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メディアに関すること(5)読者に関すること(ロッキングオン49号 1979年)
1979-05-01 10:33━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
標題=メディアに関すること(5)読者に関すること
掲載媒体=ロッキングオン49号
発行会社=ロッキングオン社
執筆日=1979/05/01
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ここのところ疲労のためか、体中に電気が走ってしょうがない。夜などは肉体はぐくっと沈んでしまうんだけど、頭の中では電気が放電しているようなのだ。酒などを飲むとすぐまいってしまう。感性がヒリヒリしてしまうのだ。こないだなんか、マムシ酒のマムシの頭をくいちぎってしまった。ひええい。
ROの読者ってなんなのか、ずうっと考えているんです。8年間という不思議な歴史を作ってしまったんだけど、スタッフの側には、ひとりひとり違う種類のものだけど、読者に対する、ある種の信頼感と絶望感があるはずだ。そのことはすでに個別に表明している。
ぼくの場合だ -
メディアに関すること(5)システムに関すること(ロッキングオン49号 1979年)
1979-05-01 10:32━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
標題=メディアに関すること(5)システムに関すること
掲載媒体=ロッキングオン49号
発行会社=ロッキングオン社
執筆日=1979/05/01
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メディア社会、もしくはシステム化社会に対する最大の恐怖は、人間を極端に2種類に分けてしまうことだ。メディアの場合だと、少数の送り手と多数の受け手。システムの場合だと、例えば、テレビは技術の進歩で、そのハードウェアはますます複雑になりブラックボックス化していくが、使用者はますます簡単に便利に使いこなせるようになる。その結果作る側はより高度な技術と理論を要求されるが、大多数の受け手側は、ボケーッとその恩恵だけを甘受していればよくなる。
食いもの屋の場合だと、こうなる。昔だったら特別の老舗は除いて、食いもの屋の客というのは、そ
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