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源さんブームもひと段落かなというところに、各メーカーこぞって源さんに負けじと“時速”をウリにした台を続々登場させている今のパチンコ台の流れ。
実際のところ「時速3万発!」なーんて言われても、1時間も当たり続けるなんてことはなかなかないわけで、その謳い文句に飛びつくような人も減ったような気がしますな。
スロット6号機のリゼロが出たときにちょっと似た流れで、純増2枚程度がやっとだった5号機から、純増8枚となり、あっという間に1000枚出る台なんてのが一時は盛り上がったものの、純増9枚、純増10枚となったところで出玉の上限がある限りはあっという間に終わる悪い印象のほうが大きかったり、もの珍しさってのが薄れたりで、パチンコもそんな流れが垣間見えてきてます。
「1.2.3」で当たる流れをAKBが甘デジで取り入れ、西陣の桃キュンも似たような演出で取り入れようとしています。
しかし、源さんがウケた理由ってのは、1.2.3で当たるからじゃなくて、その時点での出玉速度が他を圧倒するものだったこと、そして93%継続の爆発力が魅力的だったことにあるんじゃなかろうか。甘デジの出玉感でもなく、90%程度の中途半端な継続力でもなく、ね。
この時代の流れに逆行するように今週登場したのが「P北斗の拳8救世主」じゃないでしょうか。
ミドルで継続率82%という高継続のバトルタイプ、そして右打ちは75%という高い割合で10ラウンド。ようやく求めていた北斗の形が戻ってきたという感じで、見ていて稼働も良く、打った人たちの反応も上々に見えます。
ただ、確変中の確率が1/120とだいぶ重い。500回転ハマることも珍しくないです。
速さが求められているかと思いきや、この遅さでもパチンコファンは「北斗らしいバトル演出」を楽しんでるように見えましたな。
速さだけが正義じゃない、なんとなくそんな形を北斗が見せてくれたような。
速いってのはもちろんいいことです、夜から打つサラリーマンの方は打ちやすくなるし、あっという間に出玉が積み上がっていく、その脳汁たるやたまらんものがある。
でも、パチンコをのんびり楽しみたいってファンもいると思うんですわ。
出玉が速いってことは、駆け抜けるのも速いわけで。
スピード高継続機で「え? これで終わり? 嘘だよね?」なんてのをしょっちゅう食らわせられる引き弱の次郎からしますとね、もうちょっと楽しませてくれてもいいんじゃないかと思っちゃうこともあるわけですわ。
速い台ばかりじゃなくていい。のんびり楽しませてもらえる台も欲しい。
そんなニーズにうまくハマったのが今回の北斗8なのかなと。
出玉速度が遅いとか、結局北斗8の焼き直しだし、バトルモードも目新しさがないという理由から売れずに導入が少なくなってますが、北斗ファンは確実に楽しめてる。(はず)
おそらく今後速さだけを求めた台が多く登場してくると思いますが、そんな中でこの北斗8、わりと稼働するんじゃないかと思った今週の新台でございやした。
■次郎の色んな意味で注目の一台
・サンセイ「Pせかつよ」
藤商事のせかつよですが、今度はサンセイから登場するというウワサ。
今後はこういった版権の移動が多く見られると思います。あの台があのメーカーから? ってのが増えてくるでしょうな。
では、今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。
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パチランブログ
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