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  • 『ちょっと右よりですが』▼第28号 レーザー照射、捏造写真、殺人スモッグ…困った隣人たちのお話…。

    2013-02-12 13:02  
    中国からのレーザー照射の件だけどね。中国側は最初、調査するくらいの事言ってたんですけどその後、どんどん反論している。反論というか、いい加減な事を言っているよね。
    中国の国防省は「日本側は中国軍の正常な訓練活動を歪曲し、貶める虚偽の言論を散布している」とか。「日本の政府高官が無責任な言論を発し、
    中国脅威論を誇張している。勝手に緊迫感を作り出し国際世論をミスリードしている。」とかね。こういう言い方をしてくるんですよ。
    でも、この件については、米国のパネッタ長官も中国のことを非常に批判しましたよね。そういう事もあるから、中国側としても慌てたんだと思うんだけど、
    日本としては、こんな相手と、まともに話はできないよね。『朝日新聞』が、社説で、こんなことを言ってるわけです。
    「危険極まる中国の挑発」というタイトルで、中国のレーザー照射の事を書いてます。「中国の軍部や世論の一部には戦争も辞さずという声さえあがっているという。そうした声に押され挑発をエスカレートしているとしたら見逃せない。自制を強く求める。」まぁいいですよ、自制を求めても。「心配されるのは、こうした緊張状態が偶発的な衝突に繋がることだ。まずは危機回避のためのチャンネル作りを日中両国は急ぐべきだ。」
    『朝日新聞』は生ぬるい事を言ってますね。正論っちゃ正論だけど、生ぬるいですね。中国側は自己正当化していて、それこそ、言いたい事言っているんですから日本側としては"チャンネル"求めたところで、チャンネルで話し合いなんてできないじゃない…。社説だから理想論を言っているだけなんですけど、もうちょっと現実に則して書いて欲しいと思いますよね。
    『NewsWeek』誌では、今週号の大特集で、「日本は何故、誤解されるのか」という大特集をやってます。要するに、日本の発信が凄く弱いと。外務省とかのね。
    だからこうなっちゃうんだと言っています。日本はこの事を世界にアピールすべきだね。安倍さんはハッキリ言っているんで、いいんですけど。
    あとは、関東大震災時に虐殺された新しい写真を発見したと韓国のメディアが湧いたというニュースがありましたね。この写真が関東大震災の時の韓国人虐殺の写真だと、日本を非難しているんだよ。
    「写真には数十人の遺体が映っており、遺体の下着が取られている。 遺体の周囲には男性等が長い棒を手にして立っている」
    「犬が亡くなっても石碑を建てる日本人が、自国の人だったら死人の遺体の下着を脱がせただろうか。虐殺以上の蛮行と憤った。棒を持っている男性等は大震災当時、朝鮮人を虐殺した自警団と推察される。別の写真では、腐敗した死体が積み重なっている様子が収められている」
    写真にはこういう説明があって、これを韓国のメディアが一斉に報じているんですよ。ところがですね、この写真というのは、明治44年に当時、東京吉原で発生した吉原の大火事の際の写真なんだよ。並べられている遺体はですね、娼婦たちの写真なんですよ。ぜんぜん話が違うんだよ。
    こんなことは、しっかりと調べればすぐわかることですね。この写真を発表した人が、間違えてそういう発表したのなら、韓国の新聞やマスコミは、それは調べればわかるじゃない。資料だって、ちゃんと見ればすぐわかりますよ。相変わらず、こういう事やっている。けしからんよね。そもそも、関東大震災の朝鮮人虐殺っていうのもね、あんなにたくさんの人を虐殺してない、ということをきちんと検証した文章を工藤美代子さんが書いていますよ。
    これを読むと、でっち上げとまでは言わない、多少はあったかもしれない。しかし、あんな何千人も殺したような、朝鮮人虐殺はなかったと、きちんと検証されています。まずは、そういう本を読んで下さい、と言いたいね。まったくデタラメのこういう話がまかり通るっていうのが許せないね。
    ネット上では、メディアの人間ではなく、普通の素人の人が、「おかしいな・・・」と気がついて、こういう事を言っているわけでしょ。韓国のメディアだって、ちゃんと調べたら、本当のことなんてすぐわかるんだよ。一体、何やっているんだろうね。南京大虐殺の件での中国などもそうですが、捏造に対して、日本ははっきり反論しなきゃダメですよ。
    ネット上でいくら主張したところで、その事を韓国のメディアが対応するとも思わないから、こういうことは日本政府のどこがやるのか、外務省がやるのか。とにかく、外務省でも構わないので、日本国として、「ここが違いますよ」と、本当はこういう写真ですよ、と正式に抗議したほうがいいですよ。日本がちゃんと反論しないから、どんどん定着しちゃうんですからね。
    あと気になるのは、中国の殺人スモッグの件だね。PM2.5襲来。日本にも飛来していますからね。PM2.5の健康被害に関する報告書をね、北京大学公共衛生学部が出しているんだけど
    「もし汚染水準が改善できなければ、4都市(北京、上海、広州、西安)はPM2.5が原因で早死する人が年8572人に達し、早死による経済損失は計68億元(約1000億円)にのぼる」
    と。これに対して、ハワイ大学の環境研究科の董良傑氏がですね
    「こんなのはまだ控えめな数字だ。中国では1年間に大気汚染により35万人以上が早死にしていると言われている。」と。
    これは原発どころの話じゃなくて、大変なことですよ。
    アメリカ大使館の基準によると、250μg以上は危険で、子供や高齢者は室内にいるよう勧告する。米大使館も500以上は計測外としている。ところが北京のPM2.5濃度は1月12日~1月13日には1000μg。250μgで危険と言われているのに1000μg、4倍ですよ。際に北京市衛生局のデータでは、2010年までの10年間では市民の肺がん発病率が56%増加。容易な事じゃないんですよ。
    ジャーナリストの富坂聰さんが言っているのですが、3月に開催される全人代、全国人民代表大会ね。中国の最高権力会議ですよ。そこで、代表の一人が北京からの遷都を議案として提出する準備をしている。と。首都を変えちゃおうと。そんな危険な所じゃやってられない。っていう議案を提出しようとしているぐらいなんですよね。
    しかも、けしからん事に最近、日本のせいだなんて言っているわけですよ。さっきのレーザー照射じゃないけど、とんでもないですね。毒入り餃子の時と一緒でこれ本当に危険なんです。『週刊朝日』でも短い記事で取り上げていますね。
    PMというのは「Particulate Matter」っていうんだな。粒子状物質の略で2.5は粒子の直径。単位はμmで、髪の毛の太さの40分の1程度の大きさっていう非常に小さい物質なんだよ。髪の毛の40分の1の大きさだからね。
    健康被害が出る大きな理由は、PM2.5は小さすぎるので肺の奥深くまで入り込んでしまうからです。吸い込んじゃうと肺の奥までいっちゃうんだ、ちっちゃいから。
    マスクしてもダメなんだよ。マスクはね、工業用の厳重なマスクをしないと・・・あぁいうマスクじゃないときかないんだね。この記事によれば、
    「恐ろしい事にこの物質は日本の上空に飛来している。 長崎県内では通常20μg前後の測定値が、 31日の午後3時までに県内4箇所の平均値で41μgとなった。」「風邪用マスクはフィルターの目が荒いので通り抜けてしまいます。医療や工事現場で使われているマスクや、防塵マスクじゃないと意味がありません。」
    ちょっと笑っちゃう記事が『週刊文春』にありまして。「日本の地理的な位置は未来永劫、中国の風下にあります。」
    偏西風がきていて、黄砂どころじゃないんだね。黄砂も7つくらいの重金属のあれが入っているからさ、危険だって言われていたけど、これは困っちゃうね。以前、僕が北京に行った時はそれほどでもなかったんだけど、西安なんか行ったら、年に青空が見えるのが何日かって感じなんだよね。だから酷いなぁって思ってね。中国に進出した日本企業の社員なんかでも、GWはみんなこっちに帰ってくるっていうんだ。だから中国に行く観光客はますます減っちゃいますね。減っていいんですけど。