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令和日本経済の行方:その41(1,526字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 19ヶ月前
今回で、この連載は最終回とする。ぼく自身、この連載を通して、あるいはそれ以外の場所でもずっと「これから経済はどうなるのか?」とあれこれ考えているのだが、なかなか「これ」といった答えが見つからない。そうこうするうちにAIが進化して、いよいよ人間が必要ない――少なくとも「知的労働」といわれるものは大幅に...
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令和日本経済の行方:その40(1,878字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 20ヶ月前
この連載は令和「日本」経済について書くというものだった。しかし結局今の社会は良くも悪くもグローバル化しているので、それは「世界」との関連を抜きには語れない。だから令和「日本」経済を語ると、結果的には令和「世界」経済を語ることともなった。そして令和世界経済を語る上で欠かせないのが「人間の不要化」だ...
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令和日本経済の行方:その39(1,654字)
コメ2 ハックルベリーに会いに行く 20ヶ月前
GPTに代表されるAIを「LLM」という。「Large Language Model」の略で、日本語に訳すと「大規模言語モデル」となる。LLMは、AIがあらかじめ言語を大量にインプットしておき、そこで言葉の並び方のパターンを覚える。そうすることで、そのパターンから類推した新たな言葉の並びを生成し、まるで実際にしゃべっているかのよ...
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令和日本経済の行方:その38(1,648字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 20ヶ月前
ここに来て、GPTが評判である。OpenAIというAI研究所が作ったAIで、2022年に発表されたChatGPTでは、人間の質問に対してきわめて自然な回答ができる(会話ができる)AIだと、世界中で話題になった。すると年が明けた2023年3月14日。GPT-4を発表。すると今度は性能がさらに進化しており、これまでChatGPTが苦手としていた...
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令和日本経済の行方:その37(2,026字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 20ヶ月前
「人型ロボット」というとまず思い浮かぶのがボストン・ダイナミクス社だ。ボストン・ダイナミクスは1992年にロボットとAIの研究をしていたMITのマーク・レイバートによって創設された。当初は主に軍需産業向けのソフトウェアの研究開発を行っていたが、2008年にYouTubeチャンネルをスタートし、そこで物理的な犬型及び...
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令和日本経済の行方:その36(1,648字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 21ヶ月前
令和日本には新しい建築・移動・教育が求められている。それが開発されないことには、経済の伸張も覚束ないだろう。そもそも日本は人口が減少し続けているので、閉塞感が著しい。人口減少は100年も経てばやがて収まるだろうが、それまでの時間をどのように乗り切っていくのか、重い課題が突きつけられている。経済という...
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令和日本経済の行方:その35(1,722字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 21ヶ月前
令和の日本経済には、「新しい移動」への移行が切実に求められている。なぜなら、現在の日本の移動はあまりにも成熟しているため、イノベーションが起こしにくくなっているからだ。それが、経済の停滞を招いてもいる。例えば、在来線の速度やダイヤはもう50年も固まったままだ。つまり、成熟が極まって、変化が起きにく...
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令和日本経済の行方:その34(1,936字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 21ヶ月前
最近、ぼく自身が「輸送」をよくしている。部屋の模様替えを頻繁に行うからだ。その際、「トランスポート」というキーワードが頭に浮かび上がる。「これからはトランスポーテーションがだいじになるだろう」とつい思う。「トランスポート」とは、何かをある地点からある地点まで運ぶという行為のことである。これを頻繁...
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令和日本経済の行方:その33(1,738字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 21ヶ月前
今回は、新時代の「移動」の話である。ところで、地方に暮らしていると日々「輸送」のだいじさが身に染みる。本当は都会にいたときも感じられていたら良かったのだが、いかんせんぼくの場合は自分で輸送する機会がほとんどなかった。たいてい運送業者にアウトソーシングしていた。しかし地方に暮らし始めると、自分で輸...
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令和日本経済の行方:その32(1,666字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 21ヶ月前
新しい時代が来ると新しい「移動」が起こる。明治維新のときは、なんといっても鉄道だった。このメルマガでもさんざん書いてきたが、鉄道こそが明治維新を成功させた陰の、そして真の立役者だ。鉄道の圧倒的な迫力に直に触れることができたからこそ、当時の日本人は西洋文化を受け入れることができた。それが、近代化そ...
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令和日本経済の行方:その31(1,620字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 22ヶ月前
新しい時代に最も脚光を浴びる産業は「建築・移動・教育」だ。明治維新後や敗戦後も、建築・移動・教育が産業(社会)の主役になった。逆に、時代が停滞し、文化が淀むと、建築・移動・教育もまた淀む。令和初頭の現在は、まさにそうした時代といえよう。建築・移動・教育はすっかり社会の脇役になってしまった。新しい...
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令和日本経済の行方:その30(1,648字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 22ヶ月前
ぼくは今後も、日本で生きていこうと思っている。それは、日本が今はもちろん将来的にも最も生きやすい国と思うからだ。今の日本人を覆う「生きづらさ」は、江戸時代末期、あるいは第二次世界大戦中の状況に似ている。お先真っ暗だが、実際はここを抜けると明るい社会が待っている。そうとらえて、今から未来に向けてポ...
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令和日本経済の行方:その29(2,485字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 22ヶ月前
日本社会は、うまくできていると思う。それは「昔が」ということではなく、「今も」そうだと思う。日本社会のすぐれた特徴の一つに「本音と建前を使い分ける」というのがある。これが昔も今も強烈に効いている。コロナのときも、口ではマスクが大事と言いながら、実際は軽視した。すると、本音と建前の間を自由に行き来...
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令和日本経済の行方:その28(1,618字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 22ヶ月前
日本社会というのは実に巧妙にできている。自由がないようで、実はしっかり存在する。ここ数年でぼくが強く感じたのは、まず日本にはコロナのワクチンを打たないでもいい自由がある、ということだ。次いで、学校に行かないでいい、という自由もある。さらに、サラリーマンにならなくてもいい自由や、都心に住まなくても...
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令和日本経済の行方:その27(1,946字)
コメ2 ハックルベリーに会いに行く 23ヶ月前
日本には、いずれにしろこれから新しい「社会体制」が必要になるだろう。その際、急激な変革は上手くいかない。ムダな軋轢を生むだけだからだ。そのため、そこでは緩慢な「なし崩し的変化」が求められる。「なし崩し」は普通悪い意味で使われるが、こと社会変革においては非常にポジティブな意味を持つ。明治維新や敗戦...
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令和日本経済の行方:その26(2,119字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 23ヶ月前
科学化された社会の運営において、リーダーは「独裁者」が望ましい。なぜなら、独裁者の方が合理的だからだ。そうして、あくなき合理性を追求するのが科学化社会である。ただ、独裁者には「小利口化して世の中を不幸に陥れる」という危険性が伴う。だから、それを計画的(科学的)に避ける必要がある。予防する必要があ...
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令和日本経済の行方:その25(1,855字)
コメ1 ハックルベリーに会いに行く 23ヶ月前
社会の「科学化」は、この先大きなトレンドになるだろう。ちなみに「エビデンス・ベースド」という言葉が以前流行ったが、これは最近廃れつつある。なぜかというと、だいたいそこで用いられる「エビデンス」というものが、実に不確かで役に立たないことが多いからだ。特に社会学で用いられるデータは、取り方に研究者の...
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令和日本経済の行方:その24(1,781字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 24ヶ月前
2022年、世界は一見混沌としているようにも見えるが、しかしその深層をよくよく辿っていくと、不可逆的な「流れ」というものが見えてくる。その「流れ」とは、これからより「科学」的な世の中になるということだ。科学の価値が強まるということである。ただ、そう聞くと違和感を覚える人も少なくないだろう。というのも...
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令和日本経済の行方:その23(1,626字)
コメ2 ハックルベリーに会いに行く 24ヶ月前
「これからの10年」を予見していくことで、今現在の生き方(暮らし方)というものも変わってくる。そして、予見がそれなりに正しければ、今行うことの意味するところも大きなものとなるだろう。端的にいって、より良い未来をつくることができる。未来がもっと豊かに、もっと楽になるだろう。なぜかというと、ほとんどの...
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令和日本経済の行方:その22(1,750字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 24ヶ月前
今回は昭和2年生まれの人について書くつもりだったが、ふとその周辺で生まれた人を見てみると、昭和3年に手塚治虫が、昭和4年に色川武大が生まれている。色川武大は早生まれなので、2人は同学年だ。ちなみに、2人が死んだのも同じ1989年で、2ヶ月くらいしか違わない。亡くなったとき、2人とも60歳だった。そしてぼくは、...
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令和日本経済の行方:その21(1,377字)
コメ1 ハックルベリーに会いに行く 24ヶ月前
昭和2年生まれというのは想像を絶するくらい厳しい前半生だったろう。西暦でいうと1927年生まれだ。なにしろ終戦が18歳の年だから、子供時代と戦争がぴったり重なっている。この年代の人生というのを簡単に辿ってみたい。1929年(2歳):世界恐慌1937年(10歳):日中戦争1941年(14歳):太平洋戦争1945年(18歳):終...
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令和日本経済の行方:その20(2,005字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 24ヶ月前
大正年間は日本の教育が奇跡的に上手くいった時期である。西暦でいうと1912年から1926年だ。ただ、昭和に入ってからも、それはうまくいっていた。戦前の「教育」は、概ね上手くいっていたのだ。それとは逆に、戦前の「社会」は、1919年(大正8年)を境におかしくなる。恐慌が連続して起きるのだ。まず、「戦後恐慌」が起...
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令和日本経済の行方:その19(1,862字)
コメ2 ハックルベリーに会いに行く 25ヶ月前
ぼくの好きな大野耐一は、1912年(明治45年)生まれである。また、やっぱり好きなルワンダ中央銀行総裁だった服部正也は1918年(大正7年)生まれだ。こうしてみると、ぼくは1910年代生まれが好きみたいだ。それは、どこかぼくの生まれた1960年代に重なるからだろう。ちなみに、また別の意味で好きな石原莞爾は1889年(明...
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令和日本経済の行方:その18(1,638字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 25ヶ月前
大正は1912年に始まり1926年に終わる。明治が45年続いた後だったので、近代化は一通り終わっていた。また、1904年から1905年にかけての日露戦争に勝利した後だったので、日本が日の出の勢いを実感していた時期でもあった。世界的には、なんといっても第一次世界大戦が起こった。1914年から1918年にかけて起こったので、...
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令和日本経済の行方:その17(1,899字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 25ヶ月前
なぜ日本の教育はうまくいったのか? 取り分け20世紀に入ってからうまくいくようになったのはなぜか?そこで、今回はこの時代を代表する科学者たち――堀越次郎と湯川秀樹、そして浅永振一郎の来歴を見てみたい。そこと教育との関係を考えてみたい。まず堀越次郎は1903年(明治36年)の生まれだ。つまり、江戸の雰囲気がだ...
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令和日本経済の行方:その16(1,614字)
コメ2 ハックルベリーに会いに行く 25ヶ月前
日本の教育は昔は良かった。機能していた。だからみんな学校が大好きだった。学校に感謝こそすれ、その価値を疑う人はいなかった。しかしその巨大な成功のおかげで、いまだにやめられないという弊害が生まれた。もうすっかり古くなったのに、止められない。それは、成功が巨大すぎたからだ。それゆえ、その失敗もまた大...
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令和日本経済の行方:その15(1,673字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 26ヶ月前
昭和の時代、日本では「機械革命」ともいうべきものが起こった。機械が格段に進歩したのだ。それが世の中を大きく変えた。なぜ昭和の時代に日本で機械革命が起こったのか?発端は、19世紀の産業革命にまで遡る。この「革命」は、列車や紡織機が「蒸気機関」と結びつくことによって、生産性を飛躍的に増大させる――という...
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令和日本経済の行方:その14(1,703字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 26ヶ月前
日本は地政学的にいえば地球の「真裏」に位置する。あるいは「へそ」といえるかもしれない。そこに、地球の内部とつながる「穴」が空いているからだ。そして人間のへそは、それを守るため、周りの肉が盛り上がっている。その盛り上がった肉に相当するのが、日本列島というわけだ。日本列島は、南側に巨大な海域を持つた...
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令和日本経済の行方:その13(1,742字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 26ヶ月前
地球は、プレートに覆われている。プレートとは、巨大な岩板のようなものだ。地球を取り巻く、ちょっと厚手の「皮」のことである。その皮の上端が、主に陸地になっている。そして、皮と皮との間の割れ目が海だ。といっても、割れ目の方が大きい。割れ目である海は70パーセントだから、陸地は30パーセントにすぎない。た...
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令和日本経済の行方:その12(1,947字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 26ヶ月前
今でこそ「限界」集落となっているが、もともとは「活性」集落だった僻地の村というものは、昭和の中頃までは日本国中いたるところにあった。なぜそうした村落が形成され、多くの人が暮らしていたかといえば、理由は簡単で「食べ物が豊富だった」からだ。狩猟採集に適していて、しかも水が使いたいほうだいなのだ。だか...
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令和日本経済の行方:その11(1,702字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 27ヶ月前
未来を予測するのは難しい。特に経済の予測をするのは難しい。では、そんな予測するのが難しい未来の経済に対して、我々はどう備えればいいのか?方法は二つある。一つは、「未来を予測しない」ということだ。逆の言い方をすると、「変化をしてもすぐに動けるようにしておく」ということである。もう一つは、「非科学的...
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令和日本経済の行方:その10(1,551字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 27ヶ月前
経済の行方――というのは、天気と同じに科学的・数学的に予測するのが難しい。コンピューターで取り扱うのが苦手な分野だ。では、そんな分野の未来予測はどのようにすればいいのか?方法は2つあり、1つは「どんな変化にもすぐ対応できるようにしておく」ということ。もう1つは、「未来を物語的に予測する」ということであ...
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令和日本経済の行方:その9(1,501字)
コメ1 ハックルベリーに会いに行く 27ヶ月前
日本は人口が減少している。これを「経済が縮小する」と憂う人は多いが、そもそもそういう人は、経済とは何か――その本質を分かっていない。経済の本質――それは「天気」に似ている。あるいは「環境」に似ている。意味は、「相関する要素が多すぎて、正確に予測できない」ということだ。そもそも、コンピューターが進化し...
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令和日本経済の行方:その8(1,640字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 28ヶ月前
社会と経済は表裏一体で、社会が経済をリードすれば、その逆に経済が社会をリードもする。そして、「社会」は人間にとって不可分の存在だから、それに互する「経済」というのも、また不可分の存在なのだということが分かる。「人は経済的動物(エコノミック・アニマル)」とはよくいったもので、経済なくしては生きてい...