最近はラグジュアリーホテルでも、客室に最新のゲーム機やタブレットなどのガジェット類を取り揃えているところが多いようです。
でもそれはあくまで+αのサービスの1つに過ぎないという場合がほとんど。お客さんによっては1度もそれらに触れないままチェックアウトしてしまうかもしれません。
しかし、これからご紹介するいくつかのホテルは違います。
ガジェット・マニアなら絶対に泊まってみたくなる、心躍るSFのようなハイテク・ホテルを世界中から集めてみました。
■ブロウ・アップ・ホール 5050(ポーランド/ポズナン)
このホテル、自分の好みで客室を選ぶことはできません。宿泊者は、予約時に受ける性格テストに応じて選ばれた客室に案内されます。チェックイン時にはiPhoneが渡されますが、これは客室のドアにルームナンバー代わりに設置されているインタラクティブ・スクリーンと対応しています。このiPhoneが滞在中の宿泊者のルームキーであり、ナビゲーターなんです。このホテルの仕掛け人は電子アーティストのラファエル・ロサーノ=ヘメル氏。ロビーなどの公共スペースにいる間は、あなたがリアルタイムのビデオインスタレーションの一部として映しだされていますので、気を抜かないように注意ですよ!
■ホテル・トモ(米・カリフォルニア州/サンフランシスコ)
サンフランシスコのジャパン・タウンの一角にあるこのホテルのテーマは、日本のポップカルチャー。ビデオアートやイラストレーターである北沢平祐氏が手がけた壁画のほか、デザイントーイ・ブランド「Giant Robot」のアイテムが買える自動販売機も設置されています。また、スイートルームには244cm×152cmの巨大LCDスクリーンと最新ゲーム機も完備。「ラグジュアリーなオタク空間」という異色の贅沢を味わうことができます。
■アンダース・ウォール・ストリート(米・ニューヨーク州/ニューヨーク)
世界金融の中心地ウォール・ストリートに建つこのホテルには、旧来のホテルでは「顔」であったフロントデスクがありません。到着した宿泊者は代わりにタブレットを手渡されるだけ。タブレットでチェックイン手続きをしながら部屋へ向かうと、その間にキーカードを発行してくれます。さすがウォール・ストリート、一刻の遅れが命取りになる金融の世界ではムダのない効率性こそが最大の美徳でありラグジュアリーなんですね。
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