『来る日も来る日も』
ゴールデンウィーク恒例の映画祭として、多くの映画ファンやイタリアファンを魅了している「イタリア映画祭 2013」。2001年の"日本におけるイタリア年"をきっかけに始まり、今年で13回目を迎えます。
この映画祭での上映をきっかけに、日本での一般公開が決まった作品も多数。偶然なのですが、最近このページで立て続けにご紹介している『ブルーノのしあわせガイド』、『海と大陸』、『ある海辺の詩人-小さなヴェニスで-』は、どれも過去の「イタリア映画祭」で上映されたのが最初なのだそう。ここで評判の良かった作品が、公開に結びつくようです。
『ファンターナ広場 イタリアの陰謀』
映画祭の作品って、上映スケジュールも限られているし、本国での評判などを自分でチェックする以外、国内にはあまり情報がないので、一期一会の出会いになることが多いもの。それだけに、いい作品に出合ったときの嬉しさは格別です。
傾向として、イタリア映画祭で上映されるものは、ハリウッド映画のような派手さはないけれど、親子や夫婦、といった家族関係がテーマだったり、政治的な要素がちょっと絡んだりする作品が多いような気がします。それでいて、そんなに重たい描き方でもない。個人的にはだいたい「当たり」か「大当たり」。最近ご紹介した上記の作品が好きかも、と思った方には、ぜひお勧めします☆
『それは息子だった』
今回は、2011年以降に製作された新作13本が上映されます。来日ゲストが登壇しての開会式や舞台挨拶、座談会が予定されているのも映画祭ならでは。撮影の裏話やイタリア映画業界の話などが聞けるかも。
昨年に引き続き大阪でも5月11日(土)~12日(日)ABCホールでの開催が決定しています。
『赤鉛筆、青鉛筆』
----------------------------------------------「イタリア映画祭 2013」[公式サイト]
会期:4月27日(土)~29日(月・祝)、5月3日(金・祝)~ 6日(月・休)
会場:有楽町朝日ホール(千代田区有楽町2-5-1 マリオン11階)
「イタリア映画祭 2013大阪」 *日本劇場未公開作品7本を上映会期:5月11日(土)~12日(日)
会場:ABCホール(大阪市福島区福島1‐1‐30)※前売り一般1,400円/学生・60歳以上1,300円、当日一般1,600円/学生・60歳以上1,500円
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(文/ミヤモトヒロミ)