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宇宙の摂理から生まれた世界一のオーガニック紅茶を、インドで。
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宇宙の摂理から生まれた世界一のオーガニック紅茶を、インドで。

2013-03-22 14:05
    130321darjeeling_tea_top.jpg


    本当に美味しい紅茶を求めて旅をしたら、インドにたどり着きました


    世界3大紅茶の名産地の1つ、ダージリン。インドというと暑さが厳しい国というイメージですが、ヒマラヤに近いダージリンは温暖湿潤とした丘陵地帯。幾つもの尾根がミストにしっとり包まれた景色は、上質な紅茶の産地であることを教えてくれます。


    幾つもの有名茶園が軒を連ねるなか、ひときわ異彩を放つのがこのマカイバリ茶園です。1840年代創業のダージリンでも古参の茶園ですが、約40年前にいちはやく完全有機栽培に切り替え、環境とのバランスを保つために野生動物の生息する原生林の中で茶の生産を続けています


    マカイバリティーを飲んだ印象は、すんなり体に染みこんでいく感覚。私たちの体調が月の満ち欠けに影響されるように、お茶づくりにも宇宙の天体の動きに合わせて世話をする農法を採用(オーストリアの人智学者ルドルフ・シュタイナーの提唱するバイオ・ダイナミック農法)。特別な満月の夜に摘まれたシルバー・ニードルズという茶葉は、世界一高い紅茶として取引されています。


    130321darjeeling_tea_happyhunter1.jpg誠実な生産姿勢はさることながら、「よいお茶づくりはヒトづくり」をモットーとしたこの茶園では社会支援も熱心


    地元の女性達を積極的に雇用したり、日本総代理店のマカイバリジャパンは埼玉医科大学と企業の協力で白内障治療キャンプを実施。


    マカイバリジャパンの公式ブログでは、笑顔で働く地元の人々の姿が逐次レポートされ、紅茶が素晴らしい環境で作られていることを実感します。


    そんなマカイバリティーを最高の環境で味わえるティーサロン「Happy Hunter」が昨年末インドの首都ニューデリーにオープン。


    店長の石井博子さんが自ら職人さんと一から作り上げた店内には、インド中から探し求めたアンティーク家具が置かれ、インドの喧騒を離れて寛ぐことができます。マカイバリ茶園の紅茶は、日本でも通信販売にて購入可能です。


    130321darjeeling_tea_12silverneedles.jpg>>歴代世界最高値の記録を保持し続ける極上のダージリン紅茶
    【シルバー・ニードルズ】


    130321darjeeling_tea_winebottle02.3.jpg>>ティーソムリエが水出しで丹念込めて淹れたワインボトル入り紅茶
    【ロイヤル・ダージリン・ラジャ】


    マカイバリジャパン


    (文/さとう葉)


    さとう葉

    フリージャーナリスト/エディター。東京の美大で修士号取得後、大学講師やコンテンツ・プランニングの仕事に携わったのち、08年よりインド、台湾に拠点を移動。美意識の文化、植物や天文と人の関わりを軸に横断的な執筆活動を続けている。共著書に『皆既日食ハンターズガイド』(INFASパブリケーションズ)など。

    RSSブログ情報:http://www.cafeglobe.com/2013/03/028549india_tea.html
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