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  • Vol.664 結城浩/解法を自力で思いつけないとき/本の書き方をどこで学んだか/「夢」について個人的に思うこと

    2024-12-17 07:00会員無料
    Vol.664 結城浩/解法を自力で思いつけないとき/本の書き方をどこで学んだか/「夢」について個人的に思うこと

    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2024年12月17日 Vol.664


    はじめに

    おはようございます、結城浩です。

    * * *

    「談話室」の話。

    ビデオをオフにしたZoomを使い、参加者と二人で一時間自由に音声のみでおしゃべりする「談話室」というネット企画を毎週行っています。

    2024年12月7日(土)は、都内の会社でデータサイエンティストとして勤務している男性とお話ししました。

    ふだんはスーパーコンピュータを用いて大学との研究に関わるお仕事をなさっているとのこと。

    プログラミング、機械学習、生成AI、生体情報(特にゲノム)に関するお話から、海外でのご経験や苦労話まで、幅広い話題を雑談を交えつつお聞きできました。

    興味深いお話をありがとうございました!

    また、2024年12月14日(土)は、会社員をしている女性と雑談風におしゃべりしました。

    自分が読みたい人生指南本を書きたいこと、人間関係のこと、年齢に合わせた体調のこと、言葉と行動のこと、ひと区切りを迎えようとしている子育てのことなど、さまざまな話題が飛び出しました。

    楽しいお話をたくさん聞くことができて感謝です!

    ◆結城浩の談話室
    https://chatroom.hyuki.com

    * * *

    それでは今週のメルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。


    目次

    • 「こんな解法、自力で思いつけないぞ」というときに考えること - 学ぶときの心がけ
    • 本の書き方をどこで学んだか - 本を書く心がけ
    • プログラミングをやっていて良かったこと
    • 約束を反故にされたときの気持ち - 心の健康
    • 睡眠時の夢について個人的に思うこと
     
  • Vol.663 結城浩/生成AIの時代に、生きることを問う/「賢い人」になるには/数学用語、覚える?/沈黙は賛同か/カフェで作業するときの滞在時間は?/

    2024-12-10 07:00会員無料
    Vol.663 結城浩/生成AIの時代に、生きることを問う/「賢い人」になるには/数学用語、覚える?/沈黙は賛同か/カフェで作業するときの滞在時間は?/

    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2024年12月10日 Vol.663


    はじめに

    おはようございます、結城浩です。

    最近の東京は寒いけれどよく晴れた日が多めです。関東の冬ですね……

    私はあいかわらず、GIとコードネームがついた本の第8章に取り組んでいます。

    来週は編集部とのZoomミーティングがあるので、そこまでには第8章を何とか終わらせたいのですが……がんばろう!

    * * *

    YouTubeのショート動画の話。

    YouTubeのショート動画を眺めていると、次のようなフレーズが頻繁に出てきます。

    • 「これやってる人、すぐやめて」
    • 「これやらない人、損してる」
    • 「もうみんなこれ知ってるよね」

    これらは、注目を集めるためのフレーズに過ぎず、その内容の妥当性とは無関係だと感じます。要するに「おーい!」という呼びかけみたいなものだな、と思っています。

    * * *

    AWS(Amazon Web Services)からの警告メールで焦った話。

    Amazon CloudWatchから「課金額がオーバーフローしている」という警告メールが来てちょっと焦りました。

    でも、結論からいうと何も問題はありませんでした。結城は、課金が一定額を超えるとメールが来るように設定がしてあります。しかも、課金額は少額(1ドル)からはじめて指数的に増やしたものを複数個設定してあるのです。

    このように設定してあるのは、トラブルが起きていない通常の利用でも毎月数回は警告メールが来るようにするためです。これはいわば「避難訓練」の一種だな、と思っています。

    まあ、それはいいんですけど、毎月数回は必ず焦っているんですよね。自分で設定したことを毎月忘れているという……

    * * *

    にゃーにゃにゃにゃにゃーにゃの話。

    駅前の商店街を歩いていると、若いお母さんが小さい女の子を自転車の前に乗せて、二人で「にゃーにゃにゃにゃにゃーにゃ!」と歌いながら走っていくのとすれ違いました。

    よく晴れて穏やかな日曜の午後。

    * * *

    それでは今週のメルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。


    目次

    • 中学・高校の数学用語を覚えることはどれだけ重要か - 学ぶときの心がけ
    • どうしたら「賢い人」になれますか
    • 沈黙は賛同か - コミュニケーションのヒント
    • 敬語を気にする人との会話 - コミュニケーションのヒント
    • 現在の自分に必要のないものの判断
    • カフェで作業するときの滞在時間 - 仕事の心がけ
    • 生成AIの時代に、生きることを問う - 人生を歩む
     
  • Vol.662 結城浩/数学書が難しいときどうするか/評価される結果を残したい/進捗がモチベーションを下げるとき/《開かれた本》/年齢を重ねて初めて気付くこと

    2024-12-03 07:00会員無料
    Vol.662 結城浩/数学書が難しいときどうするか/評価される結果を残したい/進捗がモチベーションを下げるとき/《開かれた本》/年齢を重ねて初めて気付くこと

    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2024年12月3日 Vol.662


    はじめに

    おはようございます、結城浩です。

    * * *

    「談話室」の話。

    ビデオをオフにしたZoomを使い、参加者と二人で一時間自由に音声のみでおしゃべりする「談話室」というネット企画を毎週行っています。

    2024年11月30日(土)の「結城浩の談話室」では、もうすぐ受験となる高校三年生の女性とお話ししました。

    大きな決断について、不確定な未来に向かうときの心構え、文系と理系の区別、友人関係、面接をこなすヒント、文章を書く仕事についてなど、さまざまなことをざっくばらんにおしゃべりしました。

    未来の可能性に向かって大きくチャレンジしているポジティブな方で、会話を通じて結城は大変はげまされました。感謝です。受験もがんばってください!

    現在は、2025年1月に実施される「談話室」の予約を受付中です。

    ◆結城浩の談話室
    https://chatroom.hyuki.com

    * * *

    ChatGPTと談話室の話。

    先日、ChatGPTに「結城浩の談話室」を分析してもらいました。これは公式Webページで参加者の許可を得て公開している実施概要の文章をChatGPTに読ませ、文章としてまとめてもらったものです。その結果を以下で公開しています。

    ◆ChatGPTに「結城浩の談話室」を分析してもらいました
    https://gist.github.com/hyuki/a0f1c7bda53448f133f6ad7838ea65fe

    * * *

    それでは今週のメルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。


    目次

    • 美しいグラデーションを作っていくColorma - 結城浩のゲーム紹介
    • 高校二年生、数学書を読んでいて難しいときどうするか - 学ぶときの心がけ
    • 多くの人から評価される結果を残したいという気持ちについて - 人生を歩む
    • 進捗がモチベーションを下げる危険性 - 仕事の心がけ
    • 《開かれた本》について - 本を書く心がけ
    • 年齢を重ねて初めて気付くこと - 人生を歩む

    美しいグラデーションを作っていくColorma - 結城浩のゲーム紹介

    結城はiPhoneのパズルゲームが大好きです。

    最近のお気に入りはColormaというパズルゲームです。ルールは簡単で「ばらばらになった色のパネルを並べ替えてきれいなグラデーションを作る」というもの。ゲームのようすは以下の公式動画をごらんください。

    ◆Colorma - 公式紹介動画
    https://youtu.be/FOKM2Hw-sDg

    ClassicというレベルにはColor, Vision, Discoveryなどの7パックがあり、各パックには30〜48個の面があります。結城は現在5パック目のPerceptionに取り組んでいます。またその他に毎日新たな面が登場するDaily Puzzlesもあり、こちらは10月、11月とコンプリートしています。要するに膨大な面があるわけです。

    やさしい面は一瞬で解けますが、難しい面は一日悩むこともあります。グラデーションは二次元的に広がっており、悩んだ末に全体を裏返すような配置にすることで解けるときもあり、非常におもしろいと感じます。

    色のパネルを並べて何が楽しいのかを説明するのは難しいですが、まさにその「説明の難しさ」がおもしろさじゃないかと思います。「緑」と一言でいっても黄色っぽい緑から青っぽい緑までさまざまな色があります。普段は意識しない色の細かい違いを強く意識させられるのがおもしろいです。

    言葉では説明できなくても、ぱっと見た瞬間に「この色に一番近いのはこのパネル」とわかることもよくあり、いったいその「すぐわかる感覚」はどこから来るのだろうと我ながら不思議です。

    それからパネルを並べていくときに、周囲のパネルとの比較が重要になります。ある場所にある「緑」が純粋な緑に見えても、他のところに動かすと意外に青っぽく見えたりするのもおもしろいですね。「こっちの色ではなくこっちの色が入るはずだ」と思って動かすけれど「やっぱり違った」となる感覚もまた楽しいものです。

    毎日繰り返しやっていると、私の視覚デバイス(つまり、目)は「緑色の細かい違い」よりも「紫色の細かい違い」の方を敏感に感じることに気付きました。これは興味深い発見です。発見したからといって日常生活に影響はないのですけれど……

    ◆Colorma - App Store
    https://apps.apple.com/jp/app/colorma/id6471999662

    ◆LOGISK(開発もと)
    https://www.logiskstudio.com/

    ◆結城浩のゲーム紹介
    https://mm.hyuki.net/m/m040ed211c91b