-
第9回:【科学・統計】レビュー系サイト・同人誌のための多変量解析入門/第1回
2013-01-25 23:30漫画や小説などをレビューしたサイトや同人誌、あるいは書籍はよく見かける。しかし、その多くは個々の作品の評価に終始し、評価の全体像が見られるものは少ない。そこでこのシリーズでは、多変量解析を通じて、レビューの全体像を示す手法を紹介していく。第1回は、分析のためのツールとして、フリーソフト「R」を紹介する。 -
【サークルペーパー】後藤和智の雑記帳 こみっく☆トレジャー21出張版
2013-01-15 22:181後藤和智の雑記帳 こみっく☆トレジャー21出張版※「こみっく☆トレジャー21」(インテックス大阪、2013年1月13日)で配布したサークルペーパーです。Free Talk1――2012年、今年の3冊? さて、まずFree Talk1ですが、「2012年の3冊」ということでいきたいと思います。 え?2012年のベストについては既に冬コミのサークルペーパーでやっただろうって?いやいや。以前から、その年に出た本について、何らかのテーマを決めて、新聞の年末の書評欄に載っていそうな、1,200字程度のコラムを書いてみようと思っていたのですが、ここで実行してみることとします。私の関心事に引き寄せて考えるなら、「2012年の3冊」は次のようなものになるでしょうか。 2012年のベスト・ワーストはこちら… サークルブログ:http://ameblo.jp/kazutomogoto/entry-114433 -
第8回:【思潮】「デジタルネイティブ」論を批判的に読み解くために(第1回)
2013-01-15 19:0012000年代終わり頃、注目されるようになった「デジタルネイティブ」世代。元々アメリカで生まれたこの概念は、物心ついた頃からインターネット(特にブロードバンド環境)や携帯電話などに慣れ親しんだ世代として我が国でも注目されている。しかし我が国におけるこの議論は、既存の若者論とミックスして、奇妙な言説空間を作り出している。今回はその一連の言説を批判的に読み解くための足がかりとして、木村忠正『デジタルネイティブの時代』(平凡社新書)の主張と問題点を見ていく。 -
【サークルペーパー】後藤和智の雑記帳 コミックマーケット83出張版
2013-01-06 16:291後藤和智の雑記帳 コミックマーケット83出張版※「コミックマーケット83」(2012年12月31日・東京ビッグサイト)で配布したサークルペーパーです。 10回目のコミケとなります、後藤和智です。コミケの初参加が2007年の冬コミ(C73)で、あれから同人活動をやってちょうど5年になるのだと考えると感慨深いです。来年は私が『ケータイを持ったサル』で若者論オタクに目覚めて10年になりますね。最近また若者バッシングの勢いが強まってきたのと同時に、星海社新書やディスカヴァー21のシリーズに代表されるような俗流若者擁護論も勢いを増してきた。科学的に青少年問題を考えたい層にとってはかなり不利な状況が揃ってしまっていると思います。しかしそれでも、データや学説で青少年問題を捉え、政策に活かすということをあきらめてはならないと思います。 今年は同人誌のみならず、電子書籍への進出やニコニコチャンネルの設置など -
第7回:【思潮】「U-25サバイバルマニュアル」が描く「新・仕事人間」――その病理と時代背景
2013-01-05 19:00ディスカヴァー21が刊行している若年層向け自己啓発書シリーズ「U-25サバイバルマニュアル」。そこに描かれた「仕事」像と、「自分」のあり方は、2000年代に若年層を批判的に捉える言説の映し鏡となっている。本稿では、政府や財界が若年層に向けて発信する言説と、若年層が同世代に向けて発するそれの奇妙な「乱反射」をひもとき、若者論の一側面を探る。
1 / 1