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編集室日記/ロッキングオン16号(1975年)
1975-05-25 22:49編集室日記/ロッキングオン16号(1975年)
1975/05/25
○月×日 日本のマークファーナーといわれている竹場元彦が率いる<薔薇卍>というグループが、マザー牧場でのロック・コンテストに出場。80グループ中一位となった。ついでに○月×日、三越屋上で優勝者発表ステージにも登場。(何んか、ウルトラマン大会みたい)
○月×日 渋谷、第3チャンネルに登場。最初声だけ流れて、<あっ、これで終りだ>と大笑いしたところ、しばらくして、下ぶくれの顔をした渋谷が画面に登場。本人いたって不満気で、カメラアングルが悪い、とかグチる。
○月×日 RO始まって以来、通算8回目位の編集会議。ああ、全くいいかげんにやっとるなあ。大体スタッフが全員集まる事さえ月に一回位しかないのだから。テキトウに相手を非難した後はスシ屋で酒。主な編集議題は女の子。
○月×日 山上たつひこが練馬でキャベツ盗んで捕まったって新聞に出 -
全ての理由(ロッキングオン17号 1975年)
1975-05-25 18:20━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
標題=全ての理由
掲載媒体=ロッキングオン17号
発行会社=ロッキングオン社
執筆日=1975/05/25
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僕たちの思考の発心は<何が何んだかさっぱり分らん>という事です。街へ出ても何んでビルがニョキニョキ建ってるのか分らんし、僕が、パンを下さい、というとパン屋の店員がパンを売ってくれるという事態も分らん 僕の言葉が何んで他人に理解されるのかが少しも理解できない。全ての秩序というものがこういうわけの分んない事態によって成立している。そして、ますます、曖昧に、強固になっていく。
いろんな学問があって、それらの学問はある時は理論的にある時は実証的に色々と説明してくれるのだが、一時的に納得したように感じる時もあるが、しかし落ち着いてよく考えるとやっぱり何んにも分ってなか
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