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Vol.128 国道6号線の除染開始に思うこと
2014-05-13 17:00209ptVol.128
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
国道6号線の除染開始に思うこと
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●「除染」後の「通行自由化」。避難者の「愛」に頼ってはいけない
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5月12日、環境省は帰還困難区域を通る国道6号線の除染を開始した。
【参考・福島中央テレビ[FCTニュース]】
帰還困難区域内の国道6号 自由な通行目指して除染開始
http://www.fct.co.jp/news/#201405121191051
このニュースを見て思ったことがある。
国道6号線から東京電力福島第一原子力発電所正門に向かう信号(大熊町夫沢中央台)付近は、今でも車両内でも毎時二桁μシーベルトを記録するはずだ。
2013年9月19日、安倍晋三総理大臣が福島第一原発を視察する際、タイベックに身を包んだ作業員が交差点付近の草刈りをしている横で、私は朝から安倍総理の到着を立って待っていた。私はその後も度々この場所を訪れている。今年も何度も通過した。しかし、いまだに二桁を切らない。
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Vol.127 特定秘密保護法訴訟、第一回裁判期日は6月25日
2014-05-13 07:00209ptVol.127
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
特定秘密保護法訴訟、第一回裁判期日は6月25日
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●6月25日(水)午前11時。東京地裁にぜひお越しください!
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フリーランス表現者43名が東京地方裁判所に「フリーランス表現者による特定秘密保護法訴訟」を提起したのは3月28日のこと。
その後、東京地方裁判所と日程などの調整をした結果、同訴訟の第一回裁判期日が決まりました。
【「フリーランスによる特定秘密保護法訴訟」第一回裁判期日】
6月25日(水)11時〜 東京地裁第803号法廷
東京地裁民事第38部・谷口豊裁判長
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Vol.126 「鼻血」について思うこと
2014-05-10 12:00209ptVol.126
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
「鼻血」について思うこと
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●『美味しんぼ』を冷静に読むために
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小学館が『ビッグコミックスピリッツ』に掲載した漫画『美味しんぼ』(原作:雁屋哲、作画:花咲アキラ)の表現が波紋を広げている。
新聞記者である主人公の山岡士郎が東京電力福島第1原子力発電所を取材した後、原因不明の鼻血を流す場面があったからだ。漫画には原発事故当時、福島県双葉郡双葉町の町長であった井戸川克隆氏も登場していた。
この漫画が発売されたのは4月末。それから約1週間後の5月7日、双葉町は公式ホームページ上で小学館に対して厳重抗議を行ったことを発表した。
【双葉町公式ホームページの該当ページ】
http://www.town.fukushima-futaba.lg.jp/item/5924.htm#ContentPane
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Vol.125 ゴールデンウィークの仮設住宅でまさかのカラオケ
2014-05-09 07:00209ptVol.125
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
ゴールデンウィークの仮設住宅でまさかのカラオケ
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●「戦争よりひどいよ。こんな生活、早くなくしてもらいたい」
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「放射能ってのはよぉ、20km、30kmできっちり飛んでこなくなるもんなのかい? そんなことあんめえって(笑)。20km以上は賠償金ももらえない。そんな内閣は潰れたらいいよ。貧乏人泣かせだ」
福島県いわき市内には多くの仮設住宅がある。その中の一つである双葉郡川内村の村民が避難生活を送る仮設住宅を訪ねたのは今年5月上旬のことだ。
私が仮設住宅の外から居間の網戸越しに「お話を聞かせて下さい」と声をかけると、今年88歳になる男性は「耳がよく聞こえないから部屋に上がって来い」というジェスチャーをした。それに甘えて私がお邪魔すると、男性は開口一番、冒頭の言葉をそう言って笑った。そしてこちらが質問を投げかける前に続けた。
「オレは戦争中、横須賀で航空母艦の『しなの』を作ってたんだ」
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Vol.124 自然エネルギー推進会議は「脱原発」を選挙の争点にできるか
2014-05-08 12:00209ptVol.124
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
自然エネルギー推進会議は「脱原発」を選挙の争点にできるか
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●発起人・賛同人には著名人がずらり
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5月7日の夕方、細川護熙元総理、小泉純一郎元総理が中心となって設立した一般社団法人「自然エネルギー推進会議」の設立総会が東京都内で行なわれた(登記上は4月7日設立)。
この社団法人の設立は今年2月9日に行なわれた東京都知事選挙の際、「脱原発」を訴えて立候補した細川氏が「今後も脱原発の動きは続けていく」と発言した通り、都知事選敗北後から準備が進められてきたものだ。
設立総会ではまず、細川氏の都知事選での闘いをダイジェストで振り返る映像が会場のスクリーンに映し出され、その後、元衆議院議員(民主党)の中塚一宏理事・事務局長から一般社団法人設立にいたる経緯が説明された。同会の発起人、賛同人は次の通りである(敬称略)。
【発起人】
細川護熙(元総理大臣)/小泉純一郎(元総理大臣)/赤川次郎(作家)/安野光雅(絵本作家)/梅原猛(哲学者)/香山リカ(精神科医)/小林武史(音楽家)/桜井勝延(福島県南相馬市長)/菅原文太(俳優)/瀬戸内寂聴(作家)/ドナルド・キーン(日本学者)/湯川れい子(音楽評論家)
【賛同人】
秋山豊寛(ジャーナリスト)/浅田彰(哲学者)/市川猿之助(歌舞伎俳優)/岩井俊二(映画監督)/小山内美江子(脚本家)/落合恵子(作家)/加藤登紀子(歌手)/鎌田慧(ルポライター)/鎌田實(医師)/河合弘之(弁護士)/ロバート・キャンベル(日本文学者)/坂本龍一(ミュージシャン)/佐高信(評論家)/佐藤栄佐久(元福島県知事)/澤地久枝(ノンフィクション作家)/下村満子(ジャーナリスト)/SUGIZO(ミュージシャン)/鈴木悌介(鈴廣かまぼこ副社長)/田中優子(法政大学総長)/津田大介(ジャーナリスト)/なかにし礼(小説家)/福岡政行(政治学者)/前田哲男(ジャーナリスト)/宮台真司(社会学者)/三上元(静岡県湖西市長)/村上達也(前茨城県東海村村長)/茂木健一郎(脳科学者)/吉岡淳(カフェスロー代表)/吉永小百合(女優)/吉原毅(城南信用金庫理事長)
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Vol.123 『震災以降』という本について
2014-05-08 07:00209ptVol.123
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
『震災以降』という本について
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●地味だが意味のある仕事
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私も執筆の打診を受けていた本が届いた。
『震災以降〜終わらない3.11』(渋井哲也 村上和巳 渡部真 太田伸幸 編著・三一書房刊)という本だ。
http://amzn.to/1kzoMEm
この本は2012年3月に発行された『風化する光と影―“メディアから消えつつある震災”の中間報告』(マイウェイムック)の続編である。第一弾には私も「遅ればせながら東日本大震災の取材に取り組むようになったきっかけ」を書かせてもらった。
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アマゾンのレビューを見てもらえばわかるように、どちらも読者からの評価が高い本である。
第一弾の執筆陣に加えてもらったことにより、私は様々なところで「いつも被災地取材をしていて頭が下がる」という言葉をもらうことが増えた。まだまだ取材が足りないと思っていた私は、その度に申し訳ない気持ちがした。そしてそうした機会には、ほとんどの場合、次のような言葉が添えられた。
「お金にならない取材を続けていて大変でしょう?」
と。
たしかにその通りだ。
「被災地ものは売れない」
「区切りの時期や、タイミングを捉えないとなかなか記事を掲載できない」
「大切なことだとはわかっているが、読者の反応が見えにくい」
そんな言葉を何度も聞いた。
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