【覆面次郎】さあ、緩和の世の中に 2021/10/13(水)

　以前のコラムで、管理遊技機なるパチンコが登場する未来があるとお伝えさせていただきましたけれども、スロットのほうではメダルレス遊技機という話が進んでいるようです。

　というわけで今週はスロットのお話を。

 

　メダルレスになるにあたって規則のほうにも変更が入るとかで、有利区間撤廃という話なんかも持ち上がっていると耳にしました。

 

　次郎なんかはもともとスロットばかり打ってまして、4号機から5号機、そして6号機と変遷するたびにスロットを打つ機会が減っていき、今ではプライベートはパチンコを打つことが多くなった業界人としてどうなんだろうってツッコまれそうな人間ですが、そうなったのもやはり規制によるものが大きいわけで。

 

　今、スロットの稼働が落ちている理由はまさにこの有利区間と2400枚リミットの2つ。

　6.2号機になったことで、有利区間が3000Gと引き延ばされました。そして6.2号機もぼちぼち導入され始めたものの、多くのスロッターは思ってるはず。

　なにが変わったんだい、と。

 

　ええ、ぶっちゃけ2400枚リミットがある限り、有利区間がなくなったところでさほど恩恵は感じられません。

　そしてまた、現時点ではメダルレスになったところで2400枚リミットがなくなるってわけじゃなさそうです。残念。

 

　有利区間がなくなるメリットとしては、大きな上乗せがあった際にしっかり2400枚出し切れるということ。これまでは1000枚でエンディングなんて悲惨なこともありましたからね。

　そして解釈によっては、2400枚→引き戻し→2400枚という連チャン性を持たせることも内規の上では可能になるということ。もちろん試験を落ちる可能性は高いですが。

 

　このメダルレスのスロットは6.3号機とも言われていて、そこまで大きな変化は見込めないと考えて良さそうですな。

　そりゃもともと3000Gもあった有利区間が無制限になろうが、1日に回せるゲーム数なんて1万Gもないわけで、たいした緩和とは言えないでしょうな。

 

　我々ファンとしては、有利区間撤廃の先にある2400枚リミットの緩和を願うより他ないでしょう。

　感染症感染者の数も落ち着きを見せ始め、緊急事態宣言も解除されたわけですし、パチンコ業界の締め付けもそろそろ緩和してくれたっていいんじゃないっすか、お偉いさんの方々。

 

　ただ、パチンコに関してはバカボンを発端として今後どんどん射幸性の高い台が登場してくる可能性があり、緩和の前に加減のいいところで自主規制して欲しいって気持ちもありますな。

 

　今のパチンコの時速の上に管理遊技機の解釈、C時短、遊タイムといった新機能で味付けしていくと、そのうちとんでもない台が出てきそうな気がしないでもない。

 

　スロットの緩和の先にはパチンコの規制……やはり時代は繰り返していくんですかねぇ。

 

 

 

■次郎の色んな意味で注目の一台

・サミー「P真・北斗無双」

 

　なんかいまいち方向性の定まらない北斗無双シリーズですが、現行機の撤去に合わせたタイミングで登場する無双に関してはかなり高スペックで登場するようです。

　ただ……なんなんすかね、北斗シリーズのお腹いっぱい感って。次郎だけですかね。

 

　では、今週はこの辺で。

　また来週お会いしましょう。