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【橘川放談 vol.2】電子書籍は紙の本を駆逐するものじゃないんだよ(聴き手:杉本恭子)
2012-01-14 01:03【橘川放談 vol.2】電子書籍は紙の本を駆逐するものじゃないんだよ(聴き手:杉本恭子)
2012.01.14
音楽雑誌『ロッキングオン』、全面投稿雑誌『ポンプ』を創刊し、日本のインターネット文化を創出した人々に影響を与え……橘川幸夫さんを“説明”しようとするといくら言葉を並べても足りない。しかし、いくら業績や肩書きを連ねても、橘川さんが放っているエネルギー、そして彼とのつきあいから得られるワクワクする気持ちや視野がパッと広がる感じは、ナマで経験しないと伝わらないと思う。
日本のどこかで、橘川さんに出会うたびに聴いた話をシェアするためのインタビュー、第2回は「読む」ことについて。百聞は一見に如かず(いや、「一読に如かず」か?)。文中にある「読むことはつきあうこと」という言葉をカギに、今ここで橘川さんと向かい合いつきあってみてほしい。(聴き手:杉本恭子)
――アクセス至上主義でモノ書き -
【橘川放談 vol.1】アクセス至上主義ではモノ書きも読者も育たないんだよ
2012-01-07 01:02【橘川放談 vol.1】アクセス至上主義ではモノ書きも読者も育たないんだよ(聴き手:杉本恭子)
2012.01.07
1972年音楽雑誌『ロッキングオン』を創刊。1978年には全面投稿雑誌『ポンプ』を創刊――橘川幸夫さんは、インターネットが生まれる前からさまざまな参加型メディア開発をしてきた人だ。1980年代にパソコン通信が始まるといちはやく参加。その後、日本のインターネット黎明期を拓くことになる人たちと交流し大きな影響を与えた。ちなみに、『ガジェット通信』発行人・深水英一郎も、かつて橘川さんに背中を押されて『まぐまぐ』を開発している。
橘川さんは、いつも見通しのいい場所に立っている。そして、新しい時代の風を全身に受け止めて「あっちがスゴイんだよ」「これがスゴイんだよ」とすごい早口で語り歩く。しかも、言葉の密度もギュウギュウなのである。ひとりで聴くのはもったいないから録音しちゃえ! と
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