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「型化」ついて考える(2,134字)
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「型化」ついて考える(2,134字)

2015-05-15 06:00
    齋藤孝さんの「天才がどんどん生まれてくる組織」という本を読んでいる。前にも読んだことがあるが、面白い。「教育」という分野について奥深い洞察を投げかけてくれる。

    この本の中で、桐朋学園で長らく音楽の教育に携わった故齋藤秀雄について触れている。齋藤秀雄は、指揮における棒の振り方を「型化」して子供たちに教えた。特に力の抜き方について、型を通じて教えたそうである。この教えが、小澤征爾さんをはじめ、多くの音楽家を育てた。彼は世界で初めて指揮の「型化」に成功したのだ。

    そこで今日は、教育における「型」について、特に「型化(型をどう作るか)」について考えてみたい。


    「型」とは何か?――というのは、剣道が一番分かりやすいだろう。剣道では、指導をするときに「型」を用いる。特に、竹刀の素振りには厳密な型がある。
    この型は、誰が作ったというものではなく、長い歳月を経て、多くの人の手によって練られてきたものだ。

    「型」のす
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