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ああ、うるわしき、ぼくらの殺人姫。 たかなしみるく
2013-03-14 00:37彼氏が、死んだ。正確に言うと、元彼が、死んだ。もっと正確に言うと、元彼は、私の脳内で、死んだ。もっともっと正確に言うと、元彼は、私の脳内で、私が、殺した。パニック症状で喘いでいる女の子を助けに向かっていた救急車に轢かれて死んだ。っていうことにして、殺した。私が、私の、脳内で。多分、3ヵ月ぐらい前の話かな。ついでにその事故のせいで、女の子もやばいとこまでやばくなったのかもしれない。そのへんは知らない。その女の子にはちょっと申し訳ないとか思ってる。でも、私の脳内の話だからなぁ。とにかく、元彼は、死んでいる。轢かれてfly away して passed awayしちゃった、的な。
もう1回ゆうけど、死んだのは(殺されたのは)私の脳内での話だから、現実問題、2013年2月×日現在、多分、まだ、生きている。北関東の奥の方で、多分、生きている。らしい。そう、Twitterで回ってきた。そもそも北関 -
人、来る 灰我染也(はいが しみや)
2013-03-13 23:53今日はたくさんの方が来られるようです。
忙しくなりそうですから、お迎えする準備を急ぎましょう。
そんな言葉を聞いて、私たちはみんなでお迎えの準備を始めた。
ここには老いた者も若き者も、たくさんの人がいる。眠る者もいれば、ゆったりと過ごす者もいる。
お迎えと言っても、そんなにたいそうなことをする訳じゃない。ただ、お迎えをするだけだ。
しばらくすると、言ってたとおり、たくさんの人が遠くから静かにやってきた。
大げさな歓待などしないが、みんな控えめに「寒くなかったですか」とか「疲れてませんか」と声を掛け寄り添うように一緒に白く長い一本道の先へ進んでいく。
来た人は遠い道を来たんだろうか、それともそう感じるだけなんだろうか。表情は疲れた感じでもあり、何か考え込んでいるような表情の人もいる。
わたしたちはそんな人たちのために、頭を整理する時間を歩きながら作っている。
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