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教育考:その24「『百年の孤独』に登場する親が子供に伝えたもの」(2,219字)
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教育考:その24「『百年の孤独』に登場する親が子供に伝えたもの」(2,219字)

2015-06-25 06:00
    「百年の孤独」に登場する父親、ホセ・アルカディオは教育をしない。彼は子供にかかわらないのだ。関心を示そうとしない。
    では、ホセ・アルカディオは何をしているのか?
    彼は研究をしている。あるいは実験をしているのである。

    ホセ・アルカディオは、好奇心の塊のような人物だ。そうして、錬金術に取り憑かれている。この世の不思議な現象に取り憑かれている。
    そのため、そういうものを調べたり、あるいは試したりすることで忙しい。それで、あまり子供たちをかまえないのだ。

    「百年の孤独」の冒頭に、印象的なシーンがある。それは、彼が子供たちを連れてジプシーの見世物小屋に行く、というものだ。
    そこでホセ・アルカディオは、生まれて初めて「氷」を見る。物語の舞台は南米の赤道付近で、なおかつまだ電化製品が普及する前の時代だから、これまで氷を見たことがなかったのだ。

    そこで氷を見たホセ・アルカディオは、試しに触ってみる。すると
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