連載「おしゃれさんの輪」では毎回、ステキなおしゃれさんをご紹介します。そして次回に登場するのは、前回の方にご紹介いただいた次なるおしゃれさん。こうしておしゃれさんの輪はどこまでも続いていきます。
第11回目のおしゃれさんは......
美容師&アイリスト いいのまゆみさん
ヘアサロン『Abbey2』の上山ゆりさんからバトンを引き継いだいいのさんは、肩ひじ張らないカジュアルな着こなしが印象的。「大人だからこそ、"キレイめ"にまとめるよう心掛けています」といういいのさんのマイルールとは?
ブラウス、ショートパンツ/ともにジュエルチェンジズ バッグ/クロエ 靴/オデット エ オディール
――カジュアルアイテムをキレイめに着こなすコツを教えてください!
「フリーランスの美容師は、サロンの雰囲気を気にすることなく好きなスタイルを楽しめるので、カジュアルなスタイルがマイ定番です。とはいえ、オトナ世代はラフすぎるとだらしない印象を与えてしまうことも......。最低限のきちんと感はキープしたいので、今日のようにボトムスがカジュアルなときは、ブラウスなどのキレイめトップスを合わせるようにしています。
トップス選びはこだわりがいくつかあり、まずはデコルテの開き具合をチェックします。私は開いている方がスッキリ&バランスよく見えるので、首が詰まったデザインは買いません。30代になってから、素材やデザインも吟味するようになりました。セレクトショップは、カチッとしすぎずカジュアルすぎずの絶妙なデザインが豊富なので、真っ先に足を運びます。中でも好きなのは『アメリカンラグ シー』。足元はなるべくヒールのある靴を合わせて、きちんと感と女らしさをプラスします」
――色はモノトーンが多いですか?
「ワードローブの9割はモノトーンです。カラフルなアイテムも着てみたいのですが、トライしたときに友達から"いつもと違うね、どうしたの?"と言われるのが恥ずかしくて(苦笑)。着るのは恥ずかしいけれどワンポイントなら......と、色モノのカーディガンを肩掛けしたりするなど、少しずつ色を取り入れているところです。
愛用バッグもモノトーン。荷物が多いため、仕事用バッグは収納力重視で選んでいます。洋服もバッグもカジュアルなのは避けたいので、布やナイロンではなく革素材にこだわって探しました。この『クロエ』のバッグは、一見クロエだとわからないところもお気に入りです」
――簡単、おしゃれに見えるまとめヘアを教えてください!
「ひとつにまとめるだけの簡単なアレンジも、装飾付きのヘアゴムを使うと今どきのこなれた印象になります。大人世代が装飾のない茶色や黒のヘアゴムを使うと、老け込む可能性大なので要注意。さらに、トップはタイトにせず、高さを出すこと。後れ毛も少し残しながら、程よいルーズ感でまとめるのがおしゃれに見せるコツです」
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【次回のおしゃれさん】
いいのさんからバトンを引き継ぐのは、美容師の水澤真紀さん。「子育て中でもおしゃれ心を忘れない、カジュアルの達人。いつも参考にさせてもらっています!」
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(撮影&取材/編集部・山崎)