が高くなります。

    メリットその3 :バランスの取れた視点の増加
    仲間は、客観的な観察者として皆さんの近くにいてくれます。
    人間というものは、行き詰まった時には「自分の限られた視野」の中で行き詰まっているだけです。
    目の前に壁があったり困難にぶつかっているとしても、今の自分とは違う視点でその問題を見ることができれば、その壁を突破しやすくなったりするものです。

    そんな役割を仲間の存在はしてくれます。
    仲間というものは、客観的な観察者としてバランスの取れた良いアドバイスをくれますので、自分だけで考えたり悩むよりも、良い解決方法が見つかる可能性が高くなります。

    最高の仲間(バディ)の見つけ方

    仲間が目標達成のためには大切だと言われても、それはわかるが簡単ではないと考える人も多いと思います。
    ところが、目標達成につながる仲間というものは、実は、麦わら海賊団ほど固い絆で結ばれている必要はないようです。

    バディを組む仲間は、自分が信頼できる人、または、同じゴールを目指す人であれば、はっきり言って誰でも構いません。
    そんな相手を見つけて、これから紹介するバディ運用の14のルールを守れば、誰でも目標達成のために非常に効果的な仲間になることができます。
    ですから、あまり人を選ぶことに悩む必要はなく、どちらかと言うと、選ぶ相手よりもその相手との関係をどのように運用するか、そのコミュニケーションや目標設定の仕方が重要になるようです。

    バディ運用の14のルール
    ルールその1 :事前に報告スケジュールを立てる
    どれくらいの頻度で、その相手に自分の進展について報告するか、それはあらかじめ決めるようにしておいてください。

    人は誰でも気まずい状況の時には他の人に言いづらいものです。自分の成果が出ている時や良い時だけを報告したくなるものです。
    これは Instagram を見ている時と同じ状況になってしまいます。
    自分が調子が悪い時には、逆に相手は調子がいい、そんな状況が続けば病んでしまいます。
    大抵の場合、お互いいいことばかりを報告して、そもそも何のために報告しているのかさえもわからなくなります。

    ですから、事前に報告スケジュールを決めておいて、お互いに良いことも悪いことも報告するとしておかなければ意味がありません。

    例えば、3日に1回とか週に1回とかスケジュールを決めて、どんな頻度でどのような内容をどんなフォーマットで報告するか決めといてください。
    そこまで事前に決めておいてください。

    おすすめとしては、週に4回以上の頻度で報告をするようにしてみてください。
    それによって習慣化されやすくなりますので、継続できる可能性が高くなります。
    ですから、2日に1回は報告し合うというようにするのが、目標達成のためには一番いいのではないかと思います。

    ルールその2 :開始日と終了日を決めておく
    目標達成に向けての期限を最初に決めておく必要があります。
    事前に開始日と終了日を決めておかないと、モチベーションが低下してしまうということがわかっています。

    この開始日については、いきなり当日始めたりしない方がいいです。
    おすすめとしては、1週間から2週間のトライアル期間を設けるようにしてみてください。

    例えば、自分の目標について仲間に相談したとします。
    その際には、「まずは1週間試しにやってみるから、来週また報告するね」と伝えて、ひとまず試しに取り組んでみます。
    1週間後の進捗を報告して、その上で終了日までの期限についてどう思うか相手に尋ねてみてください。

    相手からの客観的な視点を取り入れながら意見交換を行って、お互いのスケジュールを立てるようにしてください。
    現実的な視点を取り入れながら、計画を立ててください。

    ルールその3 :進展状況を報告する
    報告し合う時には、必ず報告しあわなければいけない内容があります。
    毎回、その時々で違う内容を報告していては、結局それも自分の都合のいい所ばかりを報告するようになってしまいます。
    報告する内容はある程度フォーマット化しておかないと、いつのまにか意味のない報告をお互いにしているようなことになりかねません。

    ですから、第三者がそれを見ても、成果や問題が具体的にわかるように報告してください。
    成果が出ているのか、何か問題を抱えているのか、その成果や問題の具体的な内容や進展はどうなっているのか、それらが明確にわかるように、相手に説明責任を果たすような報告をするようにしてください。

    残りのバディ運用のルールについては、続きをチェックしてみてください。
    本当に目標を達成することができる目標の立て方や運用の仕方、目標達成のためのより効率的なバディの運用方法などについて、さらに掘り下げていきます。
    確実に目標達成の可能性を上げて、仲間がいることのメリットを最大限に引き出したいという方は、ぜひチェックしてみてください。
     
  • 仕事のモチベーションを700%アップする!人生を変える友人と人脈の科学

    2020-02-10 11:50  
    306pt

    仕事のモチベーションを700%アップする!人生を変える友人と人脈の科学
    <冒頭部分>動画▶︎https://youtu.be/MBBSa8KU2-Qブログ▶︎https://daigoblog.jp/life-personalconnections/概要としては、付き合う友達によって健康も仕事も変わる職場に少なくとも3人の友達がいるだけで、人生の満足度は96%も上昇する職場に3人以上の友達がいると自分の給料への満足度も200%も上昇する職場に最高の友人がいる場合には仕事に対するモチベーションは700%もアップする「最高の友達」とは?年齢関係なくお互いに切磋琢磨して成長していくことができる関係が最高の友達仕事上のトラブルも減少しより新しいイノベーティブなアイデアが出やすくなるという効果も▼おすすめ本



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