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次郎がいただくご投稿やご質問の中で多いのが、「なぜおもちゃのような台枠をどのメーカーも作るのか?」という問題。
内容でもよくあるし、次郎もびっくりしたのが藤商事の新台「P遠山の金さん」であります。
もはや、台上のデータランプが見えない!
そういやと思い返してみると、アリアなんかでもデータが見づらくて困ったことがけっこうありました。アリアも藤商事……データ見せたくないんすかね。
もちろん目立つし、次郎は派手な役物反対派じゃないんですけど、データランプがまったく見えないのは勘弁して欲しい。それどころか、データランプのボタンなんかもまったく押せないようになってる。
それなら、台のメニューかなんかでデータランプと同程度の情報を見られるようにするべきだと思うんですが、どうなんでしょうかね。
こういったいわゆる“おもちゃ枠”はどうなっていくのかっていうと、色んなメーカーの方にお話を聞く限りではなくなる気配はありません。それどころか、今後も過熱していくことになるでしょうな。
一部のメーカーでは、役物や台枠を作るのにコンペ形式で決定したりします。
複数の役物会社に依頼して、一番良いと思う役物会社に仕事をお願いする、といった形です。
そうなれば、当然役物会社も仕事を請け負いたいと気合いを入れてデザインするわけで、ここにこんなものを付けたら派手ですよ、とかこんなデザインで他のメーカーの上を行きましょう、とかやってきます。
そこでシンプルなものに決定される……なんてことはあり得ませんよねぇ。
それ以外にも、役物会社からの持ち込みも多くありますし、今の役物会社が生きていくためにも、派手な台枠というのはなくならないでしょうな。
台枠をデカくして、どんだけ派手にしても稼働には関係ないと思うパチンコファンも多いと思いますが、もちろんそうです。逆に言えば、シンプルにしたところで稼働にも関係ない、というのが本当のところ。
それなら、営業的にも目玉としてウリ文句にしやすくなるし、派手にしたほうがいいっていう考え方になっていくのでしょう。
SANKYOがユニコーンで圧倒的な稼働を見せたネオステラ枠なんかを例にして、台枠はシンプルの方が稼働すると言われるファンの方もいらっしゃいますが、エヴァもあれだけドデカイ初号機を付けて稼働してます。
人気は台枠と関係ないというのは事実でしょうが、とはいえ「データランプを見せない設計」ってのはどうかしてる。
初号機のようにデータランプは避けた作りにするっていうのが打ち手のことを考えた設計だと思うし、そういうファンの声を想像できているからこそのエヴァ人気だと次郎は思うのであります。
ファンのことを考えて……といえばエヴァのスマートハンドルもそうです。両手どちらでも打てるってハンドルですね。
あの辺はスマパチになれば今後形を変えて色んなメーカーから出てくると予想されます。
エヴァのハンドルもだいぶ打ちやすいなと感じますが、もはや「掴んで手をひねる」という概念ですらないハンドルも出てくるでしょうし、まさに未来のパチンコへ進化していきそうですな。
牙狼のフェイスから始まった印象のある役物合戦ですが、行き過ぎ感を感じる現状からどうなっていくんでしょうね。
スマパチでは台の下部など玉循環のスペースが空くでしょうし、上だけでなく足元までおもちゃが広がっていく可能性もあるでしょう。
もちろん、エヴァのようにしっかりと打ち手のことを考えた台枠ということを優先的に作っていってもらいたいものですな。
■次郎の色んな意味で注目の一台
・サミー「P真北斗無双4」
3000発搭載のロングSTタイプで登場するようです。速さにもうんざりし始めてきている現状、ロングSTタイプってのは意外と求められている部分なのかなと思うし、北斗らしさを期待したい。
では、今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。
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