■阪急百貨店オリジナルスーベニア「1929 Hankyu」のレンガラスク
昨年11月にグランドオープンした「阪急うめだ本店」。広々とした店内は平日もたくさんの人で賑わっています。地下の食品売り場には、お土産に人気の行列必至の店がいくつもあるのですが、出張先で並んで買うのは到底無理。1階のスーベニアショップにひっそりと売られているラスクがお勧めです。
これは「1929 Hankyu」という阪急オリジナルスーベニアブランドのなかの一商品。ラスクという名前ですが、サクサクしたフィナンシェ、という感じ。「ダージリンティー味」を選んでみましたが、しっかり紅茶の香りもして、これは買い! と思いました。
1929年の創業当初の阪急百貨店を描いたレトロ感があるパッケージもかわいいし、525円というお手軽な値段も◎。
[ レンガラスク (チョコレート味、ダージリンティー味)/各525円(阪急うめだ本店 1階 スーベニアショップ「1929 Hankyu」)]
■くいだおれ太郎プリン
大阪名物のくいだおれ太郎さん。もともとは道頓堀の食堂「くいだおれ」のマスコットキャラでしたが、2008年の閉店後は、大阪のシンボルキャラとしてあちこちに出没中。くいだおれ太郎のお菓子もいろいろ出ていますが、このプリンは、大阪のおやつで人気の「堂島スウィーツ」とのコラボ。カラメルがクラッシュになっていて、ちょっとクリームブリュレ風です。
袋にさりげなく「わての帽子、どこいったんやろ......」と書いてあり、箱を開けると帽子が出てくる、というストーリー仕立てのパッケージや、お菓子の栞のイラストで、しっかり笑わせてくれるところも、大阪ならでは。
[くいだおれ太郎プリン 3個入り/1050円]
■とん蝶
これは、お土産というより帰りの新幹線で食べたい1品。和菓子屋さんが作っているシンプルなおこわのおにぎりですが、蒸した大豆と塩コンブと梅干のバランスが、なんとも絶妙で、一度食べるとクセになります。
粉モノでもソース味でもなく、どこが大阪らしいかと言われると困ってしまうのですが、間違いなく大阪でしか買えません。というのも、消費期限が短く、夏場は19時まで、冬は22時まで。それだけ、添加物を入れていないということ。
「とん蝶」という特徴あるネーミングは「とんぼ」と「蝶々」のことで、昔懐かしいもの、ってことなのだそうです。新大阪の駅で売っていますが、夕方にはたいてい売り切れるので、先に買っておくか、あったらラッキーくらいの気持ちで臨むべし、です。
[とん蝶/326円]
(文/ミヤモトヒロミ)
ミヤモトヒロミ | ブログライター・エディター。女性誌、女性向けWebメディアで映画やアート、カルチャー関連の記事を執筆。カフェグローブでは2007年よりブログ連載「ムービーハンター」で大人の女性のココロにささる映画評を手がける。