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Vol.123 『震災以降』という本について

Vol.123 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━           『そこそこ週刊・畠山理仁』          『震災以降』という本について ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●地味だが意味のある仕事 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  私も執筆の打診を受けていた本が届いた。 『震災以降〜終わらない3.11』(渋井哲也 村上和巳 渡部真 太田伸幸 編著・三一書房刊)という本だ。 http://amzn.to/1kzoMEm  この本は2012年3月に発行された『風化する光と影―“メディアから消えつつある震災”の中間報告』(マイウェイムック)の続編である。第一弾には私も「遅ればせながら東日本大震災の取材に取り組むようになったきっかけ」を書かせてもらった。 http://amzn.to/1g7CwyF  アマゾンのレビューを見てもらえばわかるように、どちらも読者からの評価が高い本である。  第一弾の執筆陣に加えてもらったことにより、私は様々なところで「いつも被災地取材をしていて頭が下がる」という言葉をもらうことが増えた。まだまだ取材が足りないと思っていた私は、その度に申し訳ない気持ちがした。そしてそうした機会には、ほとんどの場合、次のような言葉が添えられた。 「お金にならない取材を続けていて大変でしょう?」  と。  たしかにその通りだ。 「被災地ものは売れない」 「区切りの時期や、タイミングを捉えないとなかなか記事を掲載できない」 「大切なことだとはわかっているが、読者の反応が見えにくい」  そんな言葉を何度も聞いた。  

Vol.123 『震災以降』という本について
『そこそこ週刊・畠山理仁』

フリーランスライターの畠山理仁です。私が取材現場で見聞きしたことなどを報告していきます。そこそこ週刊です。ときどきダジャレが入るかもしれません。

著者イメージ

畠山理仁

はたけやま・みちよし▼1973年愛知県生まれ▼早稲田大学在学中の1993年より週刊誌を中心に取材活動開始▼1998年、フリーランスライターとして独立▼興味テーマは政治家と選挙▼米国大統領選、ロシア大統領選、台湾総統選、カリフォルニア州知事選など世界の選挙も取材▼大手メディアが取り上げない独立系候補の活動を紹介した『日本インディーズ候補列伝』(大川豊著・扶桑社刊)では取材・構成を担当▼Twitter IDはhatakezo▼『記者会見ゲリラ戦記』(扶桑社新書)著者▼最新刊は『領土問題、私はこう考える!』(集英社)

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