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第36回:【思潮】古市憲寿は「艦これ」の提督になったらどうだろうか?
2013-11-25 15:30後藤和智の若者論と統計学っぽいブロマガ第36回:【思潮】古市憲寿は「艦これ」の提督になったらどうだろうか?――『誰も戦争を教えてくれなかった』批判「地底の読心裁判 上告」(2013年11月17日、川崎市産業振興会館)・「仙台コミケ213(仙コミフェス2013/東方幻仙郷3)」(2013年11月24日、夢メッセみやぎ)で配布したサークルペーパーです。Free Talkですけど、今回は、気鋭の若手社会学者として知られる古市憲寿の『誰も戦争を教えてくれなかった』(講談社、2013年)に対する長めの書評(というよりは批判)としたいと思います。この本は、最近盛んに「若者代表」として発言している古市が、各地の戦争博物館を見に行く、という内容です。まず、戦争や災害などといった大きな変異をいかに記憶するかということについては、別段新しい研究というわけでもありません。このテーマで、一般向けで入手しやすいもの -
第34回:【政策】国際成人力調査をどう読むか/第35回:【書評】秋の書評祭り
2013-11-05 19:00後藤和智の若者論と統計学っぽいブロマガ第34回:【政策】国際成人力調査をどう読むか/第35回:【書評】秋の書評祭り第34回 【政策】PIAAC(OECD国際成人力調査)をどう読むか?「SUPER ADVENTURES 69」(2013年10月27日、ビッグパレットふくしま)で配布したサークルペーパーです。さて今回のFree Talkですが、先日発表された、OECD国際成人力調査(PIAAC)の結果について、若者論研究の視点から(?)いくつか解説を加えてみたいと思います。PIAACについては、先日発行された、国立教育政策研究所『成人スキルの国際比較――OECD国際成人力調査(PIAAC)報告書』(明石書店、2013年)という報告書がありますので、こちらを見ていくことにします。「成人力」と言うと20歳以上を対象にしているように聞こえるかもしれませんが、実際には16歳~65歳が調査対象となってい
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