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令和日本経済の行方:その21(1,377字)
コメ1 ハックルベリーに会いに行く 24ヶ月前
昭和2年生まれというのは想像を絶するくらい厳しい前半生だったろう。西暦でいうと1927年生まれだ。なにしろ終戦が18歳の年だから、子供時代と戦争がぴったり重なっている。この年代の人生というのを簡単に辿ってみたい。1929年(2歳):世界恐慌1937年(10歳):日中戦争1941年(14歳):太平洋戦争1945年(18歳):終...
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令和日本経済の行方:その20(2,005字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 24ヶ月前
大正年間は日本の教育が奇跡的に上手くいった時期である。西暦でいうと1912年から1926年だ。ただ、昭和に入ってからも、それはうまくいっていた。戦前の「教育」は、概ね上手くいっていたのだ。それとは逆に、戦前の「社会」は、1919年(大正8年)を境におかしくなる。恐慌が連続して起きるのだ。まず、「戦後恐慌」が起...
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令和日本経済の行方:その19(1,862字)
コメ2 ハックルベリーに会いに行く 25ヶ月前
ぼくの好きな大野耐一は、1912年(明治45年)生まれである。また、やっぱり好きなルワンダ中央銀行総裁だった服部正也は1918年(大正7年)生まれだ。こうしてみると、ぼくは1910年代生まれが好きみたいだ。それは、どこかぼくの生まれた1960年代に重なるからだろう。ちなみに、また別の意味で好きな石原莞爾は1889年(明...
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令和日本経済の行方:その18(1,638字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 25ヶ月前
大正は1912年に始まり1926年に終わる。明治が45年続いた後だったので、近代化は一通り終わっていた。また、1904年から1905年にかけての日露戦争に勝利した後だったので、日本が日の出の勢いを実感していた時期でもあった。世界的には、なんといっても第一次世界大戦が起こった。1914年から1918年にかけて起こったので、...
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令和日本経済の行方:その17(1,899字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 25ヶ月前
なぜ日本の教育はうまくいったのか? 取り分け20世紀に入ってからうまくいくようになったのはなぜか?そこで、今回はこの時代を代表する科学者たち――堀越次郎と湯川秀樹、そして浅永振一郎の来歴を見てみたい。そこと教育との関係を考えてみたい。まず堀越次郎は1903年(明治36年)の生まれだ。つまり、江戸の雰囲気がだ...
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令和日本経済の行方:その16(1,614字)
コメ2 ハックルベリーに会いに行く 25ヶ月前
日本の教育は昔は良かった。機能していた。だからみんな学校が大好きだった。学校に感謝こそすれ、その価値を疑う人はいなかった。しかしその巨大な成功のおかげで、いまだにやめられないという弊害が生まれた。もうすっかり古くなったのに、止められない。それは、成功が巨大すぎたからだ。それゆえ、その失敗もまた大...
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令和日本経済の行方:その15(1,673字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 26ヶ月前
昭和の時代、日本では「機械革命」ともいうべきものが起こった。機械が格段に進歩したのだ。それが世の中を大きく変えた。なぜ昭和の時代に日本で機械革命が起こったのか?発端は、19世紀の産業革命にまで遡る。この「革命」は、列車や紡織機が「蒸気機関」と結びつくことによって、生産性を飛躍的に増大させる――という...
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令和日本経済の行方:その14(1,703字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 26ヶ月前
日本は地政学的にいえば地球の「真裏」に位置する。あるいは「へそ」といえるかもしれない。そこに、地球の内部とつながる「穴」が空いているからだ。そして人間のへそは、それを守るため、周りの肉が盛り上がっている。その盛り上がった肉に相当するのが、日本列島というわけだ。日本列島は、南側に巨大な海域を持つた...
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令和日本経済の行方:その13(1,742字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 26ヶ月前
地球は、プレートに覆われている。プレートとは、巨大な岩板のようなものだ。地球を取り巻く、ちょっと厚手の「皮」のことである。その皮の上端が、主に陸地になっている。そして、皮と皮との間の割れ目が海だ。といっても、割れ目の方が大きい。割れ目である海は70パーセントだから、陸地は30パーセントにすぎない。た...
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令和日本経済の行方:その12(1,947字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 26ヶ月前
今でこそ「限界」集落となっているが、もともとは「活性」集落だった僻地の村というものは、昭和の中頃までは日本国中いたるところにあった。なぜそうした村落が形成され、多くの人が暮らしていたかといえば、理由は簡単で「食べ物が豊富だった」からだ。狩猟採集に適していて、しかも水が使いたいほうだいなのだ。だか...
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令和日本経済の行方:その11(1,702字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 27ヶ月前
未来を予測するのは難しい。特に経済の予測をするのは難しい。では、そんな予測するのが難しい未来の経済に対して、我々はどう備えればいいのか?方法は二つある。一つは、「未来を予測しない」ということだ。逆の言い方をすると、「変化をしてもすぐに動けるようにしておく」ということである。もう一つは、「非科学的...
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令和日本経済の行方:その10(1,551字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 27ヶ月前
経済の行方――というのは、天気と同じに科学的・数学的に予測するのが難しい。コンピューターで取り扱うのが苦手な分野だ。では、そんな分野の未来予測はどのようにすればいいのか?方法は2つあり、1つは「どんな変化にもすぐ対応できるようにしておく」ということ。もう1つは、「未来を物語的に予測する」ということであ...
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令和日本経済の行方:その9(1,501字)
コメ1 ハックルベリーに会いに行く 27ヶ月前
日本は人口が減少している。これを「経済が縮小する」と憂う人は多いが、そもそもそういう人は、経済とは何か――その本質を分かっていない。経済の本質――それは「天気」に似ている。あるいは「環境」に似ている。意味は、「相関する要素が多すぎて、正確に予測できない」ということだ。そもそも、コンピューターが進化し...
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令和日本経済の行方:その8(1,640字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 27ヶ月前
社会と経済は表裏一体で、社会が経済をリードすれば、その逆に経済が社会をリードもする。そして、「社会」は人間にとって不可分の存在だから、それに互する「経済」というのも、また不可分の存在なのだということが分かる。「人は経済的動物(エコノミック・アニマル)」とはよくいったもので、経済なくしては生きてい...
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令和日本経済の行方:その7(1,904字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 28ヶ月前
人類史において「戦争」は、第一次世界大戦までは社会にとってのカンフル剤だった。だから、戦争はむしろ利益が大きく、一つのソリューションともなっていた。しかしながら、20世紀前半に科学が進歩しすぎて、戦争がシャレではなくなった。おかげで、それ以降の戦争は社会にとっての意味を変えた。ソリューションではな...
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令和日本経済の行方:その6(1,967字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 28ヶ月前
これからの時代(令和)は、競争が相当厳しくなる。そこで、人々の生き方は2つに大別されるだろう。それは、競争に参加する生き方と、参加しない生き方である。今、競争する生き方は、かなり否定されている。なぜかというと、いまだに競争する生き方が社会の前提(当たり前)だからだ。皆が競争を強いられている。その社...
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老後の資産運用を行う4つのステップ
コメ0 億の近道 チャンネル版 28ヶ月前
今年に入って、フィンウェル研究所の野尻哲史さんが主催しているデキュムレーション(資産活用)の研究会に参加させていただいております。 メンバーは下記の通りで、私を含め金融業界では著名な方々も多く、お誘いいただいて参加させていただく事に大変楽しく参加させてもらっています。大江加代さん(株式会社オフ...
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令和日本経済の行方:その5(1,522字)
コメ1 ハックルベリーに会いに行く 28ヶ月前
これは、昨日の記事でも先走って書いてしまったことだが、将棋の羽生善治九段は、独特の勝負観を持っている。それは、「終盤の差し手において、序盤の手を振り返り、それが活かせるような道はないか探す」というものである。そうやって、前半の何気なく打った手を活かそうとするのだ。普通、「勝つ将棋」というのは、前...
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令和日本経済の行方:その4(2,025字)
コメ2 ハックルベリーに会いに行く 28ヶ月前
最近、「経験と知識の積み上げ」による参入障壁の高さということに、凄まじい威力を感じている。例えば、一見「経験と知識」とは全く関係ないように思えるが、ボクシングの井上尚弥チャンピオンの強さというのも、これがもたらしたものといえる。ボクシングに限らずなんでもそうだが、競争の参加者において必ず同じ条件...
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令和日本経済の行方:その3(1,692字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 29ヶ月前
希少価値が高く、参入障壁が高いチャネルとは何か?それは、ありきたりな答えだが「積み上げ」である。積み上がっていくものは、参入障壁が高い。価値には、積み上がっていくものと、上下するものがある。それは、野球のホームランと打率のようなものだ。ホームランは、積み上がっていく。しかし、打率は上下する。だか...
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令和日本経済の行方:その2(1,646字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 29ヶ月前
老齢になっても稼ぎ続けられるポジション。それは有り体にいってひとつしかない。経営者である。これからの時代は、雇用者が圧倒的に不利になっていく。それに反比例して、経営者が有利になっていく。だから、経営者になるしか生き残る道はないのだ。では、どのような経営者になればいいのか?それ以前に、そもそも「経...
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令和日本経済の行方:その1(1,672字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 29ヶ月前
今回から、令和時代の日本経済の行方について考えてみたい。まず、今インフレが起こっている。これは、アベノミクスでお金をすりまくったのだから当然といえば当然だが、それにしてもインフレになるまで相当な時間がかかった。アベノミクスが始まって10年くらいだから、それほど日本のデフレ圧力は強かったわけだ。また...
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市場潮流
コメ0 億の近道 チャンネル版 30ヶ月前
今週(5月9~13日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で575円91銭下落し(率にして2.13%の下落)、2万6427円65銭で取引を終えました。2週ぶりの下落です。 米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め、それに伴う米長期金利の上昇、米国株式の下落に加え、中国政府が「ゼロコロナ規制」を...
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「日本には日本のルールがある」 女優・裕木奈江さん「現実社会で違法とされている事は表現を制限・禁止するべき」ツイ
コメ0 【無料】ガジェット通信ブロマガ 31ヶ月前
比村奇石さんのマンガ『月曜日のたわわ』(『週刊ヤングマガジン』連載)の広告が2022年4月4日の日本経済新聞朝刊に掲載されたことによる賛否がネットで渦巻く中、女優の裕木奈江さん(@nae_auth)がTwitterで以下のように言及して、波紋を広げていま...続きを読?
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「日本には日本のルールがある」 女優・裕木奈江さん「現実社会で違法とされている事は表現を制限・禁止するべき」ツイ
コメ0 ガジェ通 31ヶ月前
比村奇石さんのマンガ『月曜日のたわわ』(『週刊ヤングマガジン』連載)の広告が2022年4月4日の日本経済新聞朝刊に掲載されたことによる賛否がネットで渦巻く中、女優の裕木奈江さん(@nae_auth)がTwitterで以下のように言及して、波紋を広げていま...続きを読?
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「大人より学生の方がジェンダー平等を理解している」 『月曜日のたわわ』広告問題でアンケートを実施したTwitterユー
コメ0 【無料】ガジェット通信ブロマガ 31ヶ月前
『週刊ヤングマガジン』連載中の比村奇石さんのマンガ『月曜日のたわわ』。2022年4月4日の日本経済新聞に全面広告を掲載したことが賛否を呼び、Twitterなどのネット上ではフェミニストと表現の自由を尊重する立場からの意見が噴出しています。2022年4月1...続きを読?
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「大人より学生の方がジェンダー平等を理解している」 『月曜日のたわわ』広告問題でアンケートを実施したTwitterユー
コメ0 ガジェ通 31ヶ月前
『週刊ヤングマガジン』連載中の比村奇石さんのマンガ『月曜日のたわわ』。2022年4月4日の日本経済新聞に全面広告を掲載したことが賛否を呼び、Twitterなどのネット上ではフェミニストと表現の自由を尊重する立場からの意見が噴出しています。2022年4月1...続きを読?
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月曜日のたわわ掲載の日経新聞がメルカリでバカ売れ「高額転売」
コメ0 【無料】ガジェット通信ブロマガ 31ヶ月前
一部の人たちから絶大な支持を得ている人気作品『月曜日のたわわ』。イラストレーションだけでなく、アニメーション、漫画など、さまざまなジャンルで作品化され、注目を集めている。日本経済新聞に掲載され『月曜日のたわわ』広告そんな『月曜日のたわわ』の広告が日本経済...続きを読?
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月曜日のたわわ掲載の日経新聞がメルカリでバカ売れ「高額転売」
コメ0 ガジェ通 31ヶ月前
一部の人たちから絶大な支持を得ている人気作品『月曜日のたわわ』。イラストレーションだけでなく、アニメーション、漫画など、さまざまなジャンルで作品化され、注目を集めている。日本経済新聞に掲載され『月曜日のたわわ』広告そんな『月曜日のたわわ』の広告が日本経済...続きを読?
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IPO銘柄に目を向けることの意義
コメ0 億の近道 チャンネル版 31ヶ月前
ご存知のようにIPOというのは初めて株式を公開することです。 企業が発展しプライベートカンパニーから、より公的な存在に変わる時に訪れる選択肢の一つが株式公開になります。 日本経済の発展は多くの企業が売上、利益を成長させながら成し遂げられており、その一里塚としてIPOが存在し、成長資金を手に入れ...